俺の2つ星

ココ最近、伊集院光のラジオ番組にハマってまして、中でもお昼にやってる「伊集院光とらじおと」の中の「俺の五つ星」ってコーナーがとても好きです。(一番好きか?って言われると、一番は決めかねたりするんですが)

子供の頃の特別な日にしか行けなかったお店や、初デートで行った思い出の店などの「俺(リスナー)にとって五つ星」だったけど今はもうその場所には無い店を調査するコーナー。
これが、凄く感動的で、調査を依頼するリスナーの人生と、お店がその後どういう経過を辿ったのかって言う店側の人の人生が垣間見えるいいコーナーなんですよ。
「この店について覚えている方はいませんか?」って形で店の情報をリスナーから募集するんですが、情報を少しずつ組み合わせていってだんだんと形になっていく様もワクワクします。

で、今週のがまた凄く面白かったんですが、それを聞きながら、むかし秋葉原に大判焼きの無人販売があったことを思い出しました。

場所は秋葉原のど真ん中の、いまのベルサール秋葉原(住友不動産秋葉原ビル)の信号の所。

普通、無人販売って置いといても大丈夫な物(劣化がしづらいもの)を置くじゃないですか。
野菜とか、おみくじとか。
大判焼きを無人で販売ってちょっとおかしい。

たまーに店の人もいるんですよ。
売り切れたら焼かなきゃならないから。
で、大判焼きを焼いて、大判焼きを保温状態に出来る所に移動させて、またどこかにいなくなっちゃう。

そういう売り方をする方もする方だけど、買う方も買う方で、何事もなかったかのようにザルに100円入れて、大判焼きを適当に持っていく。
お釣りがいる時はザルからお釣り持っていく。

金が何事も無かったかのようにザルに入っているのに、お金を盗む人もいなければ、お金を払わない人もいない。
いまはもう無いんですけど、ああいうゆるい仲間意識が秋葉原の良い所だったと思います。

別に特別美味しかった訳では無かったんで、もう一度食べたいとか、思い出に残っている味とか言うわけではないんですけどね。
あの大判焼きやさんはいまどこで何をやってて、どういう経緯であんな商売をしていたんだろう。
いまだに凄く気になります。

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