途方

ある朝。
通勤中に「途方」の意味が分からない事に気づいて、ちょっと悩みました。
俺が「途方」について思い出す言葉は2つだけ。

・そして僕は途方に暮れる
・途方も無い

なんなんだろう、途方。

まず、なんかの単位なんじゃないかと予想してみました。
仏教由来で物凄く多い数を表すのに使うような言葉なんじゃないかと。
日常に潜む仏教用語ってあるじゃないですか。
有頂天とか、金輪際とか、劫とか、刹那とか。
そういう、仏教で使われる世界観の中の言葉じゃないかと。

会社について、パソコン立ち上げて、出勤ボタンを押して、google先生に聞いてみました。

【途方】
1 多くの方向。向かう方向。「―を失へる敵どもを」〈太平記・一〇〉
2 てだて。方法。手段。「年よって子を先だて、―があるまい」〈浄・丹波与作〉
3 すじみち。道理。「遠慮を忘れ―なくて、言ふまじき事をも言ひ」〈鑑草・一〉

ぜんぜん違うじゃねぇか、俺(笑)
「途」が「途中」とか「前途」とかの「途」でたぶん「道」みたいな意味。
「方」は「方向」の「方」ですね。

つまり、どこに向かって良いか分からない(どうすれば良いか分からない)状況が「途方も無い」。
どこかへ向かう手立てを無くした状況が「途方に暮れる」。

使うシーンが限定されすぎじゃないんだろうか、「途方」。

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