明石家サンタを褒めてみる
前々から明石家さんまが好きなんですが、今日は年末も近いので明石家サンタを褒めようと思います。
人の不幸話を聞いて、みんなで笑う番組「明石家サンタ」。
もう25年やってる訳ですけど、この番組って要は「人の不幸は蜜の味」って話じゃないですか。
形式だけ聞いたら凄く品がない番組に思えますよね。
しかも、明石家サンタを見ることは今の日本のクリスマスにおいて負け組を意味しますよね。
恋人と見る人なんかほとんどいない。
もし彼氏や彼女と見てる人がいたとしても、1人で見る人とはスタンスが違う。
本当にあの番組を心から楽しめる資格があるのは独り身の人。
「俺の不幸もまだまだだな」って思っちゃったりするような人や、「俺のほうが不幸だな」って思っちゃうような人こそが心底あれを楽しめる。
そんな悲しい状態なのに思わず見てしまう番組、明石家サンタ。
こういう番組って他の国にあるだろうか。
なかなか無いと思うんですよね。
これって明石家さんまの人間性あってこそだと思うんですよ。
自分の不幸を笑いに変える事ができる明石家さんまだから出来る。
別の芸人が自分の不幸話で笑わせようとしても、聞いてるほうはちょっと「気の毒に」って感じがするじゃないですか。
でも明石家さんまにはそれがない。
こんな不幸な目にあったんですよ!って楽しそうに喋る。
視聴者も電話する人も、さんまが不幸話を笑いに変える事でちょっと救われるんじゃないかと思うんですよね。
不幸話をしてるのにこの時間だけは見てる人も話してる人も自分の不幸を忘れる。
そりゃ25年続くよって思います。
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