多かぁ食わねぇ たった一(えち)膳

末広亭で生まれて初めて講談を聞いた時の内容が大岡政談でした。

医者の息子が品川の芸者に熱を上げて、ついには勘当になる。我を取り戻して立派な医者として立ち直った頃、件の芸者がその医者に会えない辛さで気が触れてしまったと言う噂を聞く。どうにか3両工面して芸者を身受け。熱心な介護の甲斐あって、芸者は復調するが、それを聞いた置屋が芸者を取り戻そうと悪巧みをする・・・って話。

講談って俺らがイメージする昔っぽい言葉使いとは違い普通に理解できる言葉でやってて凄く面白いんですが、最初に聞いた時の聴き終わった後の感想は「大岡裁きって要はヴェニスの商人なんじゃねぇの?」って事でした。

大岡政談って言うと「?」って感じかも知れませんけど、一番有名なのはたぶん「三方一両損」。
あと子供の手を両方から引っ張る母親とニセ母親の「子争い」。
どっちも面倒な問題を裁判官(大岡越前)が上手いこと言って誤魔化す話です(笑)

これ、ヴェニスの商人と同じ構図ですよね?
実際に大岡政談って他の国の逸話や伝承をそのままパクってたりするのもあるらしいです。

海外にもあるんですかね、「裁判官ちょっと良い話し集」みたいなの。
あと、一休さんとか、きっちょむさん的なトンチの効いた小僧の話とかもあるんでしょうか。
ビッケって実際にバイキングに伝わってる話なんですかね?
それとも近代の創作物なんだろうか?

他の国にもそういう話があるなら、ちょっと聞いてみたいです。

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