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【ポケモンSV】ブロロンが好きすぎてダイパ以来十数年ぶりにポケモンを始めた男のスカバイプレイ後記

皆さんは産まれた時から今でもずっと人気のコンテンツってどのぐらいあるでしょうか。
ドラえもんやサザエさんやディズニー、ガンダム等々
最近の人だとプリキュアとかもこの枠なんでしょうね。

自分にとってはポケモンもこの枠組みでした。
小さい頃にみんなの流行りに乗っかって初めてみて、それだけ

今回はそんな自分が、あるポケモンに出会ったことで久しぶりにポケモンをプレイすることになった話や、その感想を書いていこうと思います。

「SVはストーリーが良かった!」
「久しぶりにポケモンをやってみたら凄く進化していた。」
というレビュー的なお話は、発売から結構経ったのもあり
散々いろんな方がされていると思うので今回は自分の思い出中心に語っていこうと思います。
※ストーリー本編のネタバレ有なので未クリアの方はクリアしてから読んでいただければと思います。

ちょっとした自己紹介

私の事を知らない方も多いと思いますし、これからの話にもかかわってくるので少しだけ
普段はアイドルマスターのオタクとバイク乗りをやっています。
(画像は私の愛車SR400)

今回の記事を読んでいただくにあたっては
あぁこいつバイク乗ってるんだなぐらいに思っておいてください。

SR400

これまでのポケモン歴

タイトルにも書いてある通り、
ポケモン本編はDS版ダイアモンドパール(2006)以外プレイしていません。
確か私が小学校低学年ぐらいの時でしょうか、任天堂DSの大ヒットと同時に世に送り出された物で
社会現象って言っても言いぐらいには流行ってた記憶があります。

ポケモン本編以外にも、「ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊」もプレイしたり。
ポケモンのアニメも見ていたので(アドバンスジェネレーションからダイアモンドパールぐらいかな?)映画も何本か見たな~って感じです。
ダイアモンドパールの時の思い出からずっとムクホークが好きでした。

総じて「子どもの頃熱中したよね」
ぐらいの物ですごく思い出や思い入れがあるというわけでもありませんでした。

その後は気付いたらコンテンツからも離れ、特に触ることもありませんでした。

ただ高校の友人がポケモン対戦勢だったり、格闘ゲーム等の対戦ゲームの調整の歴史を見るのが結構好きだったりで
努力値だの個体値だの厳選だの、対戦で使う知識は薄く知っていました。

ポケモンを卒業(?)してからは、CoDやBF等のFPS
EXVSやボーダーブレイク、アーマード・コアといったのロボゲーやアーケード版の頭文字Dやグランツーリスモをプレイしていました。

今はCyberPunk2077やGTAV、Falloutなどのオープンワールドゲームを細々プレイしています。


ブロロンとの出会い

さて、ではこんな私が何故十数年ぶりにポケモンをやることになったのでしょうか。
キッカケはSV発売して間もない頃のTwitterでのフォロワーとのやり取りでした。
「#自分が手持ちに入れてそうなポケモンをフォロワーが答えてくれる」
というハッシュタグを使ってフォロワーの方々が遊んでいたのでそれに便乗。
何世代もわたって触らなかったこともあり、知らない名前がつらつらと上がり、
「今こんなポケモンいるんだな~」と思ったり。

そんな中でとある方にブロロロームをお勧めして頂きました。

「今エンジンがモチーフのポケモンも居るんだ。」と
シリンダーブロックっぽいV字にバンクした箱があったり
昔のOHVのアメ車を思い出す丸形のエアクリーナーが口になってたり
真正面から見ると、これまた古いアメ車にあった銀メッキのバンパーガードや、後端部にはテールフィンっぽいデザインがされていて凄く良くできているなと感じました。
(分からない方は「シボレー ベルエア」で検索してみてください。デザイン元がなんとなくわかると思います。)

何となく「久々にポケモンしてみようかな」とこの時に思ったのですが、
決定的なきっかけが訪れるのは少し後の話になります。

Twitterでブロロロームをお勧めして頂いてから数週間後、何人かと話しているときにまたポケモンの話題になりました。
SV発売してからそれなりに経っていたこともあり、
今作がオープンワールドであることや、ストーリーがとてもよくできている事など、様々感想が会話の中で飛び交っている時
フォロワーからお勧めされたブロロロームを思い出しました。

「そういえばあの時新作のポケモンお勧めされたな….どんなのだっけ?」

そう思いポケモン徹底攻略のブロロロームのページを見に行った時、
あるワードが目に入りました。


たきとうポケモン….?

当然エンジンがモチーフのポケモンなので
たきとう→多気筒ということだと分かったのですが、この時

「エンジンポケモン」じゃなくて何でわざわざこんな書き方するんだ?
と思いました。

そのままこのページを眺めていたら、ブロロロームが進化後のポケモンであることが判明
「えっ、多気筒の進化前ってまさか…」と思いブロロンのページに行ってみました。

「たんきとうポケモン」ブロロン

そしたら居たんですね、この子が。

一目ぼれしました。

何がそんなに良かったのか。



ブロロンとSR400のエンジン

メッチャ似てません?

単気筒ポケモンというぐらいなので恐らくデザインモチーフになったんだと思うのですが、
本当に完璧なデフォルメだと思いました。

趣旨が外れるのであまり多くは語りませんが、
僕はこのSR400のエンジンの形が大好きです。
シンプルで飾り気はないけどしっかりと存在感があって、それでいて細身で美しい。
深く入った空冷のフィンも、今のバイクのエンジンには無い物ですし
エンジンの造形を見ることが出来るオートバイの良さをありありと感じられるエンジンだと思います。

そんなものがポケモンになっているわけです。

想像してみてください、
自分の好きなモノがある日デフォルメされてポケモンになっていたら。
ものすごくワクワクすると思いませんか?

それから引っ越しもあり若干期間は空いたものの、
昨年末にヴァイオレット版を買い、十数年ぶりのポケモンをプレイすることになりました。


感じた進化

そんなブロロンとの偶然出会ったことから始まったポケモン、
十数年ぶりにプレイしてどうだったか。

めちゃくちゃ楽しかったです。

キャラもポケモンも3Dでよく動くし、
オープンワールドでそこら中にポケモンがいるし

キャラやポケモンもそうですが、ロケーションも含め本当にかつてプレイしていたあの頃より全てが表情豊かでした。

しかも、昔に比べて圧倒的にポケモンに愛情を注ぎやすくなってるなと思いました。
個人的にはここが何より面白いと思ったところです。

特に楽しかったこのキャンプ機能
自分の手持ちポケモン達とご飯を食べたりボール遊びしたり
話しかけたらいろんなモーションを見せてくれたり、
「ご主人!ご主人!」って感じでこっちに走ってきてくれたり

皆健気で凄い可愛い。

このポケモンをシャンプー出来る機能もめちゃくちゃ好きでした。
バイクの洗車とかもそうなんですが、自分の好きな何かをお手入れするのってすごい楽しいですよね。

ひんし状態になっちゃったポケモンを
「ごめんよ~」の気持ちでシャンプーしたり
ストーリーがひと段落したときは皆を労わる気持ちで洗ってあげたり


途中からほとんど感覚的には洗うというよりはなでる感覚でやっちゃってました。


手持ちの子たちはちょっとうざいと思ってたかも。

ピクニックを始めれば、こちらが特に何をせずとも
ポケモンがボール飛ばしあったり、同じボールを追いかけまわしたり、ワチャワチャと動き回ってくれますし
フォトモードを起動してそれをボーっと見て和むのもこのゲームの楽しみだな~と思います。

この「ボーっとする」がオープンワールドゲームの醍醐味じゃないですか?
プログラムなのは分かっているんですが、
不規則に動くその世界の生き物たちや植物等のオブジェクトの動きを見るのが好きで割とこれだけで時間が解けていってました。

ただ動きが不規則すぎてちゃんと写真撮ろうとすると一か所に留まってくれなかったり、良い感じにこっち向いてくれなかったり
実家の犬を凄く思い出しました。
そういうのも「ポケモンが生きている」という実感を得ることが出来るし、そのポケモン達にありったけ愛情を注げるいいゲームだなと思います。

ストーリーは大体皆さんの感想と同じようなものだと思いますが
「自分で何かを決断することの大切さ」を凄くメッセージとして感じました。

ストーリーの攻略順を自分で選べるというのも勿論でしたが
最初の御三家を選ぶ時に
「コマンドで選ぶのではなく自分から迎えに行く」
という演出が取られてるのも、なんとなくそんなメッセージだったりするのかなと思いました。
(知らないだけで前の作品からもからこうなってるのかもしれませんが)

才能や親族関係等、「産まれ持ったもの」を抱えて葛藤するキャラが非常に多かったりもして考えさせられる内容も多かったですが
そんな中でもキャラクターたちは自分の頭で決断して、それに従って行動していって
そして、主義主張の対立はあれどその行動そのものを卑下する人が本当に少なかったのもとても気持ちのいい人物たちで物語が構成されていて、

「自分で何かを決断する」という行為を応援するストーリーだったなと思います。


手持ちたちの思い出

これからは単純に思い出語りになるのですが、
本編クリアまで行ったのでその時に使っていた旅パを紹介していこうかなと思います。


ブロロローム(ニックネーム:ノートン)

性格:きまぐれ ♂

僕が久しぶりにポケモンをやるきっかけになったポケモンの進化後
ニックネームは単気筒エンジンで二輪最高峰クラスに挑んでいたイギリスのバイクメーカー「Norton Motorcycles」から

ストーリーが始まって課外授業が始まってすぐ、ブロロンに会いたくてマップ中彷徨ってました。
wiki使えばすぐなんですが、なんとなくそれも違う気がして
「はがねタイプだし砂漠っぽいとこいるかな~」なんて予想しながら探索するのは楽しかったです。
全然適正レベルではなかったのでえらく苦労しましたが。

捕まえてからはスター団のボス戦の時に「いやなおと」でデバフを撒いたり
アイアンヘッド覚えるのも結構早かったので割と漫勉なくずっと活躍してくれました。

写真を撮ろうとするとやたら動き回って全く画角に収まらなかったり
ブロロロームになってからはボールを追いかけて崖から落ちたり、めちゃくちゃ遠くにいったり
性格「きまぐれ」っぷりをめちゃくちゃ見せてくれました、可愛いね。

ブロロンが好きなこともあって進化させるかどうか迷ったんですが
「なんかそれも親のエゴだな。」と思ってブロロロームになる一つ前のレベルで写真を撮れるだけ撮って進化させたのもいい思い出です。

因みに「たよれるあいぼう」のリボンが始めて着いたのもこのブロロロームでした。
対戦したりすることもあれば、使ってあげたいなと思います。


ムクホーク(ニックネーム:ヴァンテージ)

性格:おだやか ♀

ダイパの時大好きだったポケモン
ニックネームは自分の好きなクルマ「AstonMartin Vantage」から
グランツーリスモをプレイしていた時、オンラインでこのクルマを使い倒した思い出もあって、モンハンのオトモアイルーなどもそうなんですが、
基本的に自分の「相棒枠」にはこの名前を付けています。

序盤からそれなりに高威力の一致技である「つばさでうつ」を覚えてくれるお陰でずっとこのポケモンはアタッカーとしてエースだったな~と思います。
グラフィックがきれいになってぬるぬる動くムクホークは本当にかっこよくて感動しました。

「ムクホークだしオスがいいなぁ」と思いながらムックルを探し回ってたんですが、何故かメスしか野生で出会わなかったので
これも何かの縁かなと思いこの子をお迎えしました。

そしたら捕まえてみたら性格が「おだやか」

ご存じの方も多いと思いますが、性格が穏やかだと攻撃にマイナス補正がかかってしまうので、ムクホークを対戦で使うなら全く使わない性格だと思います。
ただ、これだけ猛々しい見た目をしながら性格が穏やかで、それでいて女の子なのがそれはそれで愛らしくて良いな~と思って相棒にしました。
レベル上げれば火力は足りますしね、こういうのは一期一会ですし、対戦せずにポケモンすることの醍醐味だと思います。

ブロロロームもブロロンも好きなポケモンですが、やっぱり昔の思い出は強い物がありますよね。
ストーリーで活躍してくれるうちに「やっぱ好きだな~」と感じました。

自分の今の性癖にぶっ刺さってるブロロンとブロロローム
昔からずっと好きなムクホーク
今一番好きなポケモン決めろと言われたら正直かなり難しいです。


ドラパルト(ニックネーム:ヴァルキリー)

性格:おとなしい ♂

上2体が好きなポケモンだとしたら、ストーリー攻略を通して好きになったポケモンはこのドラパルトです。
ニックネームはアストンマーティンのサーキット専用モデル
「AstonMartin Valkyrie」から
戦闘機然としたそのフォルムが似合うな~って感じで

このドラパルトの進化前であるドラメシヤ、
作品を重ねる事でシステムで相当楽になったとはいえ本当に育成が大変でした。

・レベル50にならないと中間進化にもいかない
・レベルアップで技を覚えない
・ドラゴン技をわざマシンが無いと覚えない
・わざマシンで覚えるドラゴン技が「ドラゴンテール(確定後攻)」のみ

と、苦労する点は数知れず。
あまり極端にレベル差も付けたくなかったのでこの子のレベリングにそこそこの時間を使った記憶があります。

野生の低レベルポケモンが結構持ってる
「かみつく」が効果抜群で簡単にワンパンされたり
全然知らないポケモンが持ってる「ふいうち」にワンパンされたり
タイプ的にも結構しんどかったです。

ただ、進化してからは流石600族
一致技ではないものの、パーティ全体が苦手な水や地面への打点を得ることが出来てメチャクチャ活躍しまいした。

「手のかかる子ほど可愛い」みたいなもんで、割と育成苦労したポケモンがパーティでめちゃくちゃ活躍してくれる姿は愛着湧きますし、何よりエモい。

ベイクジムのジムテストはドラメシヤとクリアしました、可愛いね。


ラウドボーン(ニックネーム:エイプ)

性格:おっとり ♂

ようやく御三家
ニックネームはラウドボーンがメキシコの死者の祭りがモチーフということで、メキシコのバイクカスタムのスタイルである「チョロスタイル」になくてはならないパーツ、エイプハンガーハンドルから
低く構えたカスタムスタイルはラウドボーンとの相性も良いなと思ってこのニックネームにしました。

最初に仲間にしたこともあって、今作連れ添った期間は一番長かったポケモン
最初の御三家を選ぶ時のムービーできのみを燃やしちゃうし、それをまだ食べようとするホゲータが可愛くて可愛くて。

耐久力も高いし、何より専用技の「フレアソング」が強すぎてタイプ相性さえ良ければ全部ラウドボーンが一方的に倒して終わる事が多かったです。
ただ、打つ技がフレアソングとシャドーボール以外無くてもうちょっと上手に使ってあげたかった。下手でごめんよ

アホっぽいホゲータがかつての穏やかな雰囲気を残したままちゃんとカッコいい容姿になっててラウドボーンは良いデザインしてるなと思います。

そういえばダイヤモンドパール時代もヒコザルを御三家に選んでいたはずなので炎御三家が好きなのかもしれません。


ルガルガン(ニックネーム:テネレ)

性格:むじゃき ♂

実家で犬を飼っていたのもあってワンちゃんのポケモンは使いたかった。
ニックネームはヤマハのアドベンチャーバイク「Ténéré700」から
いわタイプということもあってアドベンチャー系から付けてあげたいな~というところから、瞬発力があって勇敢なイメージがあるルガルガンとテネレ700は相性良いかなと思ってこの名前にしました。

進化がかなり速かったこともあって、中盤でメインアタッカーとして活躍してくれた記憶があります。
ラウドボーンやドラメシヤがゴーストタイプなこともあり、ゴーストタイプミラーが不安な時はこの子の「ふいうち」でお茶濁したりしてました。

終盤は火力不足が若干否めなくなったのもあったんですが、
ステルスロックを撒きながら周りの火力サポートをしてくれてずっと活躍してくれてました。

キリっとした見た目はムクホークと並んだ時にすごいカッコいいんですよ。
このルガルガンも可愛さとカッコよさが高いとこでバランスしていてすごい好きです。

ドオー(ニックネーム:トランポ)

性格:おだやか ♀

小学生みたいな旅パで唯一の可愛い枠
ニックネームはバイクやカートを運ぶ積載車(トランスポーター)から
パーティの中でも縁の下の力持ちとして活躍しれくれたのもあって、名前のモチーフにクルマやバイクを使ってるこのパーティに相性良いかなと思いました。

ムクホークとルガルガンとドラパルトがかなり低耐久なので耐えなきゃいけない場面でめちゃくちゃ活躍してくれました。
特に、ボス戦なんかの時序盤は進む順番を間違えたこともあってレベル差がついていることもあったりして戦闘中に回復することも結構多くてその時間を稼いでくれてました。この子が一番の苦労人かもしれない。

この子何が良いってステータス画面で
「かけっこが好き」って書いてるんですよね。

めっちゃ可愛くないですか

ピクニックでボール投げるとブロロロームと一緒によくボール追いかけてるんですけど、機敏に動くブロロロームに対して全然付いていけてません。
凄い脚遅くてぽてぽて走る姿がめちゃくちゃ可愛かったです。

元のヌオーよりもっとまるっともちっとしててあまりにも可愛い。
四天王の相棒だったりもして今後人気でそうだな~って思います。


終わり

ということでブロロンから始まったポケモンSVプレイ後記でした。

本当に楽しかったし、旅パもこのパーティからほぼ変えずにずっとやり続けたので本当に全員大好きになりましたし
このポケットモンスターというコンテンツも大好きになれました。

これからオンライン対戦をガンガンやったり、レイド周回を何度も何度も回ったりはしないと思いますが
それでも素敵な思い出がしっかりと作る事が出来るゲームデザインって改めてすごいなと思います、今までこんなプレイ後記書いたことないですしね。

凄い文字数になっちゃいましたがお付き合いいただきありがとうございました。

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