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『天官賜福』謝憐の巨大神像再び!天界脱出と戚容の最後 第121章~第123章 

君吾が動き出して速攻で仙楽宮殿に戻った謝憐だけど、君吾は全部知ってた。花城がどこにいるのか探してたけど、花城は謝憐のベッドの中~
今は一緒に入って隠れてるからぁ、見つかりませーん。ふふっ

いつまでもベッドの中にいたいなぁって思っている謝憐を連れ出して、君吾が向かったのは裴茗将軍と郎千秋の宮殿。
君吾の狙いは裴茗将軍と郎千秋に王都の陣形を破壊させること。
命乞いか、人命救助か、復讐の完遂か… 馬鹿げた取引を二人に持ち掛けて「仙楽が私の言うとおりにしないからみんなが困っている」って言いやがった!キーーーっ!! 君吾ムカツク!! 嫌いだっ!

謝憐の怒りも大爆発しそうになった時、君吾の首に湾刀厄命の刃がかかった!!花城~!!
「その手をどけろ」だって!きゃーっ、俺の兄さんに触るなってことよね そうだそうだ!
「仙楽、鬼王と浮気をするとは大胆だな」って君吾、ふーん、そうかそうか… なーんかわかった… 君吾、君は嫉妬してるね?
謝憐のこと、800年も愛してきたのに花城に取られちゃって悔しかったんだろう? 愛と憎しみは表裏一体だもんねぇ、でもさ、歪んだ愛情なんて謝憐は受け入れないよ、むなしい限りだわ…

花城が天界に乗り込んだことで君吾、作戦変更! 天界を火の海にした!
このままじゃ軟禁状態の神官たちがみんな死んじゃう!
謝憐と郎千秋が神官たちを救出に向かった時、来た、来た、来た~!
花城の最高傑作、謝憐巨大神像が死霊蝶と長明灯とともに空から現れたーっ!花城、修理できたのねっ

大勢の神官たちを乗せて、謝憐巨大神像は天界脱出に成功!
脱出だー!って大声あげながらも「どうやって動かそう…」って考えてる謝憐がかわいいっ
神官たちを壁にしてこっそり花城にキスして法力借りちゃったけど、郎千秋が見てました、ははっ
あぁ、弟子に見せてしまった、なんと罪深い…って嘆いてたけど、緊急事態だからまずは逃げよう!

でも君吾は天界ごと動かして追ってきた。ええっ?!天界って動かせるの?
さらに分裂してまたくっついて巨大ロボになった…??
君吾超特大ロボットVS謝憐巨大神像~!! わぁーっ!『天官賜福』にロボット対決の展開、番狂わせ最高すぎるーーーーっ!!
黒水鬼域と王都を舞台にして、権一真に裴茗将軍、雨師様に鬼市の鬼たちまで参加して打倒君吾!の大戦闘だったわ。

この最中、一番感動したのは大勢の神官たちが一斉に謝憐巨大神像に法力を注いだことだなぁ。梅念卿さんが呆然としている神官たちに「いつまで鬼王の法力に頼っているんだ、恥知らずめ!」ってお説教したの。

「沈めろ!沈めろ!」って君吾ロボを黒水鬼域に沈めようと謝憐神像に法力を与える姿は感動して鳥肌が立った。
こんな感動的なことってある?プライドの塊だった神官たちが、スクラム組んで戦おう状態だよ、目頭熱くなった…

梅念卿さんに文句たらたらの神官もいたけど、「お前たちが砂場遊びをしているころから神官をやっているんだ、黙りなさい!」って一瞥しちゃうところ、ホント好き。やっぱり金八先生だわ。

この戦闘中、王都では風師の前に「もう一人の花城」が現れたのよね。
風師に力を貸してくれたんだけど、これは黒水玄鬼なんじゃないかな?
彼は今回たくさん協力してくれたなぁ… 鬼域を使わせてくれたし、風師の大好きな扇子も直してくれたしね。
私、花城と黒水の関係が大好きで、最強同士の共同戦線っていう感じがめちゃくちゃかっこいいなっ♡ 
これからも黒水玄鬼にはずーっと花城とかっこいい絶鬼として活躍してほしい。

君吾特大ロボは、銅炉山の山霊による宝剣を手にした謝憐巨大神像が倒しました。宝剣の力はすさまじかった… 
大戦闘のあと、郎千秋が瓦礫の山から見つけ出したのは戚容の鬼火!
あぁ、いたね、戚容。君吾ロボの火の玉攻撃の最中、足元で大騒ぎしてた。
もう最後だなって覚悟して谷子の命を守るために力を使い果たしたってところかな。

最後まで謝憐に悪態をついていたけど、鬼火となった戚容はそのまま消滅しちゃった。謝憐にとっては「喜びも悲しみもない」従弟の最後って感じだったよ。
それでもね、戚容が谷子を守ったのは800年の人生で唯一の善行だった気がする。うん。

君吾ロボは破壊されたけど、君吾本人はどこかに消えた…
次章は再び銅炉山へ、君吾との最終決戦に向かいます!

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