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『天官賜福』霊文の裏切りとおチビ花城との旅 第70章~第74章

錦衣仙捕獲の任務を終えた謝憐は天界で霊文と会います。
錦衣仙なる鬼を作って天界から盗み出した犯人は霊文だったー!
なんかなぁ、霊文って謝憐に対して好意的な人だったよね? 神官になってから悪事に手を染めていたなんてがっかりだよ。
「一日だけ錦衣仙に会いたい」という霊文の言葉を謝憐が信じて菩薺観に連れてきたのもわからなくないな。

その前に郎蛍君だよ!
様子がおかしかったからね、謝憐は策を講じてあれこれ聞いてみた。
菩薺観に来た人で一番かっこいいのは?オシャレなのは?お金持ちは?の質問に郎蛍はすべて「赤い服の人」と答える。ふふっ
さらに、筆を持たせて文字を書かせようとしたら「兄さん、悪かったよ…」と言い出した。
・・・・!! やっぱり花城だ!
花城は郎蛍の姿を借りて謝憐のそばにずっといたのね。かわいい謝憐の恋煩いを見てほしいと思っていたけど、すぐそばで見ていたじゃないのっ
うーん、あんな別れ方をして花城が黙っていられるはずがないもんね、
「兄さんが俺に会いたくないって、どういうこと?なんで?なんで?」になるはずよ。
郎蛍が花城だとわかった謝憐はすんごく彼が恋しかったことに気づいて
「君と出会って幸せがこんなにも簡単なことだったと気づいたよ」なんて言っちゃった。
やっぱり離れられない二人なのよ、うんうん。

こうなると菩薺観は謝憐、郎蛍姿の花城、権一真、霊文という不思議なメンバーがそろった。
そしてやっぱり問題発生。
どういうわけか花城を狙って怪しい修道士たちが菩薺観に集まりだした!
花城は憤りを隠せず、「あいつらは本当にしつこいんだ!兄さんに迷惑はかけない。俺が何とかしてくる」と出ていこうとします。
でもね、花城が郎蛍姿になったのには謝憐のそばにいたかった…以外に法力を抑制するためでもあった。だから力があんまりないの。
そんな花城に謝憐は「ここを出て行ったら、二度と私に会いに来てはダメだ」と厳しく言います。
きゃっ、そんな強く言われたら花城が涙目になっちゃうよ。「殿下…!」って嘆いちゃったじゃないの!
でも、謝憐は今回ばかりは子供の姿になった花城を守りたくてたまらない。絶対に守ってみせると花城への愛が爆発する~

さて、謝憐が修道士たちと格闘している最中、あろうことか霊文はさっさと逃げることを決めた。霊文ってやっぱり裏切り者だったのよ、狡猾だわ。
怪しい修道士たちも霊文が呼び寄せたってこと?この辺りは謎だわ…
権一真は逃げる霊文を阻止するために戦い、謝憐は花城を守るために自分の料理を武器にして戦った。
ははっ、やっぱり謝憐の料理はどこまでも活躍するよ。
そして菩薺観はあっという間に崩壊… もう修繕費を集めるどころではなく、謝憐は郎蛍姿の花城を抱いて逃げることにしました。

ここからはおチビ花城と謝憐の旅が始まった~
郎蛍姿だった花城が包帯を取ると10歳くらいの花城が現れた。かわいいっ
謝憐は花城に赤い服を着せて、髪をみつあみに編んであげて、くすぐったり、抱きしめたりとやりたい放題。かわいくてたまらないって感じね。
あんまりやりすぎると花城が「あの夜のこと」を聞いてくるのでほどほどにしないと…

そんな二人が訪れたのが町はずれの宿。
驚いたことに、そこには天界から逃げた蘭菖と胎児の霊、蘭菖を追ってきた扶揺、でもって戚容と谷子までいた!
さらに修道士たちまでもがやってきて大乱闘だ!
天界との連絡も途絶えて途方に暮れる謝憐の前に救世主か!と表れたのは風信~!! 最近とっても風信が好きです!

次章は涙腺崩壊の風信の悲しいお話です。

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