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キミトモ
本日は、互いのことを「キミ」と呼びあっているの友人について綴ります。
その友人(以下Y)とは、中学受験のために通った集団塾で出会いました。お互い志望校を合わせていないのに同じ6年制の女子校に入学し、それぞれ別の大学を受験したのに2人とも叶わず結局同じ大学に今通っています。
Yが同じ大学だと知り、私は
「腐れ縁じゃん」
と言うと
「え、私と離れたいってことー!?ひどい」
みたいなことを言われ、その時始めて「腐れ縁」が相手に対して批判的な意味で使うことを知りました。
そんなYとは、いつからか互いのことを「キミ」と呼び合い、会話では文末に「ゼ」や「カ」つけるという謎のコミュニケーションが当たり前になっていました。
ある日の学校帰り、
「キミ〜、今日帰りミスド寄っちゃわないカ?抹茶のコラボ絶対食べたいゼー」
「えっうちもそれ思ってたんだけど、行っちゃわないカ?」
「いくゼー!」
私たちの会話を聞いた周りの友達からは、
「なんでいつも変な話し方してるの?笑」
とツッこまれていました。
普通に考えたら…変だよな。笑
でも、Yとの会話にこの話し方をしないのは逆に気持ち悪くて、もうずっとこの変な話し方で話しています。
私とYは、部活や文理選択が違ったため、6年間のうちで同じクラスになったことは一回しかありませんでした。ですが、当たり前のように一緒に登校し、どちらかの顔が疲れていればふざけた事を言って励ます。こうして自然と共に過ごしてきました。
大学1年でYに恋人ができたとき、2年のおわり私がYに恋人ができたことを報告したとき。
小学校時代から知っている友人に、大切な人ができたという事実に、込み上げる思いがありました。
勝手ですが、多分Yもそんなふうに考えていたのではないかと思います。(私がカフェで報告した時、一瞬悲しそうな表情をしたのを見逃さなかったため🕵️)
私は、愛おしさと誇り・信頼と尊敬の意を込めて。その想いの重さが滲み出ないように、何とも思ってないよという顔をしてYのことをキミと呼びます。
2人とも就職したら、自然に会う機会はなくなり、会おうとしないと会えない存在になってしまいます。最近、そんな事を考えてしまい大学でYと会うと少し寂しい気持ちになってしまいます。
会える時に、いっぱい話したいし、笑い合いたい。時には悩みや悲しみを共有し合いたい。
大学生のうちに、大切な友人を精一杯愛したい。
そんな自分の気持ちに、気づきました。
「愛す」という言葉を恋人以外で使っても良いのだと気づかせてくれた友人Yには、感謝しかありません。
そんな事を言って、たまたま就職先が一緒だったら、(絶対にない!笑)
前世は永遠に一緒にいる事を誓った夫婦だったのではないか。そう私は信じることにします。
そんな事Yに言ったらドン引きされる
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