「プラネタリウムの殻」の考察やってみた!

カラッとジュエルにキラにちは~!アステルだもん!

プリチャン3期「第134話 イブちゃん輝く!ムーンライトマジックエリアだッチュ!」にて輝イブさんのソロ曲が初披露されました。

曲と歌詞が良すぎてフル尺も出ておらず、正確な歌詞もわからないのにとりあえず「イブを理解したい」という気持ちが先行しましたので、正確な歌詞ではないと思いますが歌詞考察をしてみました。

「プラネタリウムの殻」の歌詞考察やってみた

Lala プラネタリウム
Lala プラネタリウム
夜空の殻をやぶって
「もう 生まれなくちゃ」

オープニングは暗闇の中、一粒の光が落ちてきて弾けるところから始まります。プラネタリウムというのは人間が作り出した星座をみる空間です。
美しい景色は人工的に作られたもので、丸いドームは卵を比喩しています。
人工的に作れられた=ルルナに教えられて育ってきた狭い世界をやぶって
「もう、生まれなくちゃ」と言っています。
最初にこの歌詞をみて感じたのは親鳥とひな鳥の関係でした。
卵から育ち、生まれたひな鳥は親鳥から餌をもらって何から何までしてもらって育ちます。
ルルナが親鳥だとすれば、イブはひな鳥。やりたいことよりも、親同然のルルナに教えられたことだけをやってきていた人生から脱却するために、自分の殻をやぶるために「「もう」」生まれなくちゃと言っています。
「生まれなくちゃ」ではなく、「もう、生まれなくちゃ」なのは本当は生まれなくてはいけないことを理解しているのに実践出来ていなかった自分への
暗示でしょうか。
イブはライブ前に「想いを歌にのせて、エレガントなプリチャンオンエアー」と言っていますので、プリチャンで何かの「想い」を伝えたいと言うことがわかります。
余談ですが、プリチャン筐体では曲の始まりにイブが両手で目を覆っています。これはひな鳥が目も見えず親に示された道だけを歩んでいたということかなと思います。

ねぇ なぜ今夜の
月はそっぽ向いているの?
(太陽を)教えてよ(見てるから)

「月」はルルナの比喩です。小さい時から一緒にいたルルナはイブが伝えたいこと、本当はやりたいことを一番知っているはずです。ですが、ルルナはイブの気持ちに対して見ないふり=そっぽを向いている状態かと思います。
気まぐれな感じもまさしく、猫さんですねぇ!

次の()はかなり重要です。
イブが本線で歌っているのが真ん中で、「なぜルルナが自分の気持ちを受け止めてくれないのか、教えてよ」と質問しています。
逆に()内でイブが歌っていないコーラス部分がルルナの回答だと自分は考えます。イブの気持ちに答えない理由として「太陽を見てるから」と言っています。ルルナとソルルは同じ猫で太陽と月、正反対の存在です。
ソルルとルルナはマスコットとしてプリズムワールドから特別な指示を受けているとしたら、特別な任務があるのかもしれません。
任務なのか、プリインストールされた感情なのかはわかりませんが、ソルルを見ている=監視している必要があるのかもしれません。
それはイブを育てること、本当の気持ちよりも優先されることならかなり重要なことなのかもしれません。
余談ですが、「月は」の部分でウインクしながら両手を頭の上で○を作って月を表現しているイブが可愛すぎるのでご査収ください。


ねぇ なぜ私は
きらめく星をながめて
(そうすると)動かない?(決めたけど)

きらめく星は自分がやりたいことを配信して誰かをキラッと笑顔にできるプリチャンアイドルを指しています。そんなきらめく星を眺めて自分は「何故動かないんだろう?」と問いかけています。

ルルナは大切な使命があり、それを最優先に動いています。
そう決めたのに、だけどもそうせざるを得ない状態になります。
最初は任務で育てるだけだったイブに特別な感情が湧いてしまったのでしょうか。プリティーリズムシリーズ恒例ですが、人間ではない存在の方がよっぽど人を愛している。この感覚が僕は大好きです。


ジオラマの遊園地の
果ての果て その向こうへ
見てるだけは もうおしまい
胸のざわめき 信じたい

ジオラマの遊園地はイブが理想として作った夢のようなものです。
実際にイブが遊園地で同年代の子供や親と遊ぶことは出来ず、ジオラマをみて妄想をしていましたが、それはもうおしまい。
プリチャンアイドルを見て感じた感動、胸のざわめきを信じて「自分の殻をやぶる」ことにします。


本当はね
ずっと私は 私にAh
スキ!とか いいな…とか
打ち明けてみたかったんだ
素直に

イブは会社を背負っているためこれまでルルナの言うことを信じて生きてきました。おそらく自分のやりたいことは優先せずに生きてきたのでしょう。
本当の気持ちを隠して生きてきましたが、プリチャンで自己表現をするみんなをみて、やりたくても考えないようにしていた「本当にやりたいことはなにか」を自分自信に素直に問いかけました。


飛び出せ マイ・プラネタリウム
狭い プラネタリウム
夜空の殻をやぶって
生まれたい

自分自身に問いかけを行った結果、ルルナに指示されて従っていた人生から飛び出す決心をします。
イブにとっての世界は会社とルルナという狭い世界でした。
そんな自分の世界=マイ・プラネタリウムという狭い世界をやぶり、
自分の意識を持って、自分のやりたいことを自己表現する新しい命として
「生まれたい」と言っています。


輝いてる 音のほうへ
あなたへ
駆け出せ

Lala Lala
Lala Lala

このあたりはおそらくフル尺の二番終わり等につながっているので、直接1番の終わりにあるわけではなさそうです。
「輝いている 音の方へ」は興味深い一文です。
音は聞き取るもので、見えるものではありません。
ですが、輝いている=「自己の表現により誰かに感動を与えられる」だとしたら目が見えず、卵の殻を破ったばかりのひな鳥が音を頼りに動き出していることを表しているのかもしれません。

そして輝いている音というのはあなたでした。
あなたはイブが憧れたプリチャンアイドル(キラッツ、メルティック、リングマリィ)かもしれません。この辺は歌詞の繋がりがないので想像になってしまいます。

そして最後は暗転した世界でイブ自信が七色の光を生み出しています。
最初は一つの光(ルルナ)が落ちてきて、そこから光が弾けて感情が生まれました。様々なプリチャンアイドルをみて、導かれて、イブは大切なことをたくさん教えてもらい、表現したいこと、伝えたいことがたくさん生まれました。
みんなに支えてもらったこと、教えてもらったこと、勇気を出してやってみたことによって最後のイブは満面の笑みで輝きを生み出しながらダンスをしています。
最初は何も映っていなかったプラネタリウムに卵やルルナの蝶ネクタイ、宝石等が浮かび上がります。
イブにとってルルナが大切なことは変わらず、ルルナを心に思いながら最後は月をみてライブは終わります。

やってみたについて

イブのぷりたまキャッチにおけるやってみたは優雅な庭で紅茶とお菓子を楽しむ「ティーパーティーヘブン」です。
ヘブンという名前がついた瞬間に「旅立ちのルナレインボーヘブン」や「囁きのルナミスティックヘブン」が出てきて心穏やかではありません。
君、プリズムワールドの子じゃないよね???????
社長であるイブにはお金があります。
豪華な庭で、オシャレで美味しいお茶やケーキを同年代の友達と楽しみたいというイブの願望が「ティーパーティーヘブン」として生まれたのかもしれません。とってもメルヘェンです。


タイトルについて

プラネタリウムの殻は狭い世界で閉じこもって生きてきた自分の殻をやぶるという自己表現、意思表明だったのかと思います。
月というテーマでプラネタリウムをチョイスし、自分の殻をやぶるという言葉をプラネタリウムで表現するのはとてもおシャンですね。


総評

輝イブさんがプリティーリズムしすぎている。
これにつきます。
僕はプリティーリズムシリーズを全履修しているオタクなのですが、
女の子がライブやプリズムショーを通じて自己表現をし、友情や恋愛、大人に支えられて対立を繰り返して少女から大人になっていく過程が大好きです。イブはプリティーリズムの根幹とも言える少女でしょう。
誰かに笑顔を与えられるプリチャンアイドルに憧れ、その夢に自分がなる。
なりたい自分にプリズムジャンプしています。
名前にも「輝き」とあるくらいなので、元が暗い方が輝きは大きく、強く見えるでしょう。
これまでに溜め込んでいた思いが爆発して異常なまでに輝きを放つイブさんが好きすぎるんですがプリチャン本編が不穏すぎて怖い。
イブもルルナも幸せになってくれ頼む、大人頼む~~~~~~~~~
あと歌詞とか正式版じゃないので間違ってたらゴメンネ!


楽曲の基本情報

タイトル:プラネタリウムの殻
作詞:児玉雨子
作曲:michitomo
編曲:松井ジャーマン Jr.
歌:輝イブ(CV:指出毬亜)
avex pictures
アニメ公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/prichan/

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