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あなただけにそっとお伝えするアレ 2022夏

4,5年前、大阪某所にある、シャキール・オニールが本気で蹴れば簡単に倒壊しそうなバラック小屋みたいなライヴ喫茶に行ってよくお笑いを見てました(今は本当にぶっ壊れた)。

大阪のお笑いは吉本という名の山口組の独占状態、非吉本芸人は言わば半グレ、ある半グレが作ったそのライヴ喫茶は、金的目潰しアリのバーリトゥードお笑いの巣窟でした。

コンプライアンスやらポリコレやらでコマンドを封じられまくった中で一掬の面白さを見出そうとするテレビやネットのお笑いも好きですが、両足に20kgずつ付けた重りを外した、間と発想とワードとエピソードと話術のプロによる、門外不出のネタやトークはほんとに痺れます。

ちょっと(ずっと)うるさいこと言いますけど、金的目潰しが面白いんじゃなくて、"金的目潰しも選択できる戦い"が面白いんですよ。めっちゃうるさいですよね。

僕みたいな気持ち悪い奴ばっかりが観に来てるライブハウスである日、コウテイのネタでバラック小屋が爆散するぐらいウケたことがありました。

その日だったかその日じゃなかったか、ライブのエンディングトークの後、何の流れだったか、金属バットの友保がコウテイの九条に「(M-1)決勝で会おうぜ」と言ってハケて行きました。

連合赤軍のアジトみたいな雰囲気のバラック小屋で、全員がヘラヘラ笑いながらも確かに胸にアツいものを感じてました。

今年がそのときじゃないかなと思います(毎年言ってる)。

ソニー(SMA)が持ってる千川の小屋でも似たようなライブがあったけどそれも無くなって久しく、異様に狂ったお笑いが見れる機会は少なくなったような気がします(観に行くことが減っただけかも)。

でも、暗くて狭い空間でフルーツぴ〜ち大将軍とかシーチキン佐野とかズンズンポイポイを見て笑って「あれ?自分もう死んでるんかな」って勘違いしてまうあの気分は、久しく味わってません。

昨日のABCお笑いグランプリは最高でした。

▼今年の冬こそ度肝ブチ抜いたってくれGP-2022(M-1決勝に行ってほしい10組)
赤もみじ
カナメストーン
カベポスター
金属バット
コウテイ
シシガシラ
ストレッチーズ
ニッポンの社長
ヨネダ2000
ランジャタイ
ZUMA

ZUMAは0組やから!
オブザーバー参加みたいなもんやから11組選んでもいいよね。

新しく買ったナイキの靴の、右足のシュータン裏に「初瀬」、左足に「森下」って刺繍を入れました。

だってチャンスの時間と水曜日の30-1GPだけが「世界」やったらいいけど、ななまがりが爆売れしてないこんな世界なんて嘘やろ?

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