推しのブログ終了

12/31の昼、推しのブログとメッセージアプリの配信が終了した。1ヶ月前にグループを卒業しているのだが、ブログ、メッセージアプリの通知を待つのが日課であり、卒業後も送り続けてくれていたので、いよいよ卒業を実感じた。プロフィールも出てこなかった。寂しかった。「欅坂 菅井友香 ブログ」で検索したあの日を思い出した。いつまでもメソメソしては年を越せないので、2022年に一区切りつけるために、菅井さん卒業について勢いで書いてみました。

2016年夏

欅坂46を好きになった。菅井友香さんのとあるブログをきっかけにこの人を応援するんだ!と決めた。どちらかといえば能天気だし、正直、欅坂の歌詞が刺さるような人生でも性格でもなかったけど、独特なパフォーマンスと歌詞、絶妙な脆さ、個性的なメンバーに惹きつけられ、初めてアイドルを好きになった。
ちなみに初めて見た欅坂の番組では、菅井さんがおジャ魔女カーニバルを歌いながらお化け屋敷を進んでいた。アイドルバライティの真骨頂だった。お化け屋敷でカラオケ対決沼落ちオタクかもしれない。


世間から見た欅坂46は対社会!対大人!反抗!孤独!のイメージなのかもしれないが、世界には愛しかない、二人セゾン、制服と太陽、太陽は見上げる人を選ばない(名曲)(国歌)のような、優しさで溢れた欅坂が好きだった。理不尽な世界で、全てが敵に見えても、平等に愛はあるし、太陽は届くと言ってくれていた。勝手ながら欅坂の本質はここだと思ってる。
欅坂でたくさんの感情になったし、たくさんの思い出があるが語りきれないし、うまく言語化できない。
欅坂、青春だった。

戦闘能力

推しメンの好きなところを勝手に語らせて欲しい。菅井友香さんはアイドル戦闘能力が星5の完璧アイドルで。溢れる優しさ、誰からも愛されるチャーミングさ、透き通る歌声、ブレない安定したパフォーマンス、スカートの扱い方、格段に上品なところ、全てが魅力的だった。
欅坂を詳しく知らない友人でもキャプテン、馬術の子、お金持ちの子と認識していた。アイドル戦国時代にブランディングが一貫していたし、完璧だった。
けやかけ初登場から卒業の最後の瞬間までがんばりきをしていた。完璧である。

そして熱い。芯が強くて何事にも一生懸命なところ、ライブ前の円陣で「勝ちに行く」と表現するところが好きだった。何より努力家で、ストイックである。常に高みを目指す姿が眩しくて、誇らしかった。健康のためにヨーグルトに炭を入れるほどのストイック。頭が上がらない。

1番大事なこと言ってなかった。可愛い。可愛すぎる。ミーグリの画面に映し出された時、あまりのキュルキュルさに家の微弱なWi-Fiは壊れた。何度も練った話したいことを一瞬で忘れてしまうほどの破壊力、すごすぎる。
色々並べてみたけど、好きを言い表せないし、一周回ってどこが好きと聞かれたら、え…あの…いや…全部…となってしまう。好きに理由なんてない。

そして、キャプテンである推しメン。グループを背負って、走り続けていた。欅坂から櫻坂、ファンから見ても激動だった。私は見えてる世界しか分からないし、芸能界がどんな場所かも、グループの名前を背負う重圧も、改名発表の時どんな思いで先頭に立っていたのかも、代わることも想像もできない。菅井さんの発する言葉や色んな媒体を漁っても、全てを分かることはできないし、何度も無力だと感じた。ファンレター送っていたが、その言葉も時に武器になっていたのかもしれないと今になって思う。
菅井さんは、グループがどんな状況になっても、私情を入れることなく、全方面に配慮して発言していた。辛いこと、苦しいことがあっても決して境遇を恨むこともなく、グループやメンバーやファンを守ってくれていた。
アイドルは存在してるだけで偉いし、辛いことなんて1秒も起きてほしくないので、矛盾してしまうけど、その強さに何度も救われた。卒業後の雑誌に「大事な場面で逃げない人が強い人」と話していたが、どんな困難も誠実に向き合える強さは並大抵ではない。選択がどうこうではなく、どんな時も選んだ道が正解になるように努力してくれた人である。

その日まで

11/8.9の東京ドーム公演、本当に素晴らしかった。その日までの最後、水色のドレスで花道を走り抜ける後ろ姿は、人生で見た景色で1番綺麗だった。
ツアーのセトリもメンバーの言葉も欅曲の選曲も感無量だった。また、世界には愛しかないの話をしてしまうが、2ndシングル発売時には想像もつかないほど、波乱な7年間を過ごし、最後にここまでの大きな会場で「夕立も予測できない未来も嫌いじゃない」を放つ菅井さんがドラマチックすぎた。

今の歳で欅坂に出会ったとして、ハマっていたかと言われたら、多分そうでもないし、何事もタイミングだなと思う。当時高校生、欅坂を聴いて進路を決め、受験し、大学生活を送った。欅坂は改名して櫻坂になった。菅井さんに将来を応援してもらい、資格も取って社会人になった。学生の頃、とんでもなく先行き不安だったが、社会人になっただけで、解決したことが山ほどある。思ったよりも辛くないし、思ったよりも平気だったし、思ったよりも楽しい。グループの方向性とともに、どうにか大人になったと思いたい。

アイドルと初めて話したときの衝撃、初めてライブに行った2018年のツアー、名前を呼んでくれたこと、今日も来てくれてありがとうの'も"がめちゃくちゃ嬉しかったこと、双眼鏡の先に手を振る菅井さんがいたこと、全部忘れないし、アイドルを見ていた時間だけじゃなく、現場の行き帰りに食べたご飯や高校の授業中推しメンの名前や欅坂の歌詞を写経してたこと、CDがダンボールで届くことも全てまとめて思い出だった。欅坂を通して会えた友人と夜な夜な語り合うTwitterも本当に幸せだった。

メンバーの卒業、脱退、改名、何度も何度も永遠も当たり前もないと突きつけられたけど、アイドルを応援してると、この時間が永遠に続けばいいと思ってしまうし、推しだけは卒業しないのではないかと思ってしまう。人を応援するという趣味は、不確定なことばかり起きるし、色んな感情になるが、菅井さんを知ってからの約6年楽しいことばかりだった。本当にアイドルになってくれたこと、感謝してもしきれない。

アイドルの菅井友香さん、本当にありがとうございました。これから歩む道が幸せな未来でありますように。良いお年を。

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