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どん底に突き落とされた人生

第二の挫折は人生最大の挫折と喪失

24歳で2回目の転職を経験。
そこは1番長く働かせてもらい、1人の男性としても信頼できて上司としても尊敬できる人と出会えたのがこの会社。

面接の時に出会った時からその上司とは何かこれまで出会った人とは違う感覚があり、私は絶対ここでこの人の元で働く!という気がしていました。
その上司は、自分がやると言ったことは必ず実行する人で本当に仕事のやり方とか考え方に共感できて話していても自分自身が前向きになれて、その人の横に並んで仕事ができるようになりたいと思える理想の人でした。

そして、採用が決まり4年間その上司のもとで働きました。
辛いこともたくさんありましたが、私のことも信頼してくれて味方でいてくれたことで本当に自分らしく仕事をすることができたと思います。

でも、人生最大の挫折はその会社でありました・・・
入社4年目に上司から業務委託でチームリーダーをして欲しいと言われましたが、社員がいる中で業務委託の私がリーダーをするのは波風が立つと思ってなることを渋っていました。何度も面談をしていましたが、ついにマネージャーが退職する日が近づき突然私がリーダーをすることをメールで送ってしまった…

まだやると言っていないのに…でも、信頼されて任されたならできることからやってみようと自分なりに悩みながら業務改善やチーム内のスキルアップのためにジョブローテーションを行うなどしていました。

しかし、案の定予想していた通りのことが起こりました。
HPS気質のは私は周りの雰囲気や視線に敏感なところがあり、ヒソヒソ話している声も割とよく聞こえるので薄々気づいていました。そんな中で仕事も誰よりも早く行って誰よりも遅くまで仕事をしていた私は徐々に体調に異変がで始めました。
耳鳴り、息苦しさ、目の前が真っ白になり冷や汗が出る通勤電車の中でパニック発作のような症状が出始め途中下車しながら通勤。
身体中に常に蕁麻疹が出て、薬を飲んで誤魔化して仕事をしていました。
それでも、その仕事はやりがいもあり、上司もその頑張りを見てくれていたので好きでした。

そんな時に、上司から社員になることを打診され以前から勧められていたので、それを受けることにしましたがそれは時すでに遅し…

ずっと社員にならないか?と言ってくれていた上司は私が社員になることを決意したら喜んでくれましたが、履歴書を出しても何週間も人事から連絡がない。
おかしいな?とは思っていましたが、それと同時にマネージャーと他の人が面談をしてることに気付き嫌な気がしました。
それも的中。月末になって業務委託契約の期限が来たので更新するのか解除されるのかの確認に上司に連絡すると別室に呼び出されました。

上司は本当に申し訳なさそうに事情を話しました。"周りから不満が出ているような人を社員にすることはできない"と人事に言われていると…何もこちら側の事情や状況のヒアリングもなく言われてしまい、私はそれまでずっと120%で頑張り続けて築き上げていたものが崩れ落ちた感じがしました。
上司の前で泣き、月末で週明けには月が変わるのでその日のうちに机のものを片付けてそのまま会社を去りました。
片付けている時に、私のことをチラチラ見ていた人がいた。私は忘れもしないが彼はこっそり笑っていたのを私は気づいていました。

その後、信頼していた上司からは引き止められましたが面談の際に役員の人も出てきて、会社に残るなら社員で戻ることが必須だと言われて八方塞がりになり、上司の人と一度ゆっくり話し合いがしたいというと役員の人からメールで"もう手に負えないからなんとかしろ"と上司宛のメールが私にも…

確かにリーダーとして未熟だった私は、体調も悪い上に作業が集中して自ら考えて行動しない社員に対して苛立ちが募ってしまいキツく言ってしまったことや退職者が続く現場での作業分担が何度も変わるなど現場の人たちを振り回してしまったので文句が出ても仕方なかったのかもしれません。
でも、人事に関することは一方的な意見で判断せずに双方の意見をもとに判断してほしかったと今でも思っています。
信頼していた上司も私に仕事を任せていたことで特別扱いしているなど色々と周りから言われてしまい、私に対しての当たりも強くなり、1番信頼していた人からの言葉で私は心を病んでしましました。

ホットラインなど相談窓口は言ったもの勝ちで気に入らない人がいたらいくらでも陥れられるんだと気付いてしまいました。
確かにハラスメントを受けている側が相談するところは必要ですが、相談を受けた後その機関がちゃんと双方からヒアリングを取るべき。
一方的な意見だけで判断するのは間違っていると思います。

これが鬱のはじまりだったのかも?

本当に死にたかった…
これからここでずっと仕事したいと思っていた仕事を失い、信頼していた上司とも仕事ができなくなった。
なんで生きてるのか、なんで頑張っていたのか、自分はなんで存在しているのか何をやっても誰かの一言で全てが無になるなら何もしないほうが傷つかずに済むと何もわからなくなってしまいました。

その後、転職しましたがどこかで前の会社で中途半端にしてしまった仕事ややりがいを感じて一生懸命取り組んでいた仕事のことが忘れられず、ただ時間が過ぎていくばかりだったのでこのままではダメだと思い、ずっと行きたかったカナダへワーキングホリデーで留学しましたが…
カナダは楽しかった!
でも、新型コロナウィルスが感染拡大。

人生山あり谷あり。
忘れもしない2018年。
信頼していた人に見捨てられる辛さを知った28歳は早くきた大厄年でした。

次回・・・
カナダ留学について書いていきたいと思います。

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