「機能性とデザイン性を融合させた、従来の傘の概念を覆す傘です。」
グレイグ・ブレブナ- 「BLUNT umbrella」デザイナー・インタビュー
日常生活の中でありふれた道具である「傘」、しかし同時に脆く不完全さを感じていた「傘」。大勢の人の居る中で使う道具なのに、傘の周囲には尖ったパーツが存在していて危険なこと。そして、突風に遭遇したとき一瞬にして壊れてしまうこと。
耐久性、安全性、使いやすさ、この3つの課題に挑み、従来の傘の構造を根本的に見直して再発明したのが、この「BLUNT umbrella」。
「BLUNT umbrella」の大きな特徴は優れた耐風能力を持つこと。その耐風性能は風速31m/s。つまり気象庁発表の風の強さの表現として「非常に強い風」に耐えることができる強靭な傘です。
自身の経験から、今までの概念を覆す新しい傘を発明することとなったデザイナーのグレイグ・ブレブナーさんにお話をうかがいました。
グレイグ・ブレブナー
この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください
1999年のある日、デザインエンジニアとして働く私は、いつものように自宅の玄関口を出ました。
私は背丈が1.9メートルありますから、歩くときは、行く手の先に見えるほとんどの人々を見渡すことができます。ある雨の日、雨足が激しくなってきたその時、突然数百もの鋭利な矛先が彼の目を脅かし始めたのに気が付きました。それはあたり一面に広げられた傘の先端の存在でした。
そして風が強くなってきた時、お猪口のように裏返ってしまった傘の先で彼の目を突かないようにと、反り返った傘と格闘している傘の持ち主の姿を目の当たりにしました。そして少しの突風で次々に傘が壊れて無残に捨てられていた光景でした。
このロンドンの街の雑踏の中を歩いた光景が忘れられず、私が新しい傘をデザインすることになる、運命の出会いになったのです。
最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください
BLUNTアンブレラはデザインと機能が完璧に融合した傘です。
BLUNTの傘の特徴は、BLUNT Tips を使用している点にあります。これはBlunt独自の開発技術である放射張力システム(Radial Tensioning System - RTS™)において、重要な役割を担うパーツです。これにより、傘を開く時に使われる動力が傘生地全体に分散されます。その結果、空気力学的に傘生地がピンと張った状態になり、ひどい天候の中でも傘が裏返ることなく、軽々と持つことができる構造ができあがるのです。
通常壊れやすい骨の先の部分の荷重を排除することにより、従来の傘の弱点だった部分が補強されます。この構造は、最大70mphの風に耐えることができ、あらゆる気象条件でBlunt™傘が機能することを意味します。
露先の特殊な形状は開いたときの安全性を考慮しています。BLUNTは、最も過酷な天候条件にも耐えうるよう、また何年も長い間使ってもらえるようデザインされた傘であり、2年間のメーカー保証を設けています。保証期間後でも世界中どこでも修理を受けられるアフターサービスを行っています。この独特な形状とアイコニックなスタイルを是非お楽しみください。
この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?
パッケージは消費者の生活を第一に考え設計されてます。この一環として、環境に配慮した包装を心がけており、持続可能な原材料を使用し、完全にリサイクル可能なカートンボックスの使用を開始しました。
今までのチューブ包装は、プラスチック製の蓋と一緒に溶剤や接着剤が多く使用されており、
リサイクルが難しいという意見がありました。
ユニークな開梱体験を生み出す一方で、店内で簡単に識別できるように、
天気図ベースのアートワークとカラーステッカーで簡単に識別できるパッケージにしています。
AssistOnのお客様にメッセージをお願いします
『BLUNT』は唯一無二の、機能性とデザイン性を融合させた、従来の傘の概念を覆す傘です。
ビビットなカラーバリエーション、先端が丸く安全な設計、強風にも耐えられる構造は、プロダクトにこだわりを持つ、AssistOnのお客様にもきっとご納得して頂ける製品です。
耐風傘のため骨もしっかりしているので、畳んだ時やや大きめで重量感もありますが、その分、どんな強風でも心強く、絶対的な安心感があります。
また、サスティナブル先進国のNZらしいリサイクルしやすい紙素材のパッケージ付きで、特別な方へのギフトにも最適です。ぜひ、世界30ヶ国以上で販売実績がある『BLUNT』の世界をお楽しみください!
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「BLUNT umbrella」開発ストーリー