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我がコミュニティーにも外国人が増え 苦手な英語にも何とか慣れた頃 新たに加わったメンバーの一人が私に言った 『キャプテン、聞いてくれる？』 「どうしたんだい？」 『このビレッジは随分と安定したと思うの』 「ああそうさ、みんなのおかげだ」 『そろそろ次のステージについて話さないと』 「次のステージというと？」 『環境問題やビレッジの人口増加への配慮よ！』 「お、おう...」 そんな面倒な英単語にも 対応できるように国連英検C級を取ったよ これJICA経由で海外派遣される
農園班が畑で野菜を収穫し 狩猟班が山で獲物を狩り ある程度の食糧が確保できるようになると それに比例して我が市民達の笑顔も増えた しかし私は表情が曇ったままのチームを見つけた 「浮かない顔だな、何かあったか？」 『あぁ、キャプテン。本当にすまない..』 「おいおい、一体どうしたんだ？」 彼等は漁師班のメンバーで 勢い付く他の班に対し どうしても漁が上手くいかない その結果を恥じていたのだ 「一体どんな漁をしているのか見せてくれ」 漁師班に同行し海へ訪れたキャプテンは
