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ゾンビvs資格

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朝目が覚めると世界は一変 ゾンビが蔓延する世界になっていた! そんな世界で1日も長く生き残る為には どれだけのスキルが必要なのか。 いつか来るかもしれないソノ日の為に 時間を見つ…
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2019年4月の記事一覧

資格[12]耳つぼジュエリー

「イタタタ・・・」 瓦礫から瓦礫へ中腰のままで移動を繰り返していたせいか 最近腰痛がヒドイ ゾンビに見つかるよりはマシと酷使した結果か 「とはいえ、ここにマッサージ師なんて居ないし・・・」 例え居たとしても どこからゾンビが出てくるかわからないのに 無防備にうつ伏せになんかなれっこない 「少しでも腰痛を和らげる方法があればイイのだが・・・」 そんな時のタメに耳つぼジュエリーの資格を取ったよ。 ただ、私が通信講座で学んだ所は すでに営業を辞めてしまったらしく見当たら

資格[13]角質除去セラピスト

ジョリッジョリッ 暗い部屋で何かを擦るような音が響く ジョリッジョリッ 「よし、こんなモノかな」 ゾンビから逃げ続ける生活を続けていると どうしても足を酷使する事になる すると足の角質も分厚くしてしまうが 普段は余り気にしないのだが 段々と寒くなってきているので 角質のケアをすべきだ 何故なら乾燥すると角質がパリッと割れて 歩くのも困難な位の激痛に見舞われるからだ これはゾンビが蔓延する前から知っていたので 既に「角質除去セラピスト」の資格は持っていたんだ この認定

資格[14]セルフフットセラピスト

「はぁ・・はぁ・・」 ここ数日は運が悪く どこへ逃げてもゾンビに出くわしてしまう為 歩きっぱなしだ 「足が棒のように重い・・」 少しだけでも地べたに座って休憩を取ろうと 辺りを見回すと 遥か遠くに数体のゾンビの姿を確認 「少し時間があるな。その間に自分の足を回復させないと・・・」 そんな状況に出くわした時に 足の疲れを治癒できるようセルフフットセラピストの資格を取ったよ この証書を発行したのは株式会社ジェイ 現在でも営業は行っておりますが 教えているクラスや形態が

資格[17]ハーブティーアドバイザー

ゾンビから隠れて過ごす日々は 心のプレッシャーを感じる日々 いつどこで何をしていても平穏の時はない そんな生活に身を置いているせいか 最近は動悸や眩暈に悩まされるようになった 「こんな時に少しでも精神的やすらぎを得る事ができたら・・・」 そんな状況でもハーブを積んで自分に処方できるよう ハーブティーアドバイザー講座を修了したよ 日本ハーブセラピスト協会が開催している講座を受け修了 ただ現在は級を設けて少し違った形で運用されているようです (私が取ったのは5~6年前なの

資格[20]ホットストーン

「あ、あつい・・・」 足元から地熱を感じる どうやら温泉地帯に逃げ込んでしまったようだ 連日の逃避行に加えてこの湿気 かなり体が付かれている 「少し温泉にでも浸かろうか」 誰もいない温泉宿に忍び込み風呂を頂く 生き返るようだ そんな風呂場に黒い石が山積みになっている どうやら寝ながら付かれる浅い風呂場で 地熱を利用した石を体に乗せる事でマッサージ効果を得られるとか そんな時にドウすれば効果を得られるかわかっているために ホットストーンマッサージの資格を取ったよ ロ

資格[21]アイブロウケア

ゾンビになると永遠に生きている人間を襲うものの 幾ら血肉を食しても内蔵が機能していないため段々と体が痛んでいく それは年齢を重ねるのではなく単純に体が朽ちてしまうのだ とあるゾンビの市街をみつけた 息絶えたゾンビはどれも老人のようだが 実は若者が朽ちただけかもしれない それでも私は瞬時に見破った 「このゾンビは御年輩の方が襲われた事で感染したのだろう・・・」 一体どこで見分けるか それは眉毛の長さだ 眉毛というのは一定の長さになると抜け落ちるようになっている ただ、その

資格[22][23]国内・総合旅行業務旅程管理主任者

「さぁ、こっちだ」 ここ数日は珍しく他の住民に出会い 意気投合したので行動をともにしている この先にある陸軍の基地から避難所へヘリコプターで輸送してくれる そんな噂を信じて移動しているらしい 『みて!あのフェンスを!』 指さした先を見ると金網でできたフェンスが ただ人の気配はない 『とにかく行ってみましょう!』 ゾンビの奇襲に供えつつ基地内を調べると ヘリポートの張り紙を見つけた 【輸送便は▲日◇時◎分で終了】 その張り紙を見た途端に彼らは膝から崩れた 「そう

資格[24]古物商

ガヤガヤ・・・ ザワザワ・・・ 久しぶりに人が集まる場所へたどり着いた どうやら物資を持ちより売買する闇市のような所らしい 「そこの兄ちゃん、いいジャケット着てるな。それ売らないか?」 これはゾンビまみれになる前の世界で 両親が私の就職祝いに買ってくれたものだ だが当時の私はデザインが気に食わないと 袖を通す事なくタンスの中へ なので綺麗な状態のまま保管されていたのだ それでも逃げているうちに色々と傷が付き色が褪せ どうみてもくたびれた中古品 このジャケットと武器とな

資格[35]第三級陸上特殊無線技士

誰も居ない高速道路を歩いている この付近にある高速入口の構造が難解だからか 見える範囲にゾンビの姿は無い 暫く歩いていたらSAが見えてきた ここは人が集まる場所だ 注意しないといけない 停まっている車にソーっと近づく すると人の声が聞こえた 『シー・・・マイ・・・ど・・・』 聞いた事のある声だ 「もしかして?!」 急いで声の発生源に駆けよる トラックの運転席からぶら下がるマイクが発生源だった 「この声はマイケルだ!」 以前も無線機で話をした事のあるマイケルだ

資格[36]スノーモービル

枯れ葉舞う季節はとうにすぎ 白い雪が降り積もる季節になった そこまで酷くはないが 足が取られるくらいの積雪にはなっている 「こんな時にゾンビが現れたら一たまりもないな・・・」 上半身だけのゾンビならば 雪面を滑るように移動できるはず そうなると私の速度では逃げ切れない 「どうやって奴らから逃げれば・・・」 そんな時でも素早く移動する為にスノーモービルの資格を取ったよ というワケで今回はスノーモービルです こちら基本的に一般道での走行は禁止されている為に国家資格ではな

資格[37]学士

「ほほう、これはナカナカ」 ここ数日お世話になっているコミュニティーで 平和な時間を過ごしている ただし物々交換で安全な時間を買っているので あと数日しか滞在が許されていない それでもココにいるとゾンビの事なんて完全に忘れてしまう それくらいに平和なのだ 『おじちゃん、この絵はどう?』 ちびっこ達が集まり描いた絵を私に見せてくれる その時に多少は絵心があるようなコメントをしたい それが出来ればコミュニティーに置いてくれるのではないか? そんな事を想像して大学卒業 つま

資格[38]危険物取扱乙4種

ブスンブスン・・・ 「ぐっ・・・ガス欠か!」 道路に放置された車に乗り込んで数時間 エアコンも効く快適な時間も残りわずかなようだ 幸いこの辺りにゾンビの影はないが ただただこの快適空間を手放す事が惜しいの一言に尽きる 「あ、あれは?!」 数百メートル先にガソリンスタンドの看板を発見 ガス欠でノッキングする車に念を送りながら 何とかガソリンスタンドまでたどり着いた 「ん?ここはセルフのスタンドなのか?」 ゾンビどころか店員の姿も無い 昔は店員が居たのかもしれないが

資格[39]カラアゲニスト

コケー!!バサッ! 「やった!やったぞ!!」 手作りのパチンコを練習すること数か月 やっと念願の鳥を射る事ができた 賞味期限切れの缶詰や野草などで食いつないできたが それだとやはり栄養は偏ってしまう 今の私に必要なのはタンパク質 そして脂質だ!! 「じゃーん♪」 以前、見つけたサラダ油を鍋に入れて熱します そこに唐揚げk・・・ 「ノォォォ!!!!」 私のソウルフード 唐揚げを食べたくて今まで準備してきたハズなのに 唐揚げ粉が無いとは・・・ そんなミスを犯さないよう

資格[40]小規模ボイラー技士

「よし、これで大丈夫なハズだ!いくぞ!」 ガ、ガ、ガ・・・ ドドドドドドドドドドドドドドド 「やった!動いた、動いたぞ!!」 食料を求め忍び込んだ宿泊施設で ゾンビに見つからないように探索をしていたら 地下室で偶然にもバイラーを見つけた 【もしコレを動かせたら温水シャワーが浴びれる・・・】 世界が荒廃してからというもの 暖かいシャワーも恋しい物の一つであり そんな状況でもサッパリできるよう 小規模ボイラー取扱技士の資格を取ったよ ここまで色々と資格を取ってきました