飲食店が成功するために支援を続けて感じたこと・・・28

今までの支援活動を通じて感じたことと飲食店を始めようと検討中の方や｜飲食店を営業している人に向けて書いています。
記事は、あくまで個人的な見解です。

写真は、上部が切れてますが、3人で来店すれば一人無料の広告です。
どこの店も大変なようです。

☆投資・採算

・月間の収益は？
昔は、1ヶ月の採算は、1周目で家賃・2周目で原価・3周目で人件費やその他経費を4周目で利益を稼ぐと聞きましたが？
皆さんのお店は、いかがですか？

・出店の投資回収期間は？
投資額を何年で回収出来る見込みがあれば出店するのか？
悩ましい問題ですが、明確な方針が必要と思います。
いわく、この店は、ブランドを広げるため・モールとの今後の関係も大事なのでとか？で投資回収期間が長引きそうな出店を決めていませんか？
前職では、商法の範囲で償却していましたが、これから出店しようとか？
成長したいと考えている店では、この方法は、良くないと思います。
別の例では、中国資本のチェーンレストランを支援していた時には、
投資回収期間は、3年でした。
モールが少なかった10年ほど前は、投資回収期間は、1年でした。
これは、モールの出店契約期間も関係しているようですが、実際には、
償却に時間がかかるようになったのが原因と思います。
つまり、飲食店の競争が厳しくなったと言うことです。
中国では、モールの場合：基本3年間契約が多いので、たまに、5年間契約もありますが、メジャーなモールは、3年契約が多いと思います。
したがって、賃貸の契約期間も考慮して投資回収期間を設定するのが良いです。これは、あくまで管理会計上での考え方です。
私の意見は、投資額回収期間は、36ヶ月まででしょうね。

・モールから出店要請があり出店する場合：
まず、当該モールと同じモールの状況を調査する必要あります。
いくつかのモールで飲食店舗を訪問して、客席数・客席構成・
お昼と夜の客席稼働状況・接客サービス人員などなど調べてください。
出店要請のあったモールの飲食店舗の売上高データは開示してくれます。
その上で検討必要な事項は、

１，賃貸するスペースは、大きくしないことです。
家賃がとても高くなります。
モールから要求される坪当たり月売上高は、35万以上になることが
ありますし、月の坪売上高が未達成の場合退店を余儀なくされます。
倉庫・更衣室や衛生管理の費用負担などなど
モールの賃貸条件を詳細に検討する必要があります。
近隣のマンションに部屋を借りて倉庫にすることも考えるべきです。
ビルインする場合も不足するスペースをどうするかは同様です。

２、売上高の確保には
客数の平日比祝祭日・土曜日の客数が3〜4倍となる可能性が大です。
したがって、祝祭日・土曜日に売上を確保するのに、最も重要なのは、
料理提供時間です。（注文して客席へ8分程度でお届け出来れば）
事前準備して最終加熱だけを店舗でとかサラダなどは事前に盛りつけして
乾燥しない冷蔵庫に保管しておくとかですが店舗調理作業をいかに工夫して
作業を減らすか？
客席回転数を上げるかがポイント！

3,料理提供時間を早くするための工夫を！
1,、に記載の通り、別途借りたマンションを仕込み場所として活用し、
一日に数回モール店舗へ配送するか？
店舗で仕込みをする場所を確保するのには、家賃問題とスペース問題が
あり、うまくいくか？どうか？慎重に検討する必要あります。
基本は、客席スペースが優先です。

上の写真のように中国で日本の店舗か？と思えるような店舗も出てきました。
次回は、売上高設定の考え方について
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