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“魅力化”ってなんなの?のはなし

来年4月から、厚沢部町で「地域魅力化プロジェクト」が本格的に始動します!


 今この記事を書いているコーディネーターの宮脇がはじめて「魅力化」という言葉に出会ったとき、正直に感じたのは、
なんの魅力をどうするの? ということ。
 今この記事を読んでくださっている方の多くは、このようなことを感じていらっしゃるかと思います。



 この記事では、
・ 魅力化ってなに?
・ 厚沢部町地域魅力化プロジェクトが定義する「魅力」と願い

の2つについてお伝えします。



地域“魅力化”ってなんなの?


「魅力化」事業とは、活動対象(高校あるいは地域、小中学校など)において、学校や家庭・行政・地域が協働を図りながら教育やくらしをよりよいものに高めていく営みです。

 これだけ見ても何のことやらわからないかもしれません。


(言葉足らずかもしれませんが)簡単に言うと、
「今あるもの(厚沢部の場合は地域)の良さを活かしたり、新しい要素を加えたりすることでよりステキで持続可能な町にしましょう」ということです。


 何をステキにするの?ステキにしてどうするの?
という疑問でいっぱいかもしれません。


詳しくは、“魅力化の発祥地”隠岐島前教育魅力化プロジェクトさんのこちらのサイトをご覧ください。
魅力化の動きがはじまったきっかけから取り組み、その成果と想いまでぜーんぶ伝わる素晴らしいサイトです。


とにかくわかりやすく魅力化について知ることができ、厚沢部町での取り組みとのつながりも感じられると思いますので、ぜひ一度読んでからまた戻ってきてください。


▼ぜひこちらをご覧ください▼

厚沢部ではどうするの?

高校のないまち厚沢部での実践

先ほどご紹介した隠岐島前高校(島根県海士町)をはじめとした、全国での教育魅力化事例の多くはその対象を高校としています。


一方、厚沢部には高校がありません。
そこで、魅力化をする対象を「町で暮らす子どもたち」とし、その取り組みを進めています。
2018年には公営塾が開設され、中高生に対する学力向上のサポートに力を入れています。


これに加え、来年4月から新しく地域魅力化プロジェクトが始動するため、
来年度からの厚沢部町での魅力化に関する取り組みは、

・公営塾
・地域魅力化プロジェクト

の2つになります。


地域魅力化プロジェクトが指す「魅力」と願い


地域魅力化プロジェクトは、その言葉の通り魅力化を進める対象を「地域」としています。

「地域に魅力がないってこと!?」

決してそういうことではありません。

地域=地域での生活を構成するすべての要素(人、こと、もの、自然など)

というふうに定義づけをし、

「地域におけるさまざまなものに魅力を見出す感性を耕し、地域での生活(=経験、感情、思い出)を魅力的なものにしてしまおう」

と考えています。


本プロジェクトは、今暮らしている地域、関わっている人たち、目にするものすべてになにかしらの魅力があると考えます。
また、私たちは魅力を見出し味わう力を生まれ持っているとも思います。


人口減少…過疎地の不便さ…そんな課題感は実際あるものですが、「何にも魅力がない」と思うのは、知らず知らずのうちに魅力を見出すワクワク感にフタをしてしまっているのではないかと思うのです。

本プロジェクトが進めるのは、
「魅力を新しくつくる」のではなく、「今ある魅力を愛でる」活動です。


たくさんのことに出会い、さまざまな感情を体験し、
地域で関わるさまざまなものや自分自身に思いをはせる。

そのなかで、自然とワクワクへの探究心を隠していたフタが外れていき、
そこにあるものの魅力を見出そうとするようになる。


そんなワクワクに満ちた人でいっぱいの町を目指し、活動を進めていきます。


「実際にどんなことをするの?」は次の記事にまとめます。
そちらもぜひご確認ください。


地域魅力化コーディネーター 宮脇

#北海道
#厚沢部町
#魅力化
#地域魅力化プロジェクト