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スキンヘッドを華やかに🌷 新進気鋭なクリエイター集団 蓮魂 - Lotus Soul -をご紹介

                                                                                     2021/11/15 文責 Gena

ASPJでは10/24に蓮魂 れんこん- Lotus Soul -さんとコラボ撮影を行いました!
華やかなヘッドペイントでモデルさんたちの美もますます輝いた素敵な企画🌟


素晴らしい技術をみせてくださった蓮魂 - Lotus Soul -さんはいったいどんな方々なのか、この記事でじっくりご紹介していきます!

今回は団体の代表を務める彫師の初代彫蓮さんにお話を伺いました。

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蓮魂れんこん - Lotus Soul -について

ー初代彫蓮さん率いるアーティスト集団と伺っていますが、どのような方々が参画されているのでしょうか。
現在ペインターが16名 、カメラマンが6名からなる団体です。
若きアーティストたちの活動の場を広げるため、自分は彼らのプロデューサー、裏方として活動を支援しています。

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ーみなさんが彫師さんというわけではないのですよね。メンバーの方々とはどのようにして知り合われたんですか?
2016年にフェイクタトゥーのコンテストがあったんですよ。それはエアブラシを使ってどこまでタトゥーそっくりにボディーペイントができるかを競う大会です。

一時期小妻要さんという日本画家の助手をしたことがあって、その方はボディペイントもされる方だったので、それで実は私も少しボディペイントをやっていたんですよ。
それもあってその大会の審査員を務めたんですね。

そのコンテストに出ていた子たちに声をかけた形ですね。だから基本的にLotus Soulの子たちはエアブラシが使えるんですよ。スクールを出ている子も多い。エアブラシだけでなく、他の技術もみなそれぞれ持ってますね。

そのメンバーの中で、デッサンを教えてほしいとかもっと絵がうまくなりたいという声があり、次第にお絵かき教室みたいなのがはじまったんですよ。超スパルタでしたけどね。笑

そうするとその子達との交流もできてきて。
そのうち、2018年に自分の彫師としての20周年の展覧会をやったときに、今後は自分でフェイクタトゥーコンテストを主催したんですよ。
それをきっかけに現在の団体として結成した感じですね。

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(上記画像2点;初代彫蓮さん主催のフェイクタトゥーコンテストのポスター。画像内には本物のタトゥーとペイントが混在しているが見分けがつかない)


ーなるほど!どのようなバックグラウンドの方たちなのか少しずつ分かってきました。
現在は具体的にはどのような活動をされているのでしょうか。
結成当初はフェイクタトゥーコンテストをやっていきたいなと思っていたんだけど、個々人の個性を見ていると、次第に他のこともできるなと思うようになって。
コンテストにこだわらず他の企画もやってみたいな、と考えました。

例えばうちのスタジオのすぐ近くに河鍋暁斎記念美術館 (というのがあるんですが、そこでの絵の展示とか、ボディペイントに限らずともグループでなにかできたら面白かろうという企画を探して、いろいろ挑戦していますね。

現在一番力を入れているのはヘッドペイントです。

ヘッドペイントを始めたきっかけ
ー今日も素晴らしいヘッドペイントをASPJのメンバーに入れていただきました。
普段はどのような方を対象にペイントされているのでしょうか。

直接的なきっかけとなったのは、古くからの知り合いだった Anna に髪の毛がないことをカミングアウトされ、頭にタトゥーを入れてほしいって頼まれたんですよ。

髪の毛のことも驚いたし、それに「タトゥー?Annaに〜〜?なんか違うなぁ」とも思って。

彼女はお洋服が好きで、雰囲気まで着替える感じの人なんですよ。でもタトゥーって一回入れちゃうと落ちない、つまりはそれがもう個人のイメージとして定着しちゃうから。だからそれはAnnaじゃない気がするなと思って。

だから代わりに「試しにペイントで楽しまない?そしたらお洋服みたいに着替えられるから楽しいじゃん」って提案したっていうのがこの企画のはじまり。

それに加えて、実はこのずっと前に、ヘッドペイントしてあげたいなぁって思った出来事があって。
それは母親が亡くなったがん病棟で子どもたちを見たときのこと。

母親が亡くなる2日ほど前に、病室で大きな紙に桜を描いてあげたんですよ。3メートルぐらいあったかな。

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そしたら、小児病棟で抗がん剤治療してる子たちが見に来ちゃって、「ほしい〜」とか言われて「あげない〜」みたいな会話をして。でも結局絵を切って配ったんです。

子どもって可愛いじゃないですか。ちょっとしたお花をあげてもめっちゃ喜んでくれるみたいな。
自分も抗がん剤の苦しみは知ってるから、そんな子たちの頭に描いてあげられたらなぁ、喜ぶんだろうなぁってそのとき思ったんです。

母の死後10年経って、今度は自分ががんになった。国立がんセンターにいたんだけど、乳腺科って全員女性じゃないですか。「うわぁ〜ここにいる人たちはみんな乳がんなのか」と驚きました。
夜中になると、給湯室みたいなお茶飲めるスペースのところで辛くて泣いてる子とかいるんですよ。
それに気がついたときも描いてあげたいなぁ、そしたらきっと楽しかろうにと思った。

でも友達になりたくてもみんな怖がって逃げていくし(苦笑) 、大部屋なのにたった一人になったもん。

だから自分のスタンスとしては、ボディペイントをすることで楽しんでもらえるなら、ぜんぜんタトゥーじゃなくていいと思ってます。
タトゥーは痛みが伴う。その苦しみをただでさえ抗がん剤の苦しみの上に重ねる必要はない。
ペイントだったら痛みはないし、一時のものだけど気持ちはめちゃくちゃ上がるじゃないですか。 そういう風に喜んでもらえるのが嬉しくて。

カカカって頭皮に絵を描くなんてうちらにしかできないじゃないですか。自分たちの技術を活かして楽しいのおすそ分けをしたいって思いました。
ーそうだったんですね。実際これまでに闘病中のお子さんたちにペイントしてあげる機会はあったのでしょうか?
それがまだ機会には巡り合っておらず、夢なんですよ。
子どもたちを相手にするようなイベントはちょこちょこやっていて、例えば福島の児童養護施設にクリスマスに絵の具プレゼントをしに行ったりなんかしました。
そういう場所でさらっとドラゴンボールの絵なんて描くと、子どもたちの間で「神」になっちゃうんですよ。そういうのも楽しいんだよね。
手なんかに描いてあげたら一日ハッピーですよ!いつかそれは絶対にやってあげたい。

ヘッドペイントの魅力と難しさ


ー髪に様々な症状を持つ方でLotus Soulさんにペイントしてもらいたい!っていう方は多くいると思います。でも髪に大きなコンプレックスを感じていると、おしゃれをすることや、カメラの前に立つこと、モデルを体験するといった華やかな体験を倦厭してしまう人も多いかと思います。
Annaさんにペイントされたとき、ご本人の反応はいかがでしたか。

すごい喜んでくれました。初めて頭をそのままで外出たって言ってたよ。
電車乗ったり、コンビニでおにぎり買ったりしてた。

ーこれまでカミングアウトせず、ウィッグをずっと着用していらっしゃったことを考えると、劇的な変化ですね!
大きな反応をもらって、こちらも嬉しかったです。

ーどんなペイントを描くかは事前に決めますか?
そうですね、メンバーにも寄りますが今日ペイントしてくれたIyuちゃんとかAyumiちゃんとかは事前に綿密に決めていますね。
私はあくまでみんなのきっかけづくりで入るだけで、あとはペインターの子の筆が止まりそうなときとかにアドバイスに入ります。


ー人の頭にペイントする難しさ

球体に描く難しさというのがありますね。フラットな平面に描くのとは全く違う。型も取れないしね。絵がぐるっと一周したときに辻褄が合わなくなっちゃった、みたいなことも起こり得ると思う。
初めたばかりだからまだ皆も試行錯誤していて、風船やヘッドマネキンで練習したりしてますよ。
あと皮膚の脂があるので、絵の具のノリの良し悪しもありますね。筆を使うのか、スプレーでペイントするのかはアーティスト次第などころがありますね。


ーヘッドペイントは毛がないことが前提なのでしょうか。
剃ってなくても、毛があっても全然やれますね。

マネージャー長坂さん:髪が全部ないわけではなくても、一部だけあっても、ペイントのために剃ってもらわなくてOKです。上手く状態を活かして、アーティストの腕で勝負です。

これまではたまたま髪の毛がない方と作品撮りをしてきましたが、今後はもっといろんな方とやってみたいですね。可能性はどこまででも広がるので。

ー肌が弱くても大丈夫でしょうか?
今回メインで使用したモンガータ社製の「SminkArt」という商品はアルコールを含むため、お肌が弱い人にはパッチテストを行います。

予防注射などのアルコール消毒で荒れるような人には、水性の塗料などでやる選択肢も柔軟に提供できますよ。

ー普段はどの地域で活動されているのでしょうか。
活動は日本全国、どこでも出張してやっています。
メンバーの拠点でいうと茨城、岡山あたりが一番遠いかな。

ー女性のアーティストさんにお願いすることはできますか?
もちろんです。場所が遠い場合は出張費がかかってしまいますが、お受けできます。
メンバーの約7割が女性なんですよ。


今後の展望について


ー蓮魂 - Lotus Soul -さんとしての今後のビジョンについて教えて下さい。
今年、来年はヘッドペイントをメインにやっていくつもりです。

デジタルギャラリーでの展示も視野にいれていますね。
実はコロンビアの日本文化・学術・経済交流センターで日本のタトゥーについてのテーマで彫蓮に講演の依頼があり、オンラインで行う予定です。それを足がかりに作品集に載っている作品をデジタルギャラリーで公開していこうと思っています。

蓮魂 - Lotus Soul -さんのInstagramはこちら!
https://www.instagram.com/lotus_soul_7/?igshid=1b3194ggqhj0f
https://www.lotus-soul.jp/renkon/

本日ペイントをしてくださった方々🌟
『夢見る金魚』のペインター 初代彫蓮さんのInstagramとホームページ
https://www.instagram.com/horiren1st/
https://horiren.com/konyu/

『深紅の戯れ』のペインター IyuさんのInstagramはこちら!
https://www.instagram.com/iyutattoofakeart/

『Amazing Woman!』のペインター&フォトグラファー AyumiさんのInstagramはこちら!
https://www.instagram.com/cnge2ha.b_ayumi/

本件に関するお問い合わせや参加希望の方はこちら💁‍♀️
https://aspj.site/contact/



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