Koto🌼Alopecian Model

Koto
Twitter  @Nkoto27

自分の経験が誰かの為になれたら。
初めて会った日にそう話すkotoさん

そのように他者に対して
想いを馳せることは　
自己の確立がないとたどり着かない考えだと
知っている私にはkotoさんの
真っ直ぐな瞳と想いに胸を打たれたのです。

14歳で円形脱毛症を発症。
現在はウィッグで生活をしている。
英語学を専攻する大学4年生で、来春から社会人。

モデルをしようと思った理由

友人との会話をきっかけに、bucket list(死ぬまでにやりたいことリスト)を作った際、まず思いついたのが「素頭で写真に撮ってもらう」でした。その時はまさか、プロの人に撮って頂けるなんて思ってもいませんでしたが(笑)

そもそもなぜこれが1番に思い付いたのかは分かりませんが、撮られる事で脱毛症であっても素敵でいられる事を証明できると思ったのかもしれません。

私はモデル初挑戦だったので、とても緊張しました。しかし、撮影中は楽しさが勝り、「髪がなくてもこんなに楽しくなれる！素敵でいられる！」と思いました。この撮影を通して改めて、美しいの基準は人それぞれ、且つ広く認められるべきだと感じました。

また、私と同じように、脱毛症やコンプレックスを抱える方々に何かプラスの影響を与えられたら。そう願っています。

今後どんな撮影がしてみたいですか？

日本だけではなく海外のalopecian modelとコラボ撮影をしてみたいです。通訳なら引き受けます！(笑)

容姿によって他者を判断するルッキズムはグローバルな問題です。海外の方々とのコラボ撮影によって更に多くの人に美の多様性を広められたら、かっこいいなあと思います。

25歳以下の当事者限定のオンライン交流会Ｕ２５の企画についての想い

学校と家庭が“世界”だった発症当時中学生の私にとって、脱毛症は孤独でした。周りに同じ境遇の人もいないため、相談もできない。「恋人なんて出来ないんじゃないか」「髪がない姿なんて誰にも晒せない」。本気でそう思っていました。脱毛症の私が異物であるとばかり思っていたからです。しかし年を重ねるにつれ、海外の人や幅広い世代の人と接し、触れる世界の広さは私の価値観を変えてくれました。世界が広がるということは、脱毛症であることも、ウィッグを被っていることも、否定されるものではない事を。髪が、本質的な私の成長に、本質的な人間関係に、本質的な魅力に、何の関係もない事を教えてくれました。

学生というコミュニティが狭い時は、どうしても多数派に目が行きがちです。小学生には小学生の悩みが、中高生には中高生の悩みが、大学生には大学生の悩みがあります。25歳以下限定の交流会を提案したのは、それぞれの年代の悩みにフォーカスすること、そしてその悩みを経験した人たちから、今その悩みを抱える人たちの心を軽くするお手伝いが出来ると思ったからです。

今はまだ悩みとか相談とか、マイナスからプラスへのベクトルかもしれません。しかし徐々に、「これが出来た！」「こんな嬉しい事があった！」とプラスのケミストリーが生み出される場所になればと思います。

第2回目は9/18 開催です
詳細はこちら💁‍♀️

Alopecianの方へのMessage

私もまだ、ありのままの自分に100％自信を持てるわけではありません。しかし、留学中の恩師から言われた、私にとってtipping point(転換点)になった一言をシェア出来たらと思います。

”The important growth in your life has nothing to do with your hair.”

私の成長に、髪は何の役割も果たさない。私は、髪があろうとなかろうと、もっと素敵に、魅力的な人間になれる。そう自信を持たせてくれた一言です。

Koto
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