Xデ二回目

振り返り


コンセプト作りたい、サービス改善したい
→対象ユーザーを理解する
→データをとる、量的は数値でなんとかなる
→質的データは対象から掘り出すため調査を行う
→ユーザーの中に溶け込む:エスノグラフィー
→ユーザーから離れて見る:行動観察
→手法:オブザベ、訪問、ユーザーテスト、素材分析
→目標:全体像を把握、潜在ニーズを聞き出す、暗黙の価値観を引っ張り出す

*調査対象が自分のこと全然わかってないから、事実を探るために話は疑って良い
*データ頼りすぎると新しいもんできない
*伝統的なマーケ人の求める平均的顧客像は限界ある
*なるべく調査方法を単一にしない

プラットフォーム系ビジネス:

イノベの本質:新しい組み合わせ
階層:
プラットフォーム提供元
サポート↓ ↑貢ぐ
事業参入者
サービス↓ ↑払う
エンドユーザー

興味あった話:

一.Luupが街風景壊す問題


Luupが京都の街風景に合わない、京都の雰囲気と合わない議論に関して、個人的に興味深い話で、その原因をもっと探りたい気持ちです。根本の問題は新しい技術か施設がその都市とどのような関係性を築くかと思いました。

関連事例

清代の機関車:
中国の歴史で機関車が初めて登場したのは清代です。当初、人々は機関車を煙を出す化け物と感じ、風水を壊すものと見なしました。おそらく昔の日本人も同じ感覚を抱いたかもしれません。しかし、徒歩で月間の距離を一日で移動できる優れた手段となったことで、機関車が受け入れられるようになりました。

Luupに対する違和感の一つの原因として、Luupのようなマイクロモビリティが多くの人にとって必須のものではないため、その存在が自分に大きな影響を及ぼさないと感じ、街中の異物として扱われた可能性があります(Luupがなくても生活がそこまで乱されるわけがない)。要するに、その技術が本当に必要とされ、どれだけ人々に浸透しているかが、町の文化になる根拠の一つと考えられます。

パリのエッフェル塔:
もう一つ似てる状況はパリのエッフェル塔。エッフェル塔も当時色々反対されたが、最終人々に受け入れられた存在に一変した。
その理由は様々:

  1. 特徴的すぎて、都市を代表できる名刺的存在

いろんな映画、ドラマなど、エッフェル塔を出すと「これはパリだ!」とすぐわかるシンボルとして、その周りと合わない鋼鉄構造が逆に役にたつ面で、必須な存在になった。明らかにLuupはどこにもある謎な緑のマイクロモビリティとして、宣伝写真にもし京都タワーが映られてない限り、どこにもある日本の町風景としか思われない。

と言っても、ただその緑を茶色とかの地域限定色を出すのも個人感覚でごくレベル低いデザインと思います。サービスをいかに絶妙に地域に溶け込むのがすごく面白い課題と感じました。

2.技術の象徴

エッフェル塔は当時の一番先進的な建築技術を表す象徴なので、例えその地域の雰囲気が合わなくても、誇れるものとして語れる。プライド高い京都人に「こっちにもLuupあるぜ」とアピールしたくなるシーンがさすがにないなぁと思いました。
まとめ:Luupをその土地の文化まで溶け込むため考えられる行動は:

  1. なくて困る存在にアップデート

  2. 一見でその都市までわかるシンボルにする

  3. 技術面に誇れるネタを持たせる


二.新人の育成環境をさらにアップデート


Minimoの例では、新人の経験が浅いために技術が未熟である不安を解消するための仕組みとして、事前相談が役立つと感じました。この仕組みは他のサービス業界にも展開可能だと感じる一方で、新たな問題が発生する可能性も感じています。
例えば、ベテランの美容師は非常に人気があり、事前相談を受ける時間がないほどで、相談せずとも顧客が集まる。それに対し、新人の美容師は対応する余裕があり、基本的に相談に応じる。結果として、「相談できる人=経験が少ない(信頼度が低い)」、「相談できない人=忙しい(だから人気がある)」という風になりかねない。
そこで思いついたのは、同じ美容業界だけでなく、あらゆる業界の新人だけ支援するプラットフォームがあれば良いということです。各業界の新人を集め、衣食住をコストパフォーマンス良く提供する経済圏を作ることで、ユーザーのメリットもさらに増えるでしょう。

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