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【第5話】ライブ配信アプリで学んだこと 「沼るリスナー達」

ライブ配信アプリのシステムはキャバクラ・ホストクラブと同じということについて少し深掘りしてみようと思う

キャバクラはかわいい女の子の隣でお酒を飲んで会話するところだ、お金がなければ楽しめない(セクハラするところだと言う人もいる)

一方、「接する」という意味ではライブ配信アプリでは誰でも参加できるのでお金がなくても楽しめる(プライベート配信を除く)
キャバクラのように指名制度も無いので独占されることはない

しかし、「貢献する」という意味でお金の話になってくるとシステムは同じだ

ライバー的にはアイテム応援に応じて報酬が得られるので貢いでくれる人がいないと話にならない

金ではなく、知名度を上げるためにやっていたとしても、アイテムを投げてもらわなければオススメに掲載されずアプリ内で埋れてしまう

ライブ配信アプリは人気が人気を集める仕組みになっているのだ

結果、アイテム投げてくれるリスナーあってのライブ配信となる

女性ライバーも人気が上がってくるとアイテムをたくさん投げないリスナーをいちいち構ってはいられない

太客との差別化を図らなくてはならないのだ

お金を貢ぐリスナーの経済事情もそれぞれだ

ライブ配信アプリに収入のほとんどを注ぎ込んでいる人もいれば、お小遣いをやりくりして娯楽にしている人もいる

課金しないで地道に無料コイン集めする者もいる

なぜリスナーは課金してまでアイテムを投げるのか?

『ありがとう』が欲しいのだ

そんな人たちの承認欲求を満たすためにライバーは頑張るのだ

しかし、『ありがとう』だけでは物足りないリスナーがいる

自分の貢献度を優越感としている人だ

ライブ配信アプリではアイテム応援の累計値がランキングになって蓄積される

月別でも表示されるので競争心をかき立てられるようになっている

危険なのはこの数値が減らないことだ、これが沼る原因のひとつだ

人と人とのつながりは数値では推し量ることはできない

仮にあるとするならば増えたり減ったりを繰り返す

ライブ配信アプリではいつの間にか競争心に火がつき、貢げは貢ぐほど承認欲求が満たされるようになってくるのだ

ライバーもそれに応じてVIP待遇することになり、お互いに沼る

結果、ライバーもリスナーも金でしか自分の気持ちを表現できない寂しい人になってしまうのだ

人間社会で生きていく上で、金がモノを言う機会は多い

リアルでもネットでも悲しいかなそれが現実である

それを理解した上で、人的貢献をする者もいるのだが数値では見えない心理的もどかしさが出てくる

ライバーもリスナーもこの「もどかしさ」をいかに耐えらるかが皮肉にも人間の器を推し量るものなのかもしれない


6話に続く、、、出会い系アプリとしてのライブ配信アプリ👇

次回以降の内容キーワードメモ
・男性ライバーの生きる道
・夜職の入り口となるライブ配信アプリ
・金銭感覚を狂わされるライブ配信アプリ
・言葉の重み「かわいい」って言っとけばいわけではないよ
・ライブ配信アプリのレベル(数値)、信用スコア、SNSのアルゴリズム。レベル、フォロワー、アルゴリズム
・ストーカーを生む行為、その2
・ライブ配信アプリ、ガチ恋勢の末路
・素性を探る癖、身バレ注意、ストーカー根性
・コンデンサーマイクをカッコつけて使うライブ配信者の皆様へ
・ライブ配信にトラブルは付き物、発言は慎重に
・リップサービスとわかっていて嫌味な自分
・ライバーだって枕営業する
・ライブ配信アプリ運営にサクラがいたら
・過疎枠♪
・連続少女誘拐殺人事件の偏見
・そもそもさ、画面の向こうの人に何十万も課金する人って信用できる?って話
・アイデアはいくらでもある、、、
・インスタにイケメン加工あげてみた
・『超高音ボーカル』て、、、コイツ痛い奴やなと思われてる?
・歌ってみたから替え歌に、コンテンツの変化
・著作権ガン無視のライバー達
・TikTokやっても時すでに遅し
・TwitterについてSNSとは
・ポコチャの全体像
・ミクチャの全体像
・Reality、Showroom、ふわっち、ビゴライブの印象、評判

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