土台作りー③家計の破綻を防ぐための『生活防衛資金』
2021.04.06
本日は!!
家計の破綻を防ぐための『生活防衛資金』について説明していきたいと思います!
前回はQGSで収入を四分割し、そのうちの一つのブロック(収入の25%)を貯蓄にまわそうというおはなしでした。
この25%貯蓄を継続することで自動的に『生活防衛資金』は貯まっていくのですが、いつまで貯めたらいいのか、減った時はどうしたらよいのか、ボーナスはどのように使ったらよいのか、などを説明していきます。
生活防衛資金の目的
予備力をつける(家計の破綻を防ぐ)
生活防衛資金を用意する一番の目的は、家計の破綻を防ぐことです。
人間誰でも今の暮らしがいつまでも変わらず続く、と思いがちですが
世界的な新型コロナの感染拡大をはじめ、東日本大震災や豪雨による河川の氾濫など、予想できないような大きな大きな出来事は必ず数年に一度は起こっています。
世界的な出来事だけではなく、もっと個人的な事柄でも予想外の出来事は起こりますよね。
病気や怪我、まさかのリストラや、急な転勤、結婚・妊娠などなど…
そのような不測の事態が起こった時にも破綻しない、強い家計をつくることができるのです。
得られる効果
一時的な『不健康』が襲ってきても耐えられる
生活防衛資金がなければ、上記のような一時的な『不健康』が襲ってきたときにたちまち生活が立ち行かなくなり
「住宅ローンが払えない」「車を売るしかない」「親から借金をしなくては」
など、悲しい選択に迫られる可能性があります。
予備力(生活防衛資金)があれば、一時的な『不健康』にもうろたえることなく、生活を立て直すことができるのです。
実際の方法
必要な生活防衛資金は、支出の3〜6ヶ月分
生活防衛資金は、最低でも支出の3ヶ月ぐらいあればよいと言われています。
収入が24万円なら、各ブロックがそれぞれ6万円
そのうちの支出の部分はブロック3つ分なので「6万円×3ブロック=18万円」となります
生活防衛資金は支出の3ヶ月分なので「18万円×3=54万円」が必要金額と計算できます
3ヶ月分ではなんだか心許ないという心配性の方は、6ヶ月分ぐらい用意してもいいでしょう。
(わたしも心配性なので6ヶ月分貯めていました)
必要な金額がわかったら、必要額が貯まるまで25%貯蓄を継続していきます。
さらに、むこう3年間で使うであろう金額も貯める
車検・車の買い替え・結婚資金・持ち家の方なら地震保険などなど、確実に必要になるときが来る事柄で金額の目安がつくものは貯蓄でまかなっていきます。
生活防衛資金と合わせて3年以内に使うお金も貯めていきましょう。
補足
ボーナスはどうするの?
ボーナスは毎月の家計に含めていません。
そう、ボーナスはあくまでも『ボーナス』です。会社が利益をあげた時に支払う一時金であることをしっかり認識しましょう。必ずもらえる『基本給』とは違うのです。確実でないものを毎月の予算に組み込んではいけません。
ボーナスの使い方 ①欲しい物を買う!
ゲームや洋服、家電やガジェットなど、欲しいけどちょっぴりお高くて気軽には買えないものを買う!
これがボーナスの王道の使いみちでしょう!(わたしはボーナスでバイクを買いました♡)
ボーナスの使い方 ②生活防衛資金が減った時に補う
特に買いたいものがなければ、一時的に減った生活防衛資金の補充に使う。
生活防衛資金を何らかの事情で使い資金が減ってしまった分を、ボーナスで補います。
ボーナスの使い方 ③3年以内に使うお金にまわす
買いたいものも無くて生活防衛資金も減っていなければ、3年以内に使う予定のお金にまわします。
ボーナスの使い方 ④投資する
ここではじめて『投資』というワードが登場です!
そう、投資に使うお金は、生活費を確保し、生活防衛資金を確保し、3年以内に使うお金を確保し、それでも余った分を使うのです。
家計が健康で予備力もある状態で、はじめてできるものなのです。
ボーナス払いはダメ!
ちなみに、クレジットカードや住宅ローンのボーナス払いは破綻のもとです!
上でも書きましたが、ボーナスは確実にもらえると保証された収入ではありません。この確実でない収入をあてにして支出を計算するのは、破綻への近道です!
ボーナス払いをする前に、先取り貯金をしておきましょう!欲しいものは必要額が貯まってから買う!
住宅ローンでボーナス払いを組み込まないと毎月の支払いが厳しいのであれば、それは収入に対しての借入額が多すぎるということ!もう少し現実的な金額で購入できる家を探しましょう!
まとめ
この『生活防衛資金』は、家計の健康に役立つだけでなく、自分の精神面にも大きな安心をもたらしてくれます。
わたしが安心して無職になれたのも、この生活防衛資金がしっかりと貯まっていたから。
「もしものことがあっても大丈夫」
このパワーワードは、自分を勇気づけ、こころを穏やかに保つ力があります。
不安定な時代でも、こころ穏やかにいれるよう、ぜひ実践してみてください。
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