高校時代のマドンナは同僚に嫉妬しているようです
の続編です!
○○:あー…よく寝たな… ムニャムニャ
今日は休日
休日はいつも9時まで寝て、そこから動き出すのがルーティン
○○:いただきます!
卓上に並ぶのはパンと目玉焼き、サラダ
窓の外は高く澄み渡った空が広がっている
○○:(今日はなにして過ごそうかな…)
洗濯をすることや部屋の掃除などやりたいことはたくさんある
ブー
ポケット入れていたスマホの通知に気づく
スマホの画面には
『中西アルノ』
と書いてある
○○:嫌な予感しかしないんだけど…
とりあえずトーク画面を開くことに…
中西L:『今日って空いてるかな?』
○○L:『一応空いてるけど…』
中西L:『お願いがあるんですけど…』
○○L:『また?池田さん関連?』
中西L:『毎度毎度ごめん🙇♂️今回は瑛紗は関係ないんだけど、何時からだったら来れる?』
○○L:『お昼からなら行けるけど…』
中西L:『じゃあ12時に××ね!』
行くなんて一言も言ってないけどね…
まあ別に何もすること無かったし今から準備して行くか…
中西:おまたせ!来てくれてありがとう!
○○:地味に20分くらい遅刻してるんだけど…
中西:小さいことは気にするなよ、少年!
○○:連絡くらいしろよ…
中西:さあ行くぞ!
○○:おい、人のはな…
中西:今日はプレゼントを買います!
○○:誰に?
中西:まあそれは…
○○:彼氏?
中西:まだ違う!
○○:へー ニヤニヤ
中西:…というわけで!小山くん、プレゼント選び手伝って!
○○:え、めんどくさ…その気になってる人に見られたらどうするの?
中西:まあそれはそのときですよ…
○○:何から見るんだ?
中西:乗り気になってくれましたか!じゃあまずは…
俺は中西のプレゼント選びに付き添った
中西のこだわりがイマイチ分からなかったが、なんだかんだ2時間ほどかかってしまった
中西:ほんとにごめん💦
○○:大丈夫、なんか参考になったから
中西:小山くん、意外と優しいんだね笑
○○:意外とは余計じゃな…
中西:え!何してるの?
中西は急に声を大きくした
○○:俺は何もしてないよ…
中西:違うよ、後ろ見てごらん?
後ろを振り返るとなぜか池田さんがいた
○○:池田さん、久しぶり!
中西:いつから気づいてた?
池田:少し前に見かけた…
中西:そっか!今から小山くん誘って行こうと思ってたカフェがあるから一緒に行く?
池田:私も一緒に行っていいのか?
中西:私はいいけど小山くんはいい?
○○:俺は全然いいよー
中西:じゃあ行こっか!
池田:うん…
俺は池田さんは少し元気がないような気がしていた…
少し歩くと中西の目的のカフェに着いた
中西:私注文の前にお花摘みに行ってきますね!
○○:あまり高らかに宣言してするようなことじゃないよ
中西はトイレに向かった
池田:おい…
池田さんは俺の脇腹を小突く
○○:どうした?
池田:私も来てよかったのか…?
○○:なんで?
池田:だって2人とも…デー…ないのか…? ボソッ
○○:え?
池田:だから2人でデートしてたんじゃないのか…?
○○:デートじゃないよ笑 中西の買い物についてきてただけだよー
池田:ほんとか?
○○:嘘つく理由もないだろ
池田:良かった… ボソッ
○○:なんか言ったか?
池田:なんでもないぞ//
中西:おまたせ!注文行こ!
○○:おう…
注文が終わり、空いてる4人掛けの席に向かう
片方はソファになっていて、もう片方は椅子になっている
○○:じゃあ、俺は椅子のほ…
中西:私椅子の方座るから2人でソファのほう座りなよ!笑
池田:は!//
○○:やめろよ、中西…池田嫌がってるだろ?
中西:ほんとにそうかな?ねえ瑛紗?
池田:私は別に嫌じゃないぞ//
○○:そ、そうか// じゃあ隣座るか…
池田:…// コクン
池田さんが照れるのを見てなんで俺も照れてるんだろ…
ソファ席に座り、少し肩が触れる距離感が緊張を誘う
○○:(今までだったら緊張なんて…)
しばらくすると…
中西:私今日ここまでだなー
池田:帰るのか?
○○:もうそんな時間か?じゃあ俺も帰ろうかな…
池田:え…
中西:いやいや、まだ時間あるんだし2人でお茶してなよー
○○:俺はいいけど…
池田:私もいいぞ//
中西:じゃあおふたりで楽しんで!
中西は池田になにか耳打ちする
中西:瑛紗、頑張って コソコソ
池田:やめろ!//
中西:じゃあバイバイ フリフリ
中西はカフェを出て駅へ向かってしまった
○○:じゃあ俺が椅子の方にい…
池田:このまま隣にいてくれ//
○○:え、うん//
池田:小山くん、1つ聞いてもいいか?
○○:うん…
池田:なんでアルノの買い物についてきたんだ?
○○:特にやること無かったし暇だったからかなー
池田:じゃあ、アルノじゃなくて私が誘ったら来てくれたか?
○○:もちろんだよ!池田さんといると楽しいし!
池田:ず、ずるいぞ!// もっと好きになっちゃうじゃないか… ボソッ
○○:何がずるいんだよ笑
池田:ちょっといい?
と言い、俺の腕に抱きついてくる
○○:ちょ!//
池田:前に私、下の名前で呼んで欲しいっていたぞ?
○○:あれは酔っ払ってたん…
池田:酔っ払ってても呼んで欲しいものは呼んで欲しいんだぞ!
俺の腕をより強く抱きしめる
○○:わかったから落ち着いて?
池田:うん…今呼んで…
○○:て、瑛紗//
恥ずかしくて瑛紗の目を見れない
池田:私のこと見て言って!
瑛紗の大きな目に引き込まれそうになる
○○:て、瑛紗!//
池田:なーに、○○?
○○:急に下の名前で呼ぶな!//
池田:照れてるのー?
○○:…//
池田:可愛いなー笑
○○:もう!店出るぞ!
池田:はーい ニヤニヤ
○○:ニヤつくな!恥ずかしい…//
池田:そういえばまだ私の買い物終わってないんだぞ
○○:そうなの?
池田:付き合ってくれるか?
○○:え…
池田:付き合ってくれるよな!
○○:あ、はい…
散々瑛紗に振り回される○○でした…
○○:ただいま…なんか忘れてるような…
○○の眼前には大量の洗濯物が残っており、部屋の片付けなど1ミリも進んでいなかった
○○:最悪だーーー!!!
充実した休日から最悪な休日へと突き落とされた○○でした…
to be continued…
「高校時代のマドンナシリーズ」の続編です!
このシリーズは私自身書いててストーリーが広がっていくので充足感があります!
ご覧頂きありがとうございました!
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