Asovu_Minami

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  • 南海遊のゼロ距離射劇

    兼業小説家 南海遊(ミナミ アソヴ)の、食中毒にはなっても薬にはならなそうな作品論。

最近の記事

No.1 拝啓、透明な地獄の君へ ―鏡征爾『雪の名前はカレンシリーズ』―

 第1回の読書レビューは、鏡征爾先生の『雪の名前はカレンシリーズ』について。  我らがゼロ年代の申し子、鏡先生のおよそ十年ぶりとなる新作でございます。  これから読まれる方々のために、今回は可能な限りネタバレを廃して書かせていただこうと思います。  ただ、まず前もってこれだけは書かせていただこうかな、というのが一つあります。  この作品は百人が読んで、百人全員が両手を上げて喝采する作品ではないと思います。ぶっちゃけた話をすると、その中の十人が心を撃ち抜かれ、さらにその

    • No.0 ブレーメンの音楽隊の逆襲、南海遊の誕生

       こんばんは、小説家の南海遊(みなみ・あそゔ)です。    半ば思いつきでnoteを始めました。「冷やし中華始めました」的な軽い気持ちで始めました。「へぇ、冷やし中華なんて始めたんだ、冬なのに頭のおかしい奴がいたものだ」的な軽い気持ちで読んでくれると嬉しいです。  コンテンツ的には一応、作家の端くれということで、『物語』についてのアレコレを気まぐれに書いていこうかと思います。  毒にも薬にもならない内容を書いていくつもりですが、万が一、毒入りの冷やし中華が出てきてしまった

    No.1 拝啓、透明な地獄の君へ ―鏡征爾『雪の名前はカレンシリーズ』―

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