付き添い応援弁当2
週に一度お弁当を届けていただいています。私は夏・秋・冬・春からと病棟で過ごし、これを書いている今、付き添いも10ヶ月になります。
簡易折りたたみベッドで眠る毎日に痛む体は慣れつつありますが我が子の耐える姿、毎日どこかで聞こえる子供達の泣き叫ぶ声…嘔吐する音、深夜に鳴り響く点滴のアラーム音…それにはとても慣れる事など出来ず体もメンタルも落ち込んでいきました。当然自分の食事などは後回し。気づけば、付き添い生活が始まって4ヶ月後には10キロ、体重が落ちていました。
そんな時、同室の方に坂上さんを紹介して頂きました。初回時には久しぶりの手作りの食事に涙が出ました。お弁当パックにぎゅうっと詰められた美味しいお米、大好きな唐揚げ!濃い緑
色のほうれん草、シャキシャキのりんご…夜食のおにぎりには差し入れのどら焼もついて!!今でもはっきりと覚えております。お腹だけでなく心も栄養も全てが満たされるお弁当。(しかも最初は試食でタダでした)病棟で過ごす私にも毎週の楽しみが出来ました。
最近のことですが、とても辛いアクシデントがありました。それは娘の誕生日を家で過ごせるように一時退院となり、家で待っているきょうだいもパパも楽しみにしていました。ところが帰宅したのもつかの間、その日の夜に熱を出して病院にUターン。泣き叫ぶ娘を無理やり車に乗せて病院に戻りました。娘はしばらくショックで翌日も泣いていました。そのことを知った坂上さんが娘の誕生日の日に病院にプレゼントを持ってきてくださったのです。
娘の大好きなディズニーのキャラクターが登場するおもちゃです。タッチすると音楽も楽しめます。とても高価なおもちゃでした。娘はニコニコになって、遊びだし、しまいには衣装をつけて踊り出しました。このときは私も本当に嬉しかったです。
坂上さんに「この活動はたくさんの寄付者の皆様に支えられている」と伺いました。いつもお弁当を作って下さる坂上さん、そのお弁当を病院まで届けて下さるボランティアさん、お米や食材や金銭でご寄付をして下さる大勢の方々にこの場を借りてお礼申し上げます。
#NPO法人病気の子ども支援ネット遊びのボランティア
#いたいのいたいの飛んでけ通信
#小児がん
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