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第19回 総会2023.06.24


前年度の活動報告と今年度の事業計画について報告しました。15人の正会員と3年ぶりに顔を会わせた総会でした。ゲストにクッキング受講生をお招きしました。(理事長)

🌺今日は総会のあと、お母さんのお話しを聞かせていただきました。
我が娘と出会えた喜び。
言葉の端々から溢れていました。
見せていただいた写真の中で、明るくよく笑うこっちゃんを見つけました!
こっちゃんとご家族の時間に触れさせていただいて、とても嬉しかったです。
それと、1日も早く遊びのボランティアが再開されることを願っています。

🌷コロナ禍で小児病棟での遊びが休止となり、その間に代表が調理師免許を取り、グリーフケアクッキングの取り組みが始まった。偶然ではなく、必然だった。
クッキングに参加のお母さまの話しを伺いながら、活動内容の変化(遊び→クッキング)に大きな力を感じた。天国にいる子どもたちが、ママたちが一瞬でも安心できる場所があることを願って、動いたような気がした。
お母さまは、参加前は緊張していったが
「ハウスグランマに入った瞬間に柔らかな気持ちになれた」
参加中は
「溢れるように話ができた」
そして参加後には
「明日も生きよう!と思えた」とおっしゃっていた。
この活動(グリーフケア)が継続し、必要な方に届きますように!!

🥀グリーフケアのお話が当事者からありました。必要な方々は世の中の多数派ではないからこそ、当事者の声が貴重だなと思いました。時折涙を抑えながら、それでも精一杯冷静にコトネちゃんのことを伝えようとしているお母さんに神々しささえ感じました。少数派だからこそ、そこに気付いた私達が手を差し伸べ続けていく使命も感じました。
心強い仲間に久しぶりに会えたのも嬉しい一日でした。

🌸数年ぶりの対面での総会。
久しぶりに一堂に会し、懐かしさすら感じるほどの長い期間活動休止中。なのに、メンバーの皆さんの想いが、以前と変わらずあることに感動いたしました。
今回ゲストに来てくださったお母さまが、医療の域を超えると言われるほど力強く生き抜かれたお嬢さんとの大切な時間をシェアして下さいました。お母様もまたご自身の人生を大切に生きようと模索されているご様子がよくわかりました。
クッキングはカウンセリングではありませんが、「自然に穏やかで和らげる気持ちになれた場所だった」というお言葉が印象的でした。
きっと参加される方々から想像よりはるかに力強いエネルギーが生まれている場になっているのだと思います。
「なければ作っていく」という坂上さんの言葉に力を感じます。必要な方につながって大きな輪となっていくことを願っています。
ガラガラドンメンバー1人1人の想いも聞くことが出来て、笑いあり、涙あり、とても濃い時間でした。

🪻初めての対面総会に参加しました。
とても凝縮された時間は内容が濃かったです。
お母さんの展示とお話は思いのこもったもので、この人は賢い!そして会員からのコメントからもこのNPOは皆同じ方向を向いていると確信もしました。
グリーフシェアも求めに応えられていると確信!
私はこれからの活動に気持ちの整理と力をもらいました。調理アシスタント

🪷いい総会とゲストスピーチでした。
皆が同じ方向で活動していることが感じられました。

👩ゲストより
グリーフシェアクッキングに参加して
                       
今日は、坂上さんのグリーフシェアクッキングとの出逢い、娘、こっちゃんの話をしたいと思います。グリーフシェアクッキングが私にとってどんな場所かということを伝えたいので、先に、こっちゃんの話からさせていただきます。
昨年8月に、愛する一人娘こっちゃんを、6歳7ヶ月で亡くしました。
病気になるまでは、風邪一つ引かない元気な娘。明るくて賢くてひょうきんなこっちゃんは、5歳2ヶ月のときに、突然足を引きづりだし、病気が発覚。診断と同時に余命1年と宣告される小児がん「小児脳幹部グリオーマ」という病気になりました。そして、1年4ヶ月を闘い抜いてお空に旅立ちました。
この病気は、走ったり、食べたり、飲んだり、しゃべったり、排泄したり、人の生命活動の根幹をなす大切な部分、脳幹に悪性腫瘍ができる病気です。
1年4ヶ月のあいだに、こっちゃんは、走れなくなって、歩けなくなって、利き手が使えなくなって、しゃべれなくなって、排泄もできなくなりました。
私はどんな状況になっても、最期まで健康だった頃と変わらずの生活をすること、過ごすことを1番に決めていたので、通院と、緊急時には入院をしましたが、できるだけ最短にし、在宅医療で看取りました。
昨年GWくらいの頃、腫瘍の進行で蜘蛛膜下出血をお越し、危篤になりました。P I C Uにすぐ入るほどの危険な状況で、あと数時間後でお別れが来る可能性もある状況でしたが、こっちゃんがいつもどおり過ごすことが1番なので、翌日に帰りました。それから2週間後、危篤になり、食べることもしゃべることもできなくなった時、奇跡の復活をしました。復活した途端に、「宿題やる、起こして」と、ハァハァいいながら言いました。酸素10リットルをながしていた翌日に訴えました。目の前の時間を精一杯生きる姿、こっちゃんの精神力、強さに、医師、看護師さん、こっちゃんを支えてくれたみんなが「生きる力を見た、すごい子がいる」と訪問医の中でも有名になったくらいでした。
コロナ禍の闘病は制約がたくさんありましたが、寝たきりになっても、たくさんのお友達が遊びに来てくれて、おしゃべりをしたり、カードゲームをしました。子供同士のやりとりは、本当にフラットで病気なんて関係がなくて、できないことは助け合って手伝ってくれて、遊ぶ姿には涙が出ました。
娘が旅立ったあと、理解し難い喪失感、やり場のない、永遠に解決しない「どうしてこっちゃんは死んじゃったの?」どうしようもない気持ちになり、この世から消えてしまいたいのにそれもできない。そんな気持ちで溢れてしまいました。そして、同じような喪失体験をした方がどうやって生きているのか知りたくなりました。
そんな時に、朝日新聞「喪の旅」の記事を目にします。同じ体験をされた方が保育士の資格をとって歩いている。その内容に勇気をもらいました。すぐに、やりたいことノートに「坂上さん、Kさんに会いに行く」と書きました。
そして、藁にもすがる思いで、こちらのHPを調べて、電話をしました。
初めてのクッキングは、初対面の人に、こっちゃんの話ができるのだろうか?、どう気持ちを持って伺えばいいのかわからず向かいました。ドキドキしながらハウスグランマの扉を開けた瞬間、アシスタントのIさんが、「よくきたわねぇ、さあさ、入って入って」と優しい笑顔で向かい入れてくれました。坂上さんは、緊張を解きほぐしてくれるかのように、挨拶もままならぬカチコチの私にお構いなく、テキパキと料理の準備をしながら、受け入れてくださいました。
すごく温かい空気に、一瞬でほっとして、涙が溢れそうになりました。初めての場所でこんなふうになるなんて思いもよらなかったです。
あれこれ考える間もなく、クッキングがスタート。
とにかく一つのことを一緒に作る、クッキングに集中して、こんなふうで大丈夫?なんて話しながら夢中になる。どうにかなりそうだったがむしゃらだった気持ちが、こんなにも穏やかで和らぐ気持ちになれることに気づきました。
私は、こっちゃんが旅立った後、しんどくて、オンラインの心療カウンセリングを受けたことがあります。初対面の人に、時間内に自分の状況を話す、解決しなきゃ、と身構えて、結果話したことなんて出てこず終わった経験があります。
グリーフシェアクッキングは、同じ体験をされた方と共に、心から美味しいと満たされ、自然と心がほぐれた頃、カフェの時間。上手く話そうなんてなくて、いつもの自分で、心の中の気持ちが溢れるように話すことができました。気づけばあっという間に時間が過ぎていて、明日から息だけしてるだけでも偉いぞ自分!生きよう!と想える場所でした。
このような素晴らしい場所が、必要な人に知られ、繋がっていくことを願っています。娘が繋げてくれたご縁の輪が広がっていくように、伝え広めていきたいです。

#特定非営利活動法人病気の子ども支援ネット遊びのボランティア

#総会

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