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【レポート・感想】Ray’z Music Live -STRAHL-

都内某所で開催されたZUNTATAスペシャルシークレットライブ「Ray’z Music Live -STRAHL-」に行ってきた。

2023/3/9発売予定「Ray'z Arcade Chronology」の特装版に含まれる特典CD/Blu-rayの収録実演の場に、抽選100名限定の無料招待がかかり、見事当選した次第。

会場は地下にあり、シークレットライブ感が増す。
一段高いステージの背後には大きなVJ用スクリーン。客席は1列15名程度の椅子が数列、後ろは関係者席となっていた。
会場には既にRAYシリーズのアレンジ曲が流れていて、スクリーンには大きく「STRAHL」というタイトルと、それに絡みつくような光線のエフェクトの映像が流れていた。

タイトルの「STRAHL(シュトラール)」はドイツ語で「輝き/光線」を意味し、英語ではもちろん「Ray」に相当する語。

【第一部】《COSIO》

トップバッターは元ZUNTATAのCOSIO先生。瞬く光線に照らされてRAYシリーズ3部作をミックスしたDJプレイを披露。

全般的に各作品のステージをどんどん進んで行くような選曲と進行順。背面スクリーンにはゲームプレイ画面もVJにフラッシュ挿入されていて、盛り上げてくれる。

先生はノリノリで観客をアオり、声が出せない代わりに手拍子で観客も参加する。

CYCROID、PENETRATIONから始まり、RAYシリーズの各場面を観光させて、最後にINTOLERANCEを経て、Q.E.P.D.で終わらす、さすが。

【第二部】《チームZUNTATA(ばび〜、MASAKI、イデヨウスケ)》

早速、PENETRATION/SLAUGHTER HOUR/G、と疾走感ある人気ナンバーをバリバリのロックアレンジで駆け抜ける。純粋にカッコイイ。

「SLAUGHTER HOUR」はRAYシリーズで一番好きな曲だ。長い戦闘を一人で切り抜けていく心境と、寂しさを含む澄んだ曲調がシンクロする(そして敵の攻撃は容赦なく濃密になっていく)RayStorm最終道中(7面)の曲。

次の演奏曲は…「レイ縛り」で選ばれた「RAIMAIS」?
令和の時代に、タイトーの古のドットイートゲームを??
でもカッコイイんだなこれも。

最後に「GEOMETRIC CITY」。ザ・1面の曲!

【第三部】《BETTA FLASHとゆかいな仲間たち》

RAYシリーズ楽曲の生みの親・TAMAYOさんが入る第三部は、キーボード、ドラム、ギターに加え、ヴァイオリン、チェロの構成。

おや?と思ってる間もなく、ストリングスで始まる「INTOLERANCE」で鳥肌が立った!

伸びのある声の持ち主・Vo.のCyuaさんが、RayCrisisの「生命の風が吹く場所」(歌詞付きだったからアレンジバージョン「Vit-Sytmy」かな?)、続けて「ラベンダーの咲く庭」のボーカルアレンジ「Lavande bleu」を歌う。

アレンジアルバム「rayons de l'Air」から持ってくるとは、観客のRayレベルも高く見積もられてる気がする…?

「Q.E.P.D.」も同じくRayForceアレンジCD「RUBBING BEAT」からのボーカルアレンジ。

そしてなんと、「Ray'z PREMIUM BOX -BEYOND-」収録のCG作品「Ray'z BEYOND」から「BEYOND」!!
マジか!
観客みんなが「Ray'z PREMIUM BOX -BEYOND-」買って持ってる、という前提での選曲なのか!?

ん?まぁ…持ってますけども。

「童話の消えた森(All is shut down)」は、物静かなオリジナル曲/アレンジ曲とも違う、3拍子化した明るい曲調になっていたのは、とても新鮮であった。

最後に、BETTA FLASHオリジナル曲「tink.」を熱唱して終わり、退場。

…と、これで終わってほしいわけはなく、観客一同の熱心なアンコールの拍手が鳴り続き、それに応えて、みなSTRAHLロゴ入りTシャツに着替えて再登壇。

観客総スタンディングで「CERAMIC HEART(NEU TANZ MIXバージョン)」を共に楽しむ。

NEU TANZ MIX版は明るい曲調ではあるが、RayStormのゲーム中で使用される場面は、家庭用オリジナルのEXTRAモードのエンディングで、帰る地球が爆砕してしまっている辛いエンディングシーンであるため、いつもそのギャップをイメージしてしまっていた。
しかし今回のシメでは、VJスクリーンには青空が映し出されていて、晴れ晴れとしたエンディングを経験できた。

途中のトークでTAMAYOさんが涙ながらに関係者にお礼を述べていたのが印象的であった。

【エンディング】

登壇者みなステージに並び、最後に唯一の写真パシャパシャタイムを設けてくれました。

【感想】

RAYを全身に浴びる2.5時間はアッという間に過ぎ去り、心地良い疲れと満足感に満たされた。

しかしライブ中にも関わらずゲーセンに行きたくなってしまったのは初めての経験かも。それ程までに、皮膚を通した心地良い振動と、内側から沸き起こる今までのゲーム体験が、体全体を揺り動かしたのかな。

これからも変わらずRAYシリーズ(特にRayStorm)を遊び続け、曲も聞き続けるだろうなぁ。

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