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いつか見た色

短篇小説を連載しているものとは別に、日々あれこれ考えた随想的小文を書き連ねるマガジンです。たぶん週に一回程度(月に四〜六回ほど)、書ける範囲で更新していきます。『短篇三〇〇』のよ…
『どこでもない場所』のようなものを読みたいというご要望をときどきいただきます。あれは僕の過去のいろ…
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2023年2月の記事一覧

ホームランは怒っているか

 電話に出ると若い女性が「香川県内のホームランは怒ってますか?」と聞いてきた。  僕は耳…

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浅生鴨
1年前
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黒猫だった

 かつて我が家には黒猫だった猫がいた。  近所の古びた喫茶店の窓硝子にあった里親募集の張…

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浅生鴨
1年前
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よく道を訊かれる

 通勤でも通学でもいいのだけれども、目的地に到着するまでの間に何かおもしろいものや不思議…

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浅生鴨
1年前
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もたれ掛かるための道具

 昨年の秋に股関節を人工関節に入れ替える手術を受けてから、そろそろ三ヶ月になろうとしてい…

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浅生鴨
1年前
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これは小説になっていません

 初めて僕が小説を書いたのは二〇一三年のことで、それまで僕にとって小説とはあくまでも読む…

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浅生鴨
1年前
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