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真珠腫性中耳炎になった話 (SC-007)

前回に引き続いてのアーカイブです。
これまで同様、日付はその日の出来事や気づいた事(出来事きっかけとは限らない)をざっくりまとめた日となります。

前回に続いて入院中~退院まで。ちなみにヘッダの写真は退院前日の空。

0710

あまり寝られないまま4時頃に目覚め。
隣のじいちゃんの苦痛と弱音が増えてて気の毒。看護師さんとの会話によると透析の可能性もあるとか。すげえ苦しそうだし、自分に「エイエイオー、エイエイオー」とか声掛けてて辛い。無事に退院してほしい。

日課、朝の診察。経過も良好で予定通りの退院予定。
飛行機に乗るのは3ヶ月くらいは控えた方が良く、水泳も当分控える、それ以外はだいたいOKだそう。

卓球さんの新曲「Bass Zombie」を聴いて高揚。卓球さんのダブ曲大好き。早く両耳で聴きたい。

昨日のトラックの続き作業。構成ほぼ完成。
お見舞いあり。自分が入院患者だというのも忘れてよく喋ってめっちゃ楽しかった。ありがたいお土産ももらった。
いろいろ話して、wi-fi常設の病院もあり、またトイレやシャワールームの経年みたいのも同じくあるそう。単に病院の経営によるところ?

夜中、隣のじいちゃんがトイレの帰りにひっくり返って床に頭打ったらしく騒ぎに。少しよく動けそうな調子だったと思った矢先の出来事っぽい。看護師さんがヒアリング続ける中、本人がびっくりしてる。気が焦ったか頑張ろうと思ったか。とりあえずベッドのままCTに行く模様。「母親に怒られる」って口にしてた(多分、心の中の話)。
こういう事があるのかとちょっとアテられる。が、実にリアルな現場を見た。

一方、それとは関係なく寝づらい。耳の脈打つ音が気になる。いつ止むか?夜は特に大きく聞こえる気がする。

0711

何とか3~4時間は寝られた。入院中の睡眠はどうも満足にいかない。
朝の診察。予定通り退院決定。

診察終わりに看護師さんに「明日退院ですねー、それまでゆっくりしててくださいー」って言われる。何とも不思議な気分になる(安静にというニュアンスともちょっと違う)。

隣のじいちゃんは結局よりトイレに近く看護師さんのセンターにも近い部屋に移動になったようだ。

昨日のお見舞いでもらった本が非常に良かった。

ふと振り返って、看護師さんや他の入院患者さんのお世話で来てたご家族の様子などを垣間見て、介護など一朝一夕でできるもんじゃないし、看護師も介護士ももっと待遇や状況を良くしないと本当にロクな事にならないと思った(気色悪い企業もあるし、実態と風潮が合わさって手遅れだとも思うけど)。

入院最終日は豪雨。何だか良いなと思った。

0712

最終日にして一番よく眠れた。
目が覚める時の純度を思い出した。この感じは忘れたくないな。

入院中の飽きたタイミングを越えた後から退院日までの感覚として、何も考えずにいられるのは良いかも知れないと思った。からっぽの楽、軽い。
元の生活に戻るのは考えることがいっぱい。重い。
さてどちらが良い?ということである意味リフレッシュ。リブート。

朝の診察と抜糸。経過は順調。とりあえず週一で耳内のガーゼ取り替えと経過観察。状況によっては隔週、月イチと感覚が開いていくスケジュール。
大体いつも、耳の痛みの他に、めまい、味覚の変動は聞かれた。顔については術後2日後くらい以降は聞かれなかったと思う(今回のは顔面麻痺やめまいの可能性がある症状・手術)。

退院手続きとって退室。
担当医、看護師、看護助手の方の仕事には本当に感謝しきり。一貫して親切で優しくありがたかった。

帰宅。ザッと片付けしてから一旦実家へ行って退院報告。
買い物して帰宅、久々の入浴とまともな洗髪。
夕方からライヴハウスBlueEyesへ。サワサキさんのライヴと永田さんのDJ。

お二人の他、福間さん、オキヒデさん、ナスカカー中屋さん、ユリッペさん等にも再会。心配されたり今日退院ってことでびっくりされたり。イベントはもちろん最高。

0713

退院祝いを兼ねた頂き物にめっちゃ興奮した後、寝る。あんまりちゃんと寝られなかったけど深く寝た気がする。
真夜中に玄関チャイムが鳴った気がした(左耳で聞こえた)けど、確認したら形跡もまるでなくて気のせいだったみたい。以前よくかかってた金縛りになった時を思い出して、近い感覚だと感じた。思ったより入院疲れがあったのかも。

9日間の入院生活を振り返る。
作業や思考など一人で集中する、集中へ向かう環境としては持ってこいだった。病院・症状・相部屋なら隣人の相性はあると思うが、とにかく静かに穏やかに過ごせた。
ストレッチやウォーキングをしてた通路くらいの空間は好ましい。適度な広さと気温と静けさは心地良く、動きながら瞑想してる気分も。
退院後改めてわかるのは、どこもうるさすぎる、ごちゃごちゃし過ぎてること。人や音だけでなく、空間や雰囲気自体に干渉されてることが多々あるけど、入院中はそういうのからは希薄なくらい距離を置いて過ごせた。
あと、入院時の食事は量が多いがバランスは悪くなく、穏やかに過ごすには適してるなあと再認識。

ヘッドホンを着けた時の違和感にびっくりする。調子自体も違和感も落ち着いたら、入院中に作りかけてた曲を早く完成させたい。

今と先のことを色々と模索。

ひとまずここまで。SC-008へ続きます。

電子音楽や諸々を創作しつつ、反射された記録(活動、思考、日記など)を概ねランダムに残しています。もし何かの拍子に気に入っていただけたら幸いです。