マガジンのカバー画像

起業・ビジネス

28
【起業・ビジネス】に関連する記事をまとめています。
運営しているクリエイター

#フリーランス

デザインを売らず、解決策を売ろう!クリエイターのための営業術

「デザイン要りませんか?」と声をかけても、「いや、うちは大丈夫です」とあっさり断られてしまう。正直、ガッカリしてしまいますよね。でも、ちょっと待ってください。実は、ここに大きなビジネスチャンスが隠れているんです。今日は、そんな話をしていきたいと思います。 「デザイン」の需要って、実はそんなに多くない?まず、現実を直視しましょう。世の中、「デザイン」を必要としている人は、恐らくそんなに多くはありません。 「いやいや、そんなはずない!」と思いますよね。確かに、デザインは大切で

アイデアを引き出すには?デザインの種はクライアントの些細な言葉の中に

デザイナーとして仕事をしていると、よくこんな経験をします。クライアントとの打ち合わせやヒアリングで、「特に希望はありません」「お任せします」といった言葉をいただくことがありますよね。でも、よくよく聞いてみると、実はわずかながらも方向性があったりするんですよね。 お客様側からすると「え、こんなのでいいの?」と思うような些細な情報かもしれません。でも、僕たちデザイナーにとっては、それがデザインを制作する上で重要な足がかりになることが少なくありません。 今回は、このちょっとした

デザイナーは自身の「見せ方」も戦略的に考えよう

デザイナーとして、クリエイティブな成果物にこだわりたい気持ちは大事ですし、よく分かります。それとは対照的に、自分自身の販売戦略や見せ方を「小手先」だと思っていないでしょうか。 見せ方を「小手先」と侮るなかれ「小手先のテクニックなんて使いたくない」 「純粋なデザインの力だけで勝負したい」 こんな風に考えているデザイナーは、結構多いのではないでしょうか。確かに、デザインの本質的な部分を大切にするのは素晴らしいことです。でも、自分の仕事を売り込むための戦略を「小手先」と切り捨て

完璧を求めすぎず、まずは一歩踏み出そう。

僕たちは何か新しいことを始めようとするとき、しばしば躊躇してしまいます。特にブログやSNSなど、自分の考えや作品を世に出す際には、より慎重になりがちです。「まだ準備が整っていない」「もっとクオリティを上げてから」と、スタートを先延ばしにしてしまう経験は誰にでもあるのではないでしょうか。 ただ、そのような完璧主義は必ずしも良い結果をもたらすとは限りません。むしろ、新たな挑戦の芽を摘んでしまう可能性すらあると思います。今回は、なぜ「まずは始めてみる」ことが大切なのか、そしてそれ

「知らない」を笑わないで!学ぶ意欲を大切にしよう

仕事でも趣味でも、ベテランの人が新人や若手の「知らない」を笑うって、カジュアルに起こりがちですよね。でも、これは絶対ダメだと思っています。人を傷つけるだけじゃなく、その分野自体をダメにしてしまう危険があります。 無知を笑うことが及ぼす影響は深刻「知らないことを笑う」「無知をバカにする」、そういう行動をとる人が多いと、その業界やジャンルは拡大の機会を失ってしまいます。無知を笑う人が少数であっても存在することで、そこへ参入したいと思う人が減ってしまい、元からそこにいる人も居心地

牧歌的なライフスタイルを目指すスローな起業

現代社会、特にビジネスの世界においては、力強い言葉やモチベーションを高めるフレーズが多用されています。とりわけ起業となると、エネルギッシュに、そして貪欲に邁進していくマッチョな精神がもてはやされているように思います。 しかし、僕はそれにあえて異を唱えたい所存です。 力強い言葉は好まない確かに、自分自身を鼓舞するためには強い言葉も必要かもしれません。起業はある程度自分のスケジュールを客観的に管理する必要があるため、己を律する必要もあります。 とはいえ、強い言葉は自分自身を

【才能に頼らない仕事術】 人見知りデザイナーの持続可能なフリーランス戦略

※この記事は途中まで無料でお読みいただけます。 突然ですが、皆さんはフリーランスにどんなイメージを持っていますか? 組織で働くビジネスパーソンからは、自信満々で精神的にタフそうなイメージを持たれているかもしれません。なんの後ろ盾もないまま世の中を渡り歩く才気あふれた人物。そんな風に美化している方もいるかもしれません。 でも実は、そうでもないんです。少なくとも僕の場合はそこから遠い地点、ほとんど真逆と言える地点からキャリアをスタートさせました。技術的な才能は人並み。しかも

¥980

キャリアを自分で切り開く、デザイナーとしての独立の道。

独立への第一歩 – なぜ独立を決意したのか今回はデザイナーとして独立を決意した理由について、少し掘り下げてお話ししたいと思います。独立を決めたのは、ズバリ、自分で自分のキャリアを築きたかったからです。 会社員として3つの異なる会社で働く経験を通して、さまざまな仕事の流れやチームでの作業、業界の多様さを学びました。 そして、独立に向けてのパラレルワークを経験する中で、「自分だけの仕事のやり方」を模索し始めたのです。 会社員デザイナー時代に学んだこと会社員としての経験は、と

多才な才能の組み合わせが生む無限の可能性 -「一芸に秀でる」から「多芸に活躍」へ。

私たちがよく耳にする「一芸に秀でる」ことの価値について、ちょっと違う角度から考えてみたいと思います。現代社会では、歌が上手い人、絵が上手い人など、特定の分野で優れた才能を持つ人は確かに多くいます。 しかし、それだけではなく、「得意なこと・詳しいことが3つくらいある」ことの重要性が、高まっているように感じます。複数のスキルや知識を組み合わせることで、新しい価値を生み出し、より強いビジネスチャンスを掴むことが可能になるからです。 「得意」の組み合わせが生む相乗効果例えば、あな

独立・起業のリアルな側面 – 泳ぐこと、そして溺れること。

時折、独立を考えている方からの相談を受けることがあり、その中で「泳げるようになりたいけど、鼻に水が入るのは嫌」というニュアンスの話を耳にすることがあります。 これって、たぶん独立の道におけるリアルな部分を感じ取っているのだと思います。この感覚、なんとなく分かります。新しいことを始める期待、それと同時に起こる不安。 独立という「泳ぎ方」を学ぶ独立・起業を実行に移すことは、まるで未知の海での泳ぎを学ぶようなものではないでしょうか。最初は浅瀬で足を濡らし、次第に深く進んでいく。

心の平穏を保ちながらデザイン業界で働く為に意識していること。

デザイン業界と聞くと何となく華やかに感じるかもしれませんが、その裏には厳しい現実が潜んでいることがあります。限られた時間とリソースでクリエイティブな仕事を行い、納期ぎりぎりのプロジェクトが続き、休みなく仕事が来る…。 そんな環境下で、真面目な人ほど仕事に没頭し、仕事と生活のバランスを見失ってしまうこともしばしばです。特にデザイナーは自分の仕事に自己表現を求めることもあるため、その傾向が強いです。 「たかが仕事」の考え方僕もその一人で、締め切りに追われ深夜まで働いた日々があ

一旦完成させるという勇気 – ポートフォリオ作りについて。

「Webポートフォリオはこだわって作りたい」と思いながらも、なかなか着手できていない状態ではありませんか?多くの人が「完璧を追求するあまり行動に移せない」というジレンマに直面しています。 僕の友人にもそんな人がいます。出来上がった瞬間からある意味で資産になるものを、一向に作らないのはとても勿体ないと感じます。では、どうすればいいのでしょうか? 完璧を追求するあまり僕の友人は常々、自分のデザインポートフォリオ(Webサイト)を作りたいと言っていました。その一方で「完璧にした

プロとしての価値を守るためにやめたい「原価を割る仕事」

デザインという仕事を通じて遭遇する様々な問題の中でも、特に気をつけたいのが「原価を割る仕事のリスク」です。この問題は一見美談に思えるかもしれませんが、実際にはプロとして仕事を進めていく上で大きな問題となります。 原価を割る仕事の本質原価を割る仕事について考える時、「なぜこんなに安く提供しているのだろう?」と思うことがありますよね。「クライアントのこだわりに応えたくて」「このプロジェクトに自分の全力を尽くしたいから」というクライアント想いな理由から、自分の作業にかかるコスト以

マルチタスクは苦手だけど、それを自分の強みに。

僕はあることを白状しないといけません。それは、マルチタスクが本当に苦手だということです。ハッキリ言ってしまうと、複数のことを同時に考えて、それを同時に遂行する能力は僕にはまるでありません。よく言われるような「器用な人」の定義からは程遠い存在です。 大混乱のアルバイト時代さかのぼること高校時代、回転寿司店でのアルバイト。僕は常にパニック状態でした。仕事が次から次へと増える職場でしたが、それを頭の中で処理するのがかなり苦手(苦痛)でした。対応が遅れると、どんどんタスクが積み重な