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起業・ビジネス

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2024年6月の記事一覧

キャリアを自分で切り開く、デザイナーとしての独立の道。

独立への第一歩 – なぜ独立を決意したのか今回はデザイナーとして独立を決意した理由について、少し掘り下げてお話ししたいと思います。独立を決めたのは、ズバリ、自分で自分のキャリアを築きたかったからです。 会社員として3つの異なる会社で働く経験を通して、さまざまな仕事の流れやチームでの作業、業界の多様さを学びました。 そして、独立に向けてのパラレルワークを経験する中で、「自分だけの仕事のやり方」を模索し始めたのです。 会社員デザイナー時代に学んだこと会社員としての経験は、と

多才な才能の組み合わせが生む無限の可能性 -「一芸に秀でる」から「多芸に活躍」へ。

私たちがよく耳にする「一芸に秀でる」ことの価値について、ちょっと違う角度から考えてみたいと思います。現代社会では、歌が上手い人、絵が上手い人など、特定の分野で優れた才能を持つ人は確かに多くいます。 しかし、それだけではなく、「得意なこと・詳しいことが3つくらいある」ことの重要性が、高まっているように感じます。複数のスキルや知識を組み合わせることで、新しい価値を生み出し、より強いビジネスチャンスを掴むことが可能になるからです。 「得意」の組み合わせが生む相乗効果例えば、あな

クリエイティブな仕事の裏側にある、才能と環境のギャップ。

折角デザインが上手いのに、働き方が合わずに、デザイン業界から遠ざかってしまう人たちを何度か目の当たりにしたことがあります。 デザイナーの労働環境はしばしば厳しいものです。勿論全ての会社や事業者がそうではありませんが、長時間労働と低賃金というコンボはジワジワとモチベーションを蝕みます。 デザイナーの労働環境の現実と問題点デザイン業界では、当たり前ですがクリエイティブな仕事が求められます。「楽しそう」「華やか」といった印象を持たれることもあります(実際それも間違ってはいないと思

独立・起業のリアルな側面 – 泳ぐこと、そして溺れること。

時折、独立を考えている方からの相談を受けることがあり、その中で「泳げるようになりたいけど、鼻に水が入るのは嫌」というニュアンスの話を耳にすることがあります。 これって、たぶん独立の道におけるリアルな部分を感じ取っているのだと思います。この感覚、なんとなく分かります。新しいことを始める期待、それと同時に起こる不安。 独立という「泳ぎ方」を学ぶ独立・起業を実行に移すことは、まるで未知の海での泳ぎを学ぶようなものではないでしょうか。最初は浅瀬で足を濡らし、次第に深く進んでいく。

副業からの独立・起業のススメ – リスクヘッジと高い柔軟性が魅力

昨今はフリーランスという働き方も広く認知されるようになってきました。独立・起業を考えているけど、何から始めれば良いのか迷っている方も少なくないのではないでしょうか? そんな方に、ぜひ検討していただきたいのが「副業からの起業」です。なぜそれが良いのか、理由についてお伝えします。 副業のメリットと価値副業から始めるメリットは何と言っても「リスクヘッジ」です。新しいことを始めるとき、誰もが抱く不安の一つが「失敗したらどうしよう」というものですよね。 まずは副業として始めてみる

心の平穏を保ちながらデザイン業界で働く為に意識していること。

デザイン業界と聞くと何となく華やかに感じるかもしれませんが、その裏には厳しい現実が潜んでいることがあります。限られた時間とリソースでクリエイティブな仕事を行い、納期ぎりぎりのプロジェクトが続き、休みなく仕事が来る…。 そんな環境下で、真面目な人ほど仕事に没頭し、仕事と生活のバランスを見失ってしまうこともしばしばです。特にデザイナーは自分の仕事に自己表現を求めることもあるため、その傾向が強いです。 「たかが仕事」の考え方僕もその一人で、締め切りに追われ深夜まで働いた日々があ

一旦完成させるという勇気 – ポートフォリオ作りについて。

「Webポートフォリオはこだわって作りたい」と思いながらも、なかなか着手できていない状態ではありませんか?多くの人が「完璧を追求するあまり行動に移せない」というジレンマに直面しています。 僕の友人にもそんな人がいます。出来上がった瞬間からある意味で資産になるものを、一向に作らないのはとても勿体ないと感じます。では、どうすればいいのでしょうか? 完璧を追求するあまり僕の友人は常々、自分のデザインポートフォリオ(Webサイト)を作りたいと言っていました。その一方で「完璧にした

プロとしての価値を守るためにやめたい「原価を割る仕事」

デザインという仕事を通じて遭遇する様々な問題の中でも、特に気をつけたいのが「原価を割る仕事のリスク」です。この問題は一見美談に思えるかもしれませんが、実際にはプロとして仕事を進めていく上で大きな問題となります。 原価を割る仕事の本質原価を割る仕事について考える時、「なぜこんなに安く提供しているのだろう?」と思うことがありますよね。「クライアントのこだわりに応えたくて」「このプロジェクトに自分の全力を尽くしたいから」というクライアント想いな理由から、自分の作業にかかるコスト以

マルチタスクは苦手だけど、それを自分の強みに。

僕はあることを白状しないといけません。それは、マルチタスクが本当に苦手だということです。ハッキリ言ってしまうと、複数のことを同時に考えて、それを同時に遂行する能力は僕にはまるでありません。よく言われるような「器用な人」の定義からは程遠い存在です。 大混乱のアルバイト時代さかのぼること高校時代、回転寿司店でのアルバイト。僕は常にパニック状態でした。仕事が次から次へと増える職場でしたが、それを頭の中で処理するのがかなり苦手(苦痛)でした。対応が遅れると、どんどんタスクが積み重な

「自分で選んだ道なんだから、弱音は禁止」という謎理論。

「自分で選んだ道なんだから、弱音は禁止」というニュアンスの言葉を見聞きすることがあります。もちろん、自分が選んだことには責任を持つべきだという考え方は分かります。 ただ、弱音を吐くことすら許されないというのは、ちょっと疑問が残るところです。 挑戦を躊躇させる言葉僕はこの「弱音は禁止」という言葉が、実は新しい挑戦を躊躇させるのではないかと感じています。もし、弱音を吐くことすら許されないのであれば、僕たちは何か新しいことに挑戦する勇気を失ってしまうことにならないでしょうか。

副業からの独立・起業のススメ – リスクヘッジと高い柔軟性が魅力

昨今はフリーランスという働き方も広く認知されるようになってきました。独立・起業を考えているけど、何から始めれば良いのか迷っている方も少なくないのではないでしょうか?そんな方に、ぜひ検討していただきたいのが「副業からの起業」です。なぜそれが良いのか、理由についてお伝えします。 副業のメリットと価値昨今はフリーランスという働き方も広く認知されるよ副業から始めるメリットは何と言っても「リスクヘッジ」です。新しいことを始めるとき、誰もが抱く不安の一つが「失敗したらどうしよう」という