見出し画像

『サマータイムレンダ』感想 極上ミステリー! ※ネタバレ注意

2022年ベストアニメ

最高。
2022年で圧倒的に面白かったと思う。
本作の魅力を語っていく。

あらすじ

網代慎平は、幼馴染の潮の葬式に出席するため、故郷の島へ帰ってきた。
しかし、潮の死には謎が多いことが分かった慎平は、島で調査をする。
すると、「影」という、島の住人にそっくりの「なにか」と遭遇し…。

本格ミステリーなんだよ

タイムループって、ありがちじゃん。
『STEINS;GATE』、『涼宮ハルヒの憂鬱』、『君の名は。』など、名作は沢山ある。

ここからどうやって新規性を持たせるんすか?

と思ってたんだけど、少なくとも上記作品のどれとも違った。

それは、ミステリーとしての、本格度が違った。

様々な問題が複雑に交差し、見るに耐えないほど絶望的な状況が続く。

そんな中、慎平の頭脳で、困難に争っていく。

魔法だとか、覚醒だとか、そういう要素はないわけではないが、始終慎平側の部が悪い状態が続く。

しかし状況の絶望度と、妙に地に足が着いた慎平の論理性が、緊迫感、臨場感を増し、目が離せなかった。

「ラブ」を欠かさない

緊迫感のあるストーリーにおいて、人間模様は外すことができない。

事件の最中にある人間たちは、通常時より行動的になるし。

『コードギアス 反逆のルルーシュ』シリーズや。『機動戦士ガンダム』シリーズの人間模様とか、大好き。

本作は、ちゃんと「ラブ」をやってくれました。

タイムループものとして、近い作品といえば、『STEINS;GATE』だと思う。『STEINS;GATE』にも「ラブ」はあったが、
個人的には、唐突すぎ他、と感じる。
「ラブ」に割く時間が短すぎるとも感じた。

一方で本作は、序盤から「ラブ」を匂わせ、人物間で複雑に絡み合い、終盤まで僅かながら「どうなるの?」を感じることができた。

ミステリーアクションの鑑賞は、精神的に疲れるので、こういう「ラブ」要素に時間をかけてもらえるのは、箸休めとしてありがたい。

志倉千代丸✖️亜咲花=神OP

まず、本作で大好きなのが2nd OPだ。

本作は、後半でバトルシーンが増える。
その展開にふさわしい、超疾走感ぶち上げジャカジャカ OP!
志倉千代丸節炸裂アニソンに亜咲花の超歌唱力が相まって、
アニメに対する期待感を増幅させてくれる仕上がりとなっていました。

まとめ

ミステリー、ラブ、音楽、ともに素晴らしい作品でした。
全人類におすすめです。



この記事が参加している募集

アニメ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?