感覚について

大きな形の中で、粒が浮かんだり沈んだりしている。
その粒たちのなかで目についたものが、そのときの感覚なのだと思う。

目につく粒は、一つだけの場合もあれば、たくさんある場合もある。
目につくものが有とするなら、目につかないものが無となる。
自分は対象に何を感じて何を感じなかったのか。

粒の組み合わせや目につき方で、感覚はあらゆる彩を呈す。
また、どんな形のなかにあるのか、そのなかにはどれだけの粒があって、そのなかでもどれだけの粒のことを認知しているのか、などによっても彩は変わる。

瞬間瞬間に、自分を構成するモザイクのような彩が環境によって変化していく。
変化する前の自分も後の自分も、そもそも環境にとけているので、環境(だと自分が思っている物事)も変化し、それらは循環していく。

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