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【039】経路充電なら道の駅 スタンプラリーにも挑戦

 電気自動車(EV)で遠出をしたら、充電器探しはワンセット。ホンダeはそれほど航続距離が長くないので、途中で充電ストップが必要になることが多い。移動の途中に充電することを「経路充電」と呼ぶ。別にどこでもいいのだが、複数の候補がある時は「道の駅」や「ショッピングモール」を選びがちだ。

 今年の記録を確かめてみると、地元以外で充電したのは42回。一番多いのは高速道路のSA・PA(サービスエリア・パーキングエリア)で15回。新潟、長野、岐阜などへの取材や旅行があって多くなっている。その次が道の駅とショッピングモールで7回ずつ。やっぱり好きらしい。残りは自動車販売店や市役所などの公共施設。

 とくに道の駅は、地域色が出ているのがいい。郷土史の紹介コーナーや周辺マップなどはついつい眺めてしまうし、トイレを済ませて、コーヒーを飲んで、特産品やお土産のコーナーをのぞいたりしていたら、1回30分の充電時間なんてあっという間だ。


こちらはありがたい充電無料

 先日、埼玉県川口市の「道の駅川口・あんぎょう」に立ち寄った。植木や園芸の町だそうで、緑化センターというのが併設されている。どんな施設か楽しみにしていたが、あいにく休業日。仕方なくトイレだけ借りたが、施設の入口にスタンプ台が置いてあるのに気づいた。

 「関東『道の駅』スタンプラリー」というのをやっている。休みにも関わらず「スタンプブックは管理事務所で発売中」と張り紙でアピール。気になって購入してみた。

 スタンプがある関東の道の駅は180カ所。そんなにたくさん!と驚いたが、ネットで調べてみると、コンプリートする人が続出しているらしい。全国の道の駅は9ブロックに分かれているのだが、なんと「全国制覇」を達成した猛者が表彰されていたりもする。

 私は気長にぼちぼち……と思ったが、なんと翌週には東京を制覇してしまった。いや、たまたま仕事先が八王子で、東京には道の駅が「八王子滝山」のひとつしかないんだけど。

 スタンプ集め、なかなか楽しい。道の駅、これからは「経路」ではなくて「目的地」になってしまうかも。

(夕刊フジ/2022.6.9)

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