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エージェントが惚れる!?1ヶ月で完成するエージェント・マネジメント

こんにちは!株式会社アスナロの髙木智史(タカキ サトシ)です!
〈CLUTCH HR Picks〉のお時間がやってまいりました!!楽しみにしてくれる人が一人でも増えると、この上ない喜びです!

さて、今回は新卒エージェントについて書いていこうと思います。
中途採用における人材紹介はもはや鉄板ですが、今や新卒採用の領域においても常識化したサービスになってきました。今や、3~4社に1社は新卒紹介サービスを利用しております。

人材紹介サービスのメリット、デメリットは周知の通りですが、こちらのテーマに関してはエージェントをうまく活用するために準備するべきことやエージェントのマネジメントについて記載をしていきたいと思います。


特にwithコロナの時代では、あらゆる弊害が採用活動において生じているかと思いますが、だからこそエージェントのマネジメントは非常に大切であると考えられます。

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画像は2020年6月時点でマイナビが全国の2,886社に対して行った「2021年卒企業新卒採用活動調査」において「現在の問題点と最大の問題点」を調査したものです。
これを見ると、母集団は勿論のこと、学生との接点をどのように作るのか、企業認知、マンパワーといった問題が結果として上がってきています。

これらの事実を考慮した時に、エージェントをうまく使い、且つ自社の『第二の新卒採用担当者』として機能させることこそ問題点を解決するための近道であるのではないかと考えられます。
そもそも、人材紹介先企業と契約が完了すれば、自動的に学生の母集団が担保されるということはないため、エージェントに対しても働きかけることは極めて重要です。

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各企業、キャリアアドバイザーからの声を拾い上げてみると、紹介先企業の採用担当者の「自社理解が深い」ことや「ターゲットが具体化」されている企業は紹介しやすいようです。また、そのほか「採用担当者の熱意」などの声もあり、総じて企業が「採用活動にどれだけ向き合っているのか」という点が、エージェント企業を第二の採用担当者として機能させる重要なポイントであると考えられます。

このような現場の声に加え、考察を交えていくと

①自社の魅力因子の整理
②ペルソナ具体化
③エージェント・マネジメント

という3点がエージェント企業を機能させるためのアクションとなります。


①魅力因子の整理

自社の魅力、競合他社の魅力を徹底的に洗い出し、自社が勝ち得るポイントを探していきます。
整理することで、自社内で魅力と思っていることが比較すると魅力にならなかったり、自社内で魅力魅力でなかったものが比較すると魅力になり得るものを探し、自社内の価値ポイントを設計していきます。

こちらの表を用いて是非、整理を行ってください。

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SNSでの発信が当然となってきた昨今では「何を伝えるのか」はかなり重要になってきました。
「変えることが困難」な要素は中長期的に、且つ経営層を交えながら取り組んでいかねばなりません。
一方で「変えることが容易」とされる要素に関しては自社のチーム内で議論を繰り返し、見せ方及び伝え方をブラッシュアップし共有していくことが大切です。


②ペルソナ具体化

具体的な人物像を設定し、採用に関わる人々の中で定義を統一していきます。
例えば『コミュニケーション能力』が「初対面の相手でも打ち解けられる能力」なのか「じっくりと信頼関係を築いて相手の本音を引き出す能力」なのかでは全くの別物です。
それに合わせ、求職者をビジネスに近い要素から個人的なところまで仕事と生活について事細かに想像していきます。

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自社の要件や環境を含めて洗い出したペルソナを、例えば、上記の項目に沿ってわかりやすく言語化していきます。また、テキストだけではなくビジュアルも加えることで、情報がより具体的になり、イメージが統一されるので自社の採用担当者だけでなく、エージェント側も求める人材に気付きやすくなります。

▼ペルソナ設計に関して


③エージェント・マネジメント

そもそもエージェントの特徴は成功報酬にあり、初期費用がかからないためエージェント側の「何もやらなくても、特にマイナスにはならない」という消極的な姿勢にもつながるケースも考えられます。
これらに対して「意欲向上」「信頼関係構築」という2つの観点からエージェントをマネジメントしていくと効果が高いです。

●意欲向上手法
自社と契約しているエージェント企業に対して、依頼する前段階、初期段階に置いて、その意欲を高めさせる方策になります。
例えば、独占契約を結ぶことや、エージェントの使いわけといった方法が考えられます。

●信頼関係構築手法
人材紹介を依頼した後で、中だるみを起こしたり意欲を損ねることなく成果をあげるために互いの信頼関係を構築していく手法です。
例えば、MTGなどに加えて、日頃からこまめにコミュニケーションをとり、求職者に対するフィードバックや合否の通知は素早く伝えることで信頼関係の構築に繋がっていきます。

より詳細は下記の資料よりご確認いただけますので、是非ご覧いただければと思います。


2020年卒の採用活動もスタートが切られているかと思いますが、エージェント企業を第二の採用担当者として確立させていくのも良い手なのではないでしょうか。

今回もお読みいただきましてありがとうございました!!



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