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本日2021年7月6日で、テンラボは10周年を迎えます。

テンラボを前代表の永山さんが設立したのが、今日からちょうど10年前。
そして私がテンラボに合流してから、7年。

設立してからの3年間を知らない私ですが、いまはすっかりテンラボが自分の大切な居場所になっています。


「地域をフィールドに私に何かできることはないか」
今思うと本当に心配になるくらいぼんやりとした状態で大学を卒業し、自分でマルシェを企画したり、テンラボでのお仕事をいただいたり、出水に行き始めたり。


私がテンラボに入ってからしばらくは、「テンラボってどんなことをしてる会社なの?」と聞かれると、
「鹿児島県内各地をフィールドに地域を盛り上げたい、より良い地域をつくりたいと思って活動する人たちの後方支援、伴走支援がメインです」と答えていました。

とはいえ、リアルな地域で何もチャレンジしていない私が、何を支援できようか、どんな言葉をかけることができるか。
自信がなかったのは正直なところです。

だから個人でマルシェを企画・運営、関係性づくりに取り組んだり。地域の人たちの取組に一緒に現場に入って、同じ空気感を味わったり、課題感を共有したり。
そういう意味では、出水市のなかの商店街というフィールドは、愛を注げる場所になっています。すみとカフェをオープンできたことも本当によかったと心から思っています。

そんななかでもテンラボは、参加者一人ひとりの参画を最大限に引き出し、その場の目的達成に貢献する「ファシリテーション」の考え方や対話の場づくりはどんな現場においても大切にしています。
ファシリテーションはテクニカルな話でもありますが、一番は在り方だと思っています。

私たちが向き合っているのは地域ではない、目の前の人だから。
どんな自分として向き合うか。
心揺さぶられ、そのときはうまく伝えられなかったとしても、そこからどう向き合っていくか。
そんなことを繰り返しているんだよなと思います。

リアルな地域に関わりながら、自分がその時々でできることを考えていくのですが、自分自身のライフステージで、関心があるテーマも変化していきます。
できることも変わっていくし、関わり方も変わっていくでしょう。
だから永遠に向き合うテーマがポコポコ次々に出てくるんだろうなぁと。
深い世界です。関わろうと思えばいつまでも…。言いますよね、泥沼の世界へようこそ、と。(笑)


テンラボとして軸になっている考え方は確かにあります。
でもテンラボもきっとこれからどんどん変化し続けていくんだろうと思います。
その変化を楽しむにはきっと一人では難しくて、共有できる仲間がいて、協力してくれる仲間がいて。
そのためにテンラボがあるんだよなと、改めて思えるような。
そんな居場所をみんなで作っていけたらいいなと思う、本日10周年です。


いつも大変お世話になっている皆様。テンラボを仲間に入れていただき、一緒に成長する機会をいただき、本当にありがとうございます。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。


2021年7月6日
一般社団法人鹿児島天文館総合研究所Ten-Lab
理事長 伊達あすみ


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