【レースレポート あつし】川崎マリンエンデューロ2時間ソロ 午前 53位
これは2021年6月13日に行われたASMIC史上最多人数の8人でエントリーをした2時間エンデューロの記録である。
■ 前日 昼
前日は休みということで朝から千葉のチーム練習を行った。いつも通り手賀沼を走り終了した。その後妻とランチにいくことになった。もちろんカーボローディングを意識したメニューをチョイスしなければならない。ゲン担ぎもあり近所の優勝軒を選んだ。以前より気になっていた店だ。入ると券売機があり色々なメニューが存在する。私はふじ麺(二郎系)を迷わずチョイス。妻はつけ麺にした
■ 着丼
着丼してすぐに思った。「思っていたより多い・・・」
ただ本家三田の二郎を制覇している自分ならいけないことはないだろうと思い麵をすする・・・
しかし麺がすすれない。麺が非常に硬いのだ。二郎は本家も硬めの麺だがこれはそれをはるかに超える硬さだった。
「俺の胃じゃ消化しきれない・・・」
味もいまいちで卓上トッピングのニンニクを入れる手がとまらない。
なんとか時間をかけて食べきることが出来た。
これが翌日大惨事を引き起こすことになるとは・・・・
■ 前日 夜
「痛い」
腹痛で繰り返し起きてしまう。やはり消化しきれなかったようだ。ニンニクも相まって私の腸内細菌は皆殺しになっていることだろう。結局夜中は3‐4回起きてしまった。
■ 前日 朝
予定の7時到着を目指して起床した。朝ごはんはパンをチョイス。昨日の夜に失ったカーボンを取り戻すためにダブルソフト(食パン)を二枚食べた。これが決め手となってしまう。
到着後メンバーと合流。軽く談笑をしていたらすぐに試走の時間になっていた。アップ後、列に並ぶとメンバーが複数個所に分かれて並んでしまっていた。隣はエースの船越さん。レース前で緊張感が伝わる。やや後方にはほんなみさんとだいすけさんが世間話をしている。そのさらに後方ににしてつさんとようへいさんが見えた。手を振って前に来ることを勧めるが気が付いてもらえない。むなしい。やしろさんとくさん武藤さんは全く見えない。最初くらい固まってチーム感を出したかったのは私だけだろうか。まあ仕方ない。切り替えていく。その間に作戦を決めることにした。今回はメンバーが多いが最近は一緒に練習していないのでどのくらいの走力か全く分からない。やしろさんは下総で走力が近いことが分かっているのでマークしていく。加えてここではトップスピードが50㎞/hまで行くこともある。正直その域では2時間持たないので40km/hくらいで走れる集団に乗る。その二つの作戦でいくことにした。
■ レーススタート
ローリングスタート。全体的にスピードが速い。ポジション争いが始まる。だいすけさんに抜かされる。その後グリーンフラッグが振られてからはあまり覚えていない。第一集団の後方にいたが前の選手がヘアピンあけで千切られおいて行かれてしまった。走り去るだいすけさんの背中が見えた。
その後は第2?第3の集団を形成。いつもの通り前から5番手に陣取りローテーションして降りてきた選手がいたら少しの隙間と少しの疲れた顔を見せて前に入ってもらう。永久に私は5番から動かない。かなりずるいが仕方ない。これがエンデューロなのだ。その後歩道を歩くほんなみさんやヘアピンで吹っ飛ぶようへいさんを見送りながらペースは維持して走行していく。第一集団から千切れた船越さんを回収したがローテーションしている間に見失ってしまった。途中で合流したとくさん・だいすけさんも居なくなってしまった。これはチームTOPも狙えるんじゃないかと思っていた瞬間もあった。しかしそれは儚い夢だった。
1時間くらいしたところで急に集中力が切れてしまった。理由は単純に足の売り切れだろう。その後腰の痛みが始まった。こうなってしまうと私の豆腐メンタルは立ち直れない。「仕事に支障だしたくないな・・・」などと現実逃避が始まってしまった。
■ レース終了
メンタルがやられた瞬間に腹痛に襲われた。こうなってしまったらもうやる気はない。早く終わらないかなと考えてしまう。残り時間は30分以上あったが腹痛はどんどんひどくなる一方だった。次の集会でピットインしようと決めて最後の周回を回っていた。前の周回から徐々に上げてきた武藤さんが急に横から飛び出してきた。「足売り切れたんですか?(笑)」彼のほくそ笑んだ顔を一生忘れない。そしてそのままピットインしトイレで2時間のゴールを迎えた。
■ 反省
ラーメンは置いといて走り方は問題なかったと思う。川崎では大きな集団がいくつも形成されるわけではない。10人程度の中規模の集団に乗らなくては順位が上がっていかない。ある程度の賭けに出て速い集団に乗った結果脚が売り切れてしまったのは仕方ないと思う。
悔しい結果ではあったがさらに練習を頑張ろうと思えた大会だった。
武藤さんを見返すぞ。