Aqoursとの思い出

Aqours。
そのグループの存在は、私の生き方の根幹を大きく変えました。

このツイートは、「ついにスクフェスにAqoursの要素が来てしまった」という意味です。

そう。今でこそほぼ全シリーズを追っている私は、初めはいわゆる「原理主義」でした。


僕がラブライブを知ったのは、μ’sの劇場版が公開される前。そのときAqoursはまだいませんでした。

μ’sがファイナルライブを公表したときのことを覚えている方は、一体どのくらい残っているのでしょうか。あのときは本当にファンの争いがひどかった。

たしか、ちょうどAqoursが「恋になりたいAQUARIUM」を公表したぐらいのころ。Aqoursは始まったばかりときでした。

不幸なことに、μ’sとAqoursは綺麗に入れ替わるようなスケジュールとなり、「μ’sはAqoursに座を奪われた」と叫ぶ者が現れました。これが原理主義です。

そして、私もそれと同じでした。今考えると愚かなことです。


時は過ぎ、私はなんだかんだAqoursのCDを聞いていました。

μ’sがいなくなったことで私は大きな趣味をなくし、かといってラブライブから離れる気も起きず、結局Aqoursの情報を亡霊のように追いかけていたのです。

アニメ1期が告知されました。惰性で、1話を視聴しました。

これがめちゃくちゃ面白かった。

これ1話の話です。こんなきれいな手のひら返しあります?

こうしてラブライブ!サンシャイン!!というコンテンツにハマっていきます。

このときの私はもともと声優自体には興味を持っていませんでした。しかし、Aqours 1st LoveLive! への参加をきっかけに、徐々に興味を持ち始めました。

ある時、君ここのリリイベの映像を見ました。

伊波杏樹さんが泣いていました。

みなさんなら知ってるかもしれませんが、伊波杏樹さんが泣くというのは相当なことです。メンバーが感極まるところで笑顔でフォローをいれるのが通常運転の人です。

お披露目が出来て嬉しかったとともに、受け入れてもらえるか不安な部分もあったのだろう。
そして私は、この涙の負の部分に、加担してしまっていたんだ。

私は物に触れず即時に否定することの罪深さを思い知ることになりました。

私が虹・Liella!・蓮をすべて追うことが出来ているのは、このことに起因しています。

私はずっと、Aqoursを否定してしまった罪悪感とともにサンシャインを追い続けていました。

2nd、3rd、4th、5th……すべて参加しました。
ようちか推しになりました。
スクフェス感謝祭も行きました。
ファンミもLVで参加しました。
始めて沼津に旅行しました。
僕の大学時代は、Aqoursとともにありました。
それでも、罪悪感は拭いきれずにいました。

ラブライブフェス後の生放送で、「μ’sが好きすぎてAqoursが追えなかった。でも今はスタートが遅れたことを後悔してる。」という趣旨のお便りが読まれました。

伊波杏樹さんは「そういう意見もあっていいと思う。ラブライブって十人十色なものだし。」という趣旨の意見を述べました。

このとき、ようやく自分は罪悪感を捨て去ることが出来ました。
罪悪感を抱きながら追い続けるのも失礼だなと思ったからです。
このときようやく私は純粋な気持ちで、Aqoursを追いかけることが出来たのだと思います。

コロナ禍に入っても、ユニットライブなど全部行きました。
6thの東京ドームも行きました。
異次元フェス、ユニット甲子園。久々な新鮮な気持ちで楽しみました。

そんなAqoursが、ついにFinaleを発表しました。

正直、最近の展開を考えたうえで、生放送のタイトルがふざけておらず、9人揃っているという時点である程度覚悟していました。

どちらかというと、「……そっか。わかった。」という気持ちでした。

あれから、こんなに時間が経ったんだな。
9周年ですって。びっくりだね。
中に空白はあるけど、私はラブライブを10年近く追っていることになります。

チケットが落選しない限り、有給などとって絶対に行きます。
そして、とりあえずの一区切りの「お疲れ様、ありがとう」を伝えたいです。

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