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君の名前で僕を呼んで


こんにちは。相変わらず通勤時間に読書をし、家ではNetflixを観るという生活を送っています。仕事が忙しいので、現実逃避をしたいからなんだと。でも定時で帰る。

君の名前で僕を呼んで アンドレ・アシマン

映画が気になっていたものの、結局観なかったので本で読むことに。原作が洋書だと翻訳がどれがいいんだろ〜てなります。マーロウシリーズは全て村上春樹訳で揃えました。今回は表紙で決めました。映画でエリオを演じていたティモシーシャラメは本当に美しいですよね。かっこいいじゃなくて美しい。

あらすじとしては、17歳のエリオは大学教授の父をもち、夏の間は別荘で過ごす。その別荘には毎年下宿(というのか、院生やらなんやら)が来る。ある年にやってきた24歳のオリヴァー。最初は嫌悪するものの、段々と惹かれていくエリオ。イタリアのひと夏のお話。

エリオもオリヴァーも男性です。小説はエリオの目線で書かれていて、2人ともかなり賢いので会話や考え方が学問的というか、ちょっと難しかったです。(この本にもダンテの神曲が出てきて、ますます読みたい!)

同性愛といえばそうなんだけど、それだけで片付けられない要素が多すぎる。ネットでこの作品について調べると、年代やあれこれがメタファーみたいになってるんですね。それを知ると、より単なる恋愛小説ではないなあという気持ちに。とても文学的というか…

小説では映画の20年後?も描かれています。続編も出ていて取り寄せ中。

ところで、タイトルは劇中のセリフでもあるんですが凄く好きなんですよね。自分の名前を呼ぶことで相手を呼ぶんです。詩的というか、綺麗。でも自分だったらちょっと恥ずかしい…

結構過激なシーンもありますが、気になる方はぜひ読んでみてください。

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