シェア
1型糖尿病は、自己免疫やその他の原因により膵臓のβ細胞が破壊される病気です。 全世界の糖尿病の5%~10%を占めています。 1型糖尿病は、子どもと若年成人では、最も一般的な糖尿病であり、発症のピークは思春期です。 1型糖尿病の発症率は、世界各国により異なっており、日本では、小児の発症率は、10万人あたり1.5人~2.5人とされています。 日本全体では、1型糖尿病の全年齢の患者数は約 10~14 万人、有病率は約 0.09~0.11% になります。 1型糖尿病のリスク
HbA1cは、過去2~3カ月の平均血糖値を示す、糖尿病の血糖コントロールの指標です。 健康診断で、糖尿病の早期発見のために、血糖値に加えて、HbA1cを同時に測定する場合があります。 検査の結果が、HbA1c 5.6%やHbA1c 5.7%など、HbA1cが正常範囲でも、人によっては、糖尿病の精査を勧められる場合があります。 それは、HbA1cが正常範囲の人でも、時々、糖尿病の人がいるからです。 ご興味のある方は、続きは当院サイトをご覧ください。 糖尿病内科 アスク
ヒトの空腹時の血糖値は、70mg~99mg/dlの間にコントロールされています。 血糖値が、70mg/dlを下回ると、低血糖の症状として、さまざまな自覚症状が出現します。 良く認められる症状としては、発汗、動悸、震え、不安、目のかすみなどが挙げられます。 血糖値が極端に低下すると、錯乱したり、意識障害をきたすこともあります。 低血糖症の最も多い原因は、糖尿病と関連するものですが、糖尿病と関係しない低血糖症もあります。 今回は、糖尿病以外が原因となる低血糖について解説
低血糖は、血糖値(ブドウ糖・グルコース)が非常に低くなった状態です。 低血糖は、糖尿病の治療に伴って生じる事が多いのですが、糖尿病ではない方でも、様々な原因で低血糖をきたすことがあります。 低血糖そのものは、病気ではなく、発熱・疼痛と同じように症状です。 血糖値が70mg/dl以下に低下すると、ほとんどの人で低血糖の症状を認めます。 代表的な症状としては、動悸、発汗、振戦などの自覚症状が出現します。 血糖値が50mg/dlを下回ると、錯乱などの中枢神経症状を生じ、意
糖尿病の患者さんが、糖尿病以外の風邪・胃腸炎などの急性疾患にかかったときを、「シックデイ」と呼びます。 シックデイでは、食事や水分が取れなくなり、低血糖や脱水症になるリスクが高まったり、逆に血糖を上げるホルモンが分泌されて、血糖が高くなるなど、血糖コントロールが不安定になります。 シックデイで最も怖いのは、脱水症と低血糖です。 シックデイには、食欲がない時でも、水分を補給して、脱水を防ぎ、消化の良いものを摂取しましょう。 また、食事が食べれない時には、一部の糖尿病の内
糖尿病の約2割弱の人に、慢性的な下痢が合併します。 糖尿病性下痢の特徴は、発熱や腹痛はなく、下痢が正常便や便秘と交互に生じるなど、断続的に症状が出現する点です。 糖尿病性下痢の原因は、多くは消化管の自律神経障害によるものと考えられていますが、原因は明らかになっていません。 糖尿病性下痢の治療は、一般的に、ロペラミドなどの下痢止めが用いられますが、原因によっては、抗生剤や、膵酵素の補充などを使用する場合があります。 下痢が続く際には、糖尿病以外の原因により、下痢をきたし
糖尿病は、初期にはほとんど自覚症状を認めない病気です。 しかし、糖尿病を長年放置すると、身体全身のいたる所に重篤な合併症をきたします。 そのため、健康診断で早期発見に努めています。 糖尿病の自覚症状は、かなり悪く(=血糖値が非常に高く)ならないと、認めないことが一般的です。 糖尿病の自覚症状には、次のようなものがあります。 尿の回数が多い。 のどが渇く。 ダイエットしていないのに痩せてきた。 いつも空腹感がある。 疲れやすい。 目がかすむ。 手足がしびれる。 肌が乾