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アボカドと決意 PC1005

何か新しいことを始める決心することは、時にアボカドの食べ時を見極めるのと同じくらい難しい。
何が言いたいかというと、どちらもタイミングが大事ってことだ。

スーパーの野菜売り場。真緑ではなくて、すこし赤黒さを増したちょっとでも食べごろに近いアボカドを選ぶ。
一番柔らかいものを選んだとしても、家に帰って冷静になるとまだ食べるには固すぎる。
ああ、今夜食べたい気分だったのに!

泣く泣くその日は諦める。

そして数日後、外から触ってみて「うん、これこれ」っていう柔らかさ。
包丁がなめらかに皮に沈んでいく。
種に当たるまでゆっくり、360度の切れ目をいれて、そしてくるっと回して一周する。
きれいに取れた時の気持ちよさ!そう、この瞬間が好きなのよ。


・・・いつもこうなる訳ではない。

ある時は、まだ固いからと寝かせておいたのに、切ってみると手遅れ。
ぐじょぐじょになってしまったアボカドを見て なんで昨日にしなかったのかと自分を責める。

別の時は、これはつい先週のことなのだけど、ぐじょぐじょ事件の反省と、早く食べたいという欲に負けて入刀。
固すぎて上手く切れず、切り口にラップをかけて2晩微妙な待ち時間を過ごす羽目になった。本当に難しい。

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新しく何かに挑戦するときのタイミングも似てるんじゃないかと思う。
早すぎても遅すぎてもダメ。それぞれに食べごろ、つまり挑戦しごろがある。

私は常に何かに挑戦していたいタイプで、
挑戦が足りなくなってくると無意識のうちに「もやもやモード」に突入する。
もやもやの原因を、何が自分に足りていないのかを、気づかぬ間に自問自答する。
大抵の場合、夜中眠りに落ちる前のことが多いのだが、答えがストンと降ってくる。
そして、決心すると即行動!これを繰り返していた。

これまでの挑戦は留学や習い事、アルバイト、ボランティア、旅行など、楽しいことばかりだったのだが、仕事に対しては妙に身構えてしまって挑戦から遠のいてしまっていた。

私らしくないとちょっと心配になっていたが、やっと長きもやもやモードから脱出した。
ー社内プロジェクトへの参画。

本業のプロジェクトは 最初は本当に大変で、自分にこの仕事が向いているのかを問い続ける日々だった。帰りの電車では転職サイトを物色。心が躍らない日々だった。

参画から2年目を迎えると、要領を掴んで少しずつ成果を出せるようになってきた。正直ちょっと楽しくなってきていた。
そんなとき、学生時代から興味のあるテーマの若手プロジェクトの発足を知ったのである。ストン。

ああ、去年の1年はアボカドを熟成させていたんだなぁ。
常に早く早く挑戦するのがよいと思い続けていたけれど、挑戦にもタイミングがあるんだと思った。

逆も然りなので気付いたら手遅れだった!ってことだけには気を付けよう。
今回は夜中に描きたくなったアボカドの絵を。

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皮のラインは一番最後に描いたんだけど、実にするぴたっとくっついて、

皮をむくときのことを想像できて快感でした(笑)

PC1005:Limepeel
PC1084:Ginger Root

#カリスマカラー #プリズマカラー #いろいろLife  

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