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競馬写真で気を付けていること。

Askaです。
今日も備忘録的なノリでタイトルの通り書いていきます。

気を付けていること - 写真を撮るまで

1.立ち振る舞い

カメラマンというだけで敵視されることがある。シンプルに邪魔だと。別にルールを破っているわけではないが、だからといって傲慢であってはいけない。ゴミは率先して拾う、道は譲る、表彰式は拍手をする。それでも何かしてしまったらすぐ謝る。我儘であってはいけない。

パドックでおびえる馬に向けてレンズを思い切り向けない。遠くにいる時から構えておくか、できる限り遠くにいる時に撮る。そのために一週目で馬の様子を見極める。

2.何を撮るか / どこで撮るか / 誰が見るか

大前提raw。しっかりと撮るものを決める。パドックか、ゴール前か、どの馬か、騎手か。最悪自分が撮らなくてもだれかが撮ってくれる。明確に撮るものを決めて、それにあった機材と設定を考える。競馬写真の場合、ある程度撮りたいものはルーチン化していくので、機材は定まってくる。

自分は、自分の好きな馬 > 今フォロワーにいるヤマニン倶楽部さん、菅原明良推しの方々、横山武史推しの方々、一口出資者の方々、牧場、厩舎、生産者の方々という、物凄い目先の人のニーズを満たすためだけに写真を撮っている。明確に見せたい人をイメージする。

そして、その撮るモノにピントを合わせる努力をする。

この考え方の参考にした動画

3.副題

媒体やJRA公式のカメラマンと違い、我々は外から撮る。馬場内だとラチ下から空を背景に馬を綺麗に撮り、主題を明確にできるが、外からの撮影だと副題が付きまとう。逆に副題をどう生かして主題を映えさせることができるか考えて撮る。自分はまだ初心者なので、できる限り沢山悩む。意識する。どんなアイテムが潜んでいるか考える。

4.設定を必ずいじる / 意識する

自分はゲームの説明書を読まないタイプ。カメラの説明書はなおさら。読んでもわからないので、実際にボディをおもちゃだと思っていじりながら設定を変えていく。少しずつ理解度を深めていく。

気を付けていること - 写真を撮ってから

1.写真の保存

迷わずAmazon PhotosにGO

2.撮った写真を加工する

撮った写真を誰に届けるか意識しながら切り抜く。
切り抜く際、主題と副題を必ず意識する。

お気に入りのプリセットをいくつか用意し、その日の天候に合わせて利用する。(余談:ちなみにDayaneはうちの猫の名前で猫専用のプリセット。)

ゴリゴリの加工が好きだけど、やり過ぎはしないよう最近は引き算を意識している。

3.TwitterにUpする時、馬のことを調べる。

TwitterにUpする時、馬やその関係者の事を調べる。

普通は逆に調べてから競馬を見ろよ!と思うかもしれないが、カメラも抱き合わせで趣味になっている自分にとっては加工とセットでその日走った馬を調べる。あと、競馬が終わった当日はTwitterにその馬や走った馬の感想が並んでいるので調べるのに最適。

調べた結果、ちゃんと自分の言葉に落とし込めたらTwitterにUpする際その言葉を並べる。そうすると、次その馬たちに合った時の解像度が増す。

4.リスペクト

人の写真を敬う。技術や機材関係なく、写真にはその人が撮りたかった情報が付きまとう。何を撮りたくてレンズを向けたのか意識すると、勝手にその人の写真が好きになる。どこで撮ったのか考える。なぜそのコメントを付けたのか考える。楽しくなる。そうすると自然とリスペクトできる。


余談

主題と副題の話

馬とラチ

よくある横アングル。
視線誘導はこうしたい(逆方向でもいい)がなんか重たい。
ラチがリーディングラインの役割を果たし、邪魔になっている。
思い切って16:9に。こうなるとボケ感を広げて被写体を強調した方が良いので、
もっと背景を広く撮ればよかったなぁと思う。このアングルが抜群にうまいのがはまやんさん。
※勝手に紹介してすいません※
自分が一番好きな構図。ラチがリーディングラインとして機能し、
そこに被さった被写体が強調される。
失敗作例。
ラチの大半を馬体が占めるため、主題が映えない。
成功作例。
ラインに対して並行に近い材料が多く、馬体が引き締まる。


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