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貴方にとっての「焼いてるふたり」

「焼いてるふたり」とは?

こんにちは。Askaです。
みなさん、「焼いてるふたり」という漫画をご存知ですか?

▼焼いてるふたり
https://morning.kodansha.co.jp/c/yaiterufutari/
公式Twitter : https://twitter.com/yaiteru_two

最近では「ストーカーズ」や「絶対零度アイドル」など、可愛らしい絵柄と対を成す世界観や物語で、その特徴を持つ作品を描かれるハナツカシオリ先生が、「男子高校生は今日もお腹がすいている」の題材である料理に立ち戻りつつ、大人の現代における恋愛要素をがっちゃんこしたのがこの「焼いてるふたり」という作品なわけです。

そんな焼いてるふたりがTwitterでこんなキャンペーンを開催していました。

僕は以前、「焼いてるふたりは多角的視点恋愛漫画」という、二人の恋愛は様々な観点からアプローチする楽しみと期待があるというnoteを書いたことがあるのですが、感想を付けてツイートということは、140文字かツイートを連投して感想を書く必要があるということですよね。

わかりました!「それは無理」なので、こうしてnoteにしたためることにしました。当選しようが当選しまいがそれは大事なことではないのです。「焼いてるふたり」の感想を余すことなく書く、それが僕のミッションなのです。

「焼いてるふたり」は何が面白いのか

御託は抜きでシンプルに行きましょう。結論はこれです。
「千尋さんがめちゃくちゃ美人」ということです。
誰しも最初のフックはここに感じるでしょう。

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はい出ました!美女!!ヒュー!最高!!
僕ならまず出会い系アプリ使ってこんな美女出てきたら
「おっと……怪しい壺を買わされてしまうかな……?」と心配になります。

もう少し踏み込んで言うと、こんな美女がこ~~~~んな冴えない男(画像左)健太を好きになるわけねぇだろ!!オイオイ!!どうなってんだ!と、インターネット弁慶輩感を隠しきれず問い詰めたいわけですが、まぁ最新話で千尋さんがなぜ結婚に踏み切ったのかわかる背景とかも語られているわけで安心してください。

……クソッ!!すいません、悔しくてつい。

そんな美女との食事に、なんと焼肉という選択をしてしまう健太なわけですが、あれよあれよとそこで二人の距離はグッと近づくわけです。

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焼き肉を食べての千尋さんの一言。
何を言われたのかはぜひ1話を読んでお確かめください……

ここまでの内容を整理すると「千尋さんが美人で健太がさえない奴」というただそれだけという内容になってしまうんですが、当然そうではありません。僕はこの作品を説明するときによく「多角的視点恋愛漫画」という造語を使います。

多角的視点恋愛漫画ってどういうこと?

今恋人がいる人、いない人、結婚してる人、アウトドアが好きな人で、それぞれの視点で楽しむことができる漫画だな、と言うことです。

世の中にはそうした漫画って結構あると思うんですが、焼いてるふたりが持つその要素についてちょっと考えてみましょう!

所謂、一般的な恋愛漫画というのは二人の距離が近づくドキドキ感や離れるハラハラ感と、二人の心や体の距離がだんだんと近づいていく様を「キャ~!」と楽しむわけですよね。なんだろう言葉で説明するとすごくエッチだな……。

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転勤をきっかけにもう会えなくなることに悩む健太。
まさに恋愛……いいぞ……こういうのだ……

そういう恋愛要素って、ある一定の年齢を過ぎたりすると読者のターゲットからは外れるわけですよ。急に生臭い話になっちゃいますけど。結婚してたりある程度恋愛を重ねると、漫画のそうした表現って全部夢物語というか、「漫画の世界」での出来事にしか思えないんですよね。まぁ僕は大人になって結婚しててもそういうの好きですけど……。

ただ、この「焼いてるふたり」の二人は、1話で結婚。恋愛という過程をすっ飛ばして夫婦になっているわけです。特に健太に至っては恋愛のスキルも浅く、年相応の恋愛というよりは「初めて彼女ができました~!やった~~!!」って浮かれてる男子高校生の心理に近い訳ですよ。なんだそれ。

なので、普通の恋愛漫画が持つ「恋愛のワクワクドキドキ感」は併せ持ちつつも、ある程度の恋愛経験を持った人であれば抱くであろう、いきなり結婚しちゃった二人の恋愛の「ハラハラ感。」もあるわけです。ある程度恋愛の経験がある人ほど、このハラハラは増していくわけです。

そしてさらに、僕は既婚者なわけですが、実際夫婦生活というのはこんな漫画みたいに全てが全て理想的に楽しく進むわけではないんですよ。急に悲しい現実を突き詰めてしまって申し訳ないのですが。

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二人が結婚を決めたであろうシーン。
幸せだけど、普通に考えて沢山の不安がある。
そうしたモヤモヤは、既婚者だからこそ感じるモヤモヤでもある。

でも、冷静に考えてみて二人でちょっと出かけたり、外で食事したり、手軽なアウトドアに出かけたりといった事は実はそんなに難しいことではないんですよね。そうした日常をちょっと幸せにするエッセンスを、健太は自身の焼肉やアウトドアスキルを活用して、千尋さんを楽しませようと努力するわけです。

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新居の庭でさっそくBBQ。
健太のそういうとこ、俺は好きだぞ!

なので、既婚者である僕からしても二人の恋愛にドキドキしたり、ハラハラしたり、健太の行動力に時折感心したり、失望したりして楽しめるということで、どの立場からでもこの二人の結婚生活を見守ることができるわけです。それってとっても多角的ですよね、という話でした。


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これはただの好きなシーン。
全人類に自慢したくなるよな。わかる。

きっと見つかる「貴方にとっての焼いてるふたり」


はい、タイトル回収です。

シンプルに言えば恋愛漫画なんですが、読者それぞれの立場によって受け取り方や二人の恋愛に対する見方は変わると思います。また、冒頭でもあるように二人はマッチングアプリで出会うわけですから、そうした新しい時代性みたいなところにもそれぞれの視野が存在するんじゃないかなと思ってます。

ただ、そんな読者の中に共有してあるのは、恐らく「二人の幸せが続く事」

お付き合いの過程をすっとばした二人だからこそ見えている事と、沢山の見えてないことをどう乗り越えていくのかに今後もドキドキハラハラしながら、一緒に「焼いてるふたり」を楽しみませんか?

以上、これが僕の #焼いてるふたり感想 でした。

余談

大事なことを書くのを忘れてたんですが「焼いてるふたり」の公式Twitter。
恐らく運用は担当編集さんだとは思うんですが「焼いてるふたり」の事が好きすぎてなんかもう面白いんですよね。

仲良しか
それは俺たち(読者)のツイートなんよ
いいのかそれは
Twitterに慣れすぎでしょ

公式が一番オタク。それが焼いてるふたり……。

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