やっぱり人生の分岐点は
人を殺したいほど恨んだことがあるかどうか
でしかないと思う。

顔を見るたびに当時の記憶が鮮明に蘇る様に
まだあいつが生きている事
幸せを感じながら生きている事
それがどうしても許せない。
許せないというか
理解ができない。

バイトをした事がない人
親にお金の援助をしてもらっている人
その上で
あいつは甘いだとか
人に指示する資格はあるのか

上に立つべき人は
それ相応の人間力がないと
誰もついてこないし
ついていきたくない
肩書きだけで偉そうな物言いは
仕事だからという理由では片付かない

こんなふうに人を憎んで生きている私が
可哀想だと思われるのと同じで
私も、この人可哀想だなと思う資格はあるはずで

生活に不自由をきたさないくらいの
お金のある家庭に生まれて
親戚と仲良く愛のある幼少期を送り
学生時代はアルバイトをせずとも
部活動に励み
そのまま進学。
この人生を私は可哀想だと思う。

こういう人生を送った人間に興味も好意も抱いた事がないから。
中身のない経験のない
上部の優しさで、苦しさの上澄みを
大ごとに表現し
人に支えられて生きてきたのだろうなと思うから。だいたい想像がつくから。

想像のつかない事を経験して乗り越えた人間にしか
分からない事もある。
どうしても幸せを許せない。

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