β-132 ろんさむしーずん

楽曲を軸にさまざま書いていくシリーズ、第8回は「ロンサム・シーズン」です。

元々は、竹内まりやさんが岡田有希子さんに提供した楽曲ですね。

その後、まりやさんもセルフカバーされて現在に至りますが。

どちらのバージョンもそれぞれいろんなものを感じてしまうほどになってしまいますが。。

あと、自身も失恋した時にこの楽曲を思い出してしまい、繰り返して聴くくらいに身に沁みてしまって、回復が遅れてしまったというあんまり思い出したくない思い出もありまして・・・。

でも、自身の一生を語るうえで、「ロンサム・シーズン」という補足がないと説明しえぬことも意外とあるので、ちゃんと向き合って、前に進んでいこうかなという気持ちで書き込んでみたいと思います。

岡田有希子さんのバージョンは、1985年にリリースされた「十月の人魚」、竹内まりやさんのバージョンは、1992年のアルバム「Quiet Life」にそれぞれ収録されています。

いろいろ、背景なども知ってしまうとなんだか歯がゆい思いを感じざるを得ないので、それを説明する前にまずは歌詞から参ります。

「それはいつもはしゃぎ過ぎた季節の後にやってくる」から始まり、直感で、「あっ、失ってしまったんだな」と察してしまう感情をどうにかしてほしいと考えつつ。

頬と頬を寄せ、歩いた砂浜、足跡を消す白い波も、いまとなっては、ただの想い出。

わかってはいるんだけど、いまでも私の心にはしっかりと残って、こびりついて離れない。

あの小さな嘘が、まさかお互いを隔てさせる引き金になるとはね・・・。

秘密を追い求めて、いろいろと知って、でも知りすぎると意外と感じる距離、そしてそれは次第に遠くなっていくようになって、、

くちづけを交わすこともなく、もう二度と会えない関係になってしまったし、いまさら取り戻せるものでもない。

だけど、いまでも切なさを感じて涙を人知れず流してしまうし、いまでも好きな気持ちというのは変わらない。

こんなことになったのは、あなたのせいなの。

でも、いまでもあなたを愛しているから。

歌詞に基づくと、大体このような流れになっていますかね。

ひとこと言うと、

失恋した際に聴く音楽ではない、何故なら、深く抉ってくるから。

通常の状態で聴くのなら、そんなに支障をきたさない。

けれど、失恋直後にリピートしてしまうと、いけない。

私の体験に基づくと。

もっと言うと、有希子さんのバージョンはまだ躱せる部分もあるけれど、まりやさんの場合はかなりえげつなく襲ってくる。

それくらい引き付けられてしまいました。

でも今となっては、有希子さんの背景を考えると、有希子さんのバージョンも切ない。

有希子さん、18歳でこの楽曲を唄ったんだよな・・・、けっこうこれはとんでもないことだとは思うんですよね。

だからこそ、年齢を経て、また味わい深さも加わっていくのかなって考えてはいたんだけど・・・。

でも、当時18歳の有希子さんにとっては、若いとはいっても、稼げるときに稼げるような体制にある業界であるとはいえ、その仕事量はとんでもなく多くて、一息つくような暇もないことは有難いことなんだけど、現場や事務所、下宿先などで感じたり起こったりした出来事や、今後のご自身の方向性や体調などに対して、いろいろと考えたのかもしれない。

とはいえ、下宿先から離れなければそうした行為はしなかったのかもしれない。

遅かれ早かれ、離れなくてはならないのだけど。

今となっては、たらればでいろいろと言えるけど、いまさら何を言ってもという感じで。

でも、その背景を知ってしまうと、こころがとっても苦しくなる。

故に、まりやさんもカヴァーするうえで、きっとただならぬ感情を持ち合わせて捧げながら歌ったのだろうなあと考えるともう・・・。

だから、どちらのバージョンも今となっては、こころにしっかりくるものがあるんですよね。

数々のセルフカヴァーを行ってきたまりやさんでも、有希子さんの楽曲に関する本格的なセルフカヴァーは、昨年9月に「Turntable」に収録された「ファースト・デイト」「恋、はじめまして」「憧れ」になるまでしてこなかったんですよね。。

どうも三十三回忌というのが、ひとつの節目であり、歌詞や曲調などから、年齢的にここで歌わないと乖離が激しくなってしまうというようなことは、各メディアで確認しましたが。

なお、「Quiet Life」の歌詞カードには英語で有希子さんを献辞する文章が表記されており、まりやさんにとって有希子さんがどういった存在なのかを物語ってます。

経緯はどうであれ、33年もの間、セルフカヴァーを積極的に敢行しなかったということは、いろんなことを思い考えていらっしゃったからなのだろうな・・・と。

この楽曲を聴くと、いろんな想いが(´;ω;`)ブワッと思い出してしまうので、この辺で引き揚げようとするあした・の・β<ベータ>でした。




ここまで読んでいただいてありがとうございます(人''▽`) 間髪入れずに言ってみますか・・・ よろしければ!でもまさかね・・・