2024年 フェブラリーS 回顧
混戦のフェブラリーSを制したのは11番人気ペプチドナイルでした。
私の持っている出走表にはペプチドナイルなど記載していなかったのではないかと疑いたくなるくらいノーマークの馬が勝ちました。
ペプチドナイルは重賞を勝ったことがないベテランの6歳馬で、なぜこんな2流馬が勝てたのかとレースを振り返ると幾つかのポイントが見えてきました。
まずは異常なハイペースです。
ハロンラップをご覧ください。
200m 12.0
400m 10.8
600m 11.1
800m 11.7
1000m 12.3
1200m 12.5
1400m 12.4
1600m 12.9
前半で飛ばせるだけ飛ばして1000m57.9というタイムは去年のマイルチャンピオンシップより速いタイムです。
そして後半につれてバタバタになる超消耗戦になりました。
要因は明らかで2番手の馬が決まらなかったという点にあります。
スタート後ドンフランキーの先頭はすんなり決まりましたが、2番手争いがペプチドナイルを含めて4頭おり、どれも譲らず息つく暇もなく3コーナーまで来てしまいました。
ならばなぜそんなハイペースの中心にいたペプチドナイルだけが先行組で唯一残れたのかと言えば、ペプチドナイルはマイル馬ではなく、主戦場が1800〜2000mを得意とする馬がなので他の馬に比べてスタミナがあったという事でしょう。
レースレベルがどうこうという意見もありますが、何はともあれG1馬になれました。
生産牧場の杵臼牧場はあのテイエムオペラオー以来のG1だなんて長かったですね。
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