2023年 阪神大賞典 回顧

 我慢我慢の3000mをジャスティスパレスは我慢して勝利しました。
 2020年のセレクトセールで2億900万円で落札されたジャスティスパレス、ここまでの獲得賞金は1億4,310万円でした。
 阪神大賞典を勝利すると6700万円が加算され、見事獲得勝利は2億1010万円となり元を取れるのか?と、密かに注目しておりましたが、見事元を取れました。
 なかなか2億円以上の取引馬で元を取れた馬は数少ない中、非常に優秀な馬です。
 さて、レースはたまに激走するアフリカンゴールドが作り出した超絶スローペースに、金縛りをかけられた様に動く馬がいない異例の道中となりました。
ラップタイムは
13.0
12.3
13.3
13.3
13.0
12.8
12.5
13.2
12.6
12.2
11.9
11.6
11.4
11.3
11.7
 最初の10ハロンまで12〜13秒台でしたので、2000mまでアフリカンゴールドに金縛りをかけられていたという事になります。
 最後の5ハロンが11秒台という、前半は歩いていたに等しい異例のペースで行わたレースでした。
 ジャスティスは道中ずっとかからずにアフリカンゴールドの後の3番手で我慢を続けました。
 残り1000mから一気にペースが上がります。
 前につけていた馬は脚がたまりにたまっているので、後方グループはついていけず戦線離脱です。
 最後のジャスティスは前が塞がれていて抜け出しい所ですが、ディープボンドに蓋をされています。
 残り200mくらいで、ディープボンドがついていけなくなった所を一気に抜け出してゴールイン。
 よーいどんの瞬発力勝負をものにしましたが、本番の今年の天皇賞・春は京都、この様な特殊なレースになるのは珍しいので対応できるでしょうか?

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