2023年 ファルコンステークス 回顧

 久しぶりに「タマモ」が平地重賞勝利を飾りました。
 やはりどうしてもタマモクロスが頭をかすめてしまいますが、勝ち馬はタマモブラックタイ。
 ブラックタイドじゃないんかい!と、思ってしまう馬名ですが、実際に母父はブラックタイドです。  
 タマモブラックタイドの場合10文字になるので、ドを削ったのは明らかですが、どうしても歯がゆい馬名です。
 マチカネタンホイザは本来マチカネタンホイザーにしたかったみたいですが、文字数制限で一文字削りました。
 その他はカツラノハイセイコが思い出されますが、どちらも最後の伸ばし棒を省略してるので、言わんとする事は分かります。
 今回のタマモブラックタイはドを削るという大なたを振るっており、並々ならぬ思いが伝わります。
 さて血統はかなり興味深いです。
 母方を遡ると、7代母はグランド牧場の基礎繁殖牝馬であるアマノテュードに当たります。
 ここまで国内繁殖牝馬で繋いでる馬も珍しいです。
 そのうち4頭はタマモですので大事にしている牝系なのでしょう。
 牝系は日本の主流であるサンデーや、キンカメが入っているので、薄める為デクラレーションオブウォーを付けたのでしょうか、期待通りに短距離馬に仕上がりました。
 さて、なんだか面白い馬でレースはどうでも良くなって来ましたので、ざっくり振り返りましょう。
 結果的にこの馬の印象としては、安定した戦績が物語ように、しっかりしたスタートを切り、スピードに乗りやすく、騎手の指示をしっかり従う器用な馬でしょう。  
 多頭数のレースに強さを発揮しそうなので、また注目です。
 
 

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