2023年 弥生賞ディープインパクト記念 回顧
未だに弥生賞ディープインパクト記念というネーミングがしっくり来ない筆者はさておき、タスティエーラが重賞初制覇を飾りました。
何と言ってもサトノクラウン産駒の重賞初制覇でもありますね。
初年度産駒から重賞ホースを輩出しましたが、サトノクラウンの期待度からすれば、最低限の結果なのではないでしょうか。
サトノクラウンはサンデーの血がまったく入っておらず、父系もマイナーなので、どの馬にも付けられると日本の馬産地で期待されてる馬です。
好スタートを切ったタスティエーラは、スッと2番手グループの好位置を取ります。
掛かる様子もなく、ここはレースセンスを感じます。
ラップタイムは
12.3
11.2
12.4
12.6
12.5
12.3
12.1
11.6
11.5
11.9
前日のチューリップ賞同様、武豊が生み出したゆったりとしたペースに、後続は身を任せるしかありませんでした。
もし、同じペースで新人が鼻を切っていたとしたら、後続のジョッキーは遅いと判断し、突いていたでしょう。
しかし、武豊が鼻を切ってる時にそんな事をする奴は相当空気を読めない奴でしょう。
皆、独立したプロなのですから空気なんて読まずに勝負を仕掛けてもいいと思います。
しかし、体内時計が正確な武豊の後ろならレースが壊れる事は無いので、皆は黙って付いていくのでしょう。
レースはそのまま進み、タスティエーラは外目の4番手をガッチリとキープして3コーナーを迎えます。
武豊騎乗のゴッドファーザーが案外で、4コーナーからズルズルと後退する中、タスティエーラは持ったままで先頭に並びかけて、最後の直線を迎えますを
松山弘平の合図とと共に、タスティエーラは鋭く抜け出します。
最後の坂も余力たっぷりで駆け上がり、先頭でゴールイン。
競馬センスを感じるタスティエーラはそのまま皐月賞に向かうでしょう。
多頭数でも問題な無さそうなので本番では勝ち負けでしょう。
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