2023年 フェアリーS 回顧

岡田繁幸イズムを受け継ぐミルファームからの刺客キタウイングが杉原騎手の好騎乗もあり、重賞2勝目を飾りました。
 今年の3歳世代は種牡馬ダノンバラードの産駒の活躍が目立ちます。
 日本で種牡馬生活をスタートさせましたが、紆余曲折あり、海外で種牡馬生活を過ごしていたダノンバラードは岡田繁幸により再び見出され、ビッグレッドファームにて買い戻されました。 
 決して肌馬に恵まれていないダノンバラードですが、今年の世代は重賞ウィナーを2頭出しています。
 さて、レースラップタイムは
12.1-10.8-11.6-11.8-11.9-12.0-11.8-12.3
2ハロン目が10.8と一気にペース上がり、前半は激しい先頭争いになりました。
 14番枠に入った勝ち馬は、コーナーの途中がスタートで外枠圧倒的不利の中山1600mで出遅れました。
 これが結果、勝利への鍵の一つになりました。
 3ハロン目から一秒ほどペースダウンしたことにより、かかる馬が多発し、マイペースを崩された馬は結果負けました。
 出遅れ腹をくくった杉原騎手は最後方から2番手を悠々とマイペースでレースを進めます。
 残り800m辺りから杉原騎手は手を動かし、一気に仕掛けますが、なんと取った進路はインコース。
勝つ時は面白い様にコースが開けるもので、途中狭くなる場面もあったが、見事にラチ沿いからの差し切り勝利となりました。
 ダテに重賞ウィナーではありません。
ミルファーム✕杉原✕ダノンバラードと、色々な要素が絡み合った見事な勝利でした!

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